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祖父母からの望んでいないおもちゃのプレゼント、孫を思う気持ちも大切にしながら対応する3つの方法

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

祖父母からのプレゼントについて、望んでいないおもちゃを頂くことが多い、どうしたらいい?と相談を受けることがありました。

少子化ということもあり、子どもは両親とその両親(祖父母)の合わせて6人だけでなく、晩婚化や非婚化の影響もあり、両親の独身の兄弟姉妹つまりおじやおばからもプレゼントをもらう機会も多く

現代の子どもは6つのポケットではなく、10個のポケットを持っていると言われることもあります。

祖父母は孫の喜ぶ顔が見たくて買い与える場合が多いですが、

仕事をする親に代わり子育てをしている祖父母が、どのようにして子どもと過ごしてよいかわからずに、とりあえず量販店に孫と買い物に行き、そのたびにおもちゃやゲームを買い与えているという家庭もあります。

孫にプレゼントを買い与えることは、祖父母の楽しみや幸せでしょう。だから「もうプレゼントを買わないで」と言いたくはありません。

そこで、おもちゃがあふれかえることにつながらず、祖父母に対しても失礼になりにくい方法を3つお伝えします。

①現状を見てもらい、「これだけ」ルールを伝える。

孫におもちゃをどんどん買い与える祖父母の中には、孫の部屋を見たことがない人も多いです。

機会があれば、孫の部屋やおもちゃ置き場などを見せてあげましょう。

そして、モノが増えすぎると子どもが後片づけができなくて大変になることや、収納場所も限られていてこれだけしか持たないようにしているというルールをさりげなく伝えましょう。

②欲しいモノを提案する

積み木、三輪車や自転車なども頻繁に買うこともなく長く愛用できるモノをお願いするのはいかがでしょうか。

子どものことは親が一番わかっているので、好みやハマっているモノを祖父母に伝え、「このキャラクターのおもちゃを喜ぶよ」と教えたり、新製品が出たら買ってもらうようにお願いするのも一つの方法です。

孫のためにプレゼントを買う楽しみは奪っていないので、割と受け入れてくれやすいです。

孫も全く気に入らないおもちゃをもらっても困ります。

子どもの好みを伝えることで、祖父母の買い与えるおもちゃと孫の希望するおもちゃのミスマッチを避けることができます。

③買ったものは孫の家に持ち込まない

祖父母の家に遊びに行くと何か新しいおもちゃを買ってもらい持ち帰ってくることがよくある方は、祖父母が買ってくれたものは祖父母の家に置いておいてそこで遊ぶようにする、というルールを作ってみてはいかがでしょうか。

そのうち増えすぎると、さすがの祖父母もこれは買いすぎだと気づくでしょう。

孫を思う気持ちは、ありがたく受け取りたいけれど

私はこれまで、

相談なく祖父母から好みではないおもちゃをもらい、遊んだのは最初のうちだけで、そのまま対象年齢を過ぎてしまったけど、捨てたり譲ったりするのも申し訳なくずっと家においたままの家庭や、

しまう場所もないのに次々と祖父母からおもちゃが届く家庭を見てきました。

おもちゃが増えすぎると確実に管理が大変になり、その負担を大きく背負うのは、子どもの親です。

子どもの健やかな成長には祖父母、おじやおばの協力は欠かせませんし、誰もが子どもの幸せを願っています。

一方的に断るのではなく、部屋や収納の現状を知ってもらい、好みを知らせ、祖父母の家のみで遊ぶという3つの方法は、

おもちゃを管理する親、そして孫の喜ぶ顔が見たい祖父母の双方の思いを大切にした方法なのではないでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、モノや暮らしを「自分軸で選べる人」を増やすために活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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