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キッチンマットを敷く派?敷かない派? 正解はどっちなのだろう

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

これまで私は、様々な家庭の暮らしを見てきました。100人いれば100通りの暮らし方や生活のこだわりがあります。

例えば、キッチンマット

きれいに敷いている家もあれば、敷いているけれど見事にずれている家、おしゃれなキッチンマットの存在がキッチン全体のいい雰囲気を出している家、キッチンマットを敷いていなかったために大事なフローリングに大きなシミができた家など色々な家庭を見てきました。

敷く家庭には、汚れや傷防止などの敷きたい理由があり、敷きたくない派もそれなりの理由を持っています。

我が家はキッチンマットを敷かない派

私は、キッチンマットは敷かない派。

一人暮らしをしていた時は、キッチンマットは敷くものと思っていて、結婚当初も当たり前のように敷いていましたが

●気に入ったマットがなかなかない
●すぐ汚れるけど、いつも洗えない
●滑り止めがついていないとマットが動き子どもが危ない
●髪の毛などがついて、コロコロをするのは面倒
●他の洗濯物と分けて洗うのも面倒
●掃除がめんどう

という理由で使うのをやめました。

実際にキッチンマットなし生活をしてみると、掃除機や雑巾が楽です。

ただ、床は確実に汚れます。揚げ物をした時は、明らかに床がベタベタし、そのベタベタ汚れが家族の足の裏について、別の部屋にも広げてしまうことを考えると、マットがあった方がよいのかもしれません。

でも、私には洗濯や掃除面で面倒なことの方が大きいので、もうマットを敷く生活には戻れません。

汚れやすくなった床はダイソーのグッズでキレイに

汚れやすくなった床は、洗って使えるキッチンタオルで一日台拭きをし、最後に雑巾として床を拭いて捨てるようにしています。

愛用中のダイソーの洗えるキッチンタオル
愛用中のダイソーの洗えるキッチンタオル

トイレマットも、玄関マットも以前は使用していたのですが、子どもが成長するにつれて、トイレに失敗して汚したり、マットで滑ってしまうという問題が出てきたので、

何度も何度も洗うストレスと手間や子どもの安全を考え、マットを使わない生活になりました。

どちらにせよ、家族が納得できる方法が一番

ちなみに、私はマット類を敷かない方が絶対によいとは思っていません。床の傷をみるとやっぱりマットはあった方がいいのかと思うこともありますが、今の我が家には、敷かないほうが向いていただけ。

キッチンマット、トイレマット、玄関マット類を敷くか敷かないかに限らず、麦茶は水出しがいいのか、煮だしがいいのか、子どもの食事の配膳は、大皿がいいのか、個別がいいのか、答えは二つではなく他にも色んな方法や考えがあるでしょう。

どれが正解とか不正解ではなく、もし我が家でその方法を取り入れた場合、自分は楽になるのか、衛生面などで気になる点はないか、家族も同意してくれるのかを考え、

我が家に合う方法をたくさんの選択肢の中から選ぶというより、我が家のやり方を考えて作るという意識を持つことが、情報の多い今大切なのではないかと思います。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、モノや暮らしを「自分軸で選べる人」を増やすために活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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