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見た目が美しい白い収納を自己満足で終わらせないためのひと工夫

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけたい!と思ったら「まず収納道具を買う」という人がいます。特に白い収納は圧迫感がなく整って見えるので好んで白いケースや収納を選ぶ人も多いです

ただそのが満足感が自己満足であると家族の不満が出ます。

見た目と現実がかけ離れてケンカばかり

家の中は、白い収納で統一され、パントリーの中も白いケースが並ぶ家に住む家族の言葉です。

全部白いカゴばかりで、見た目はいいけど中身がぐちゃぐちゃ、
中身が空っぽのケースもある。
いろんなところにモノが突っ込まれているから、どこに何があるかわからない。

どこに何があるかわからないからケンカばかり。

またある別の家庭の家族はこんなことを言っていました。

せっかく掃除や洗濯をしようと思っても白い容器がたくさん並んでいて、どれを使えばいいのかわからない。

せっかく掃除や洗濯を手伝おうと思っても、白い容器に詰め替えられているため、中身がわからないそうです。

大事な家族がどこに何があるかわからないと意味がない

白いケースや容器は整ってみえてとても気持ちがよいので、たくさん揃えたくなる人は多いと思いますが、家族にとっては、どこに何があるかわかるのが一番重要です。

どこに何が入っているかわかるようにするのに、一番いいのはラベル

ラベルは、家で言うと表札の役割で、ケースの中に何が入っているかわかる役目ですが、中身とラベルが一致しないと意味がありません。

ラベル初心者におススメなのは我が家の定番のモノ

ラベルを貼るのに抵抗がある人、また初めてラベルを貼る人は、定番のモノに貼るのがおススメです。

せっかくラベルを貼ったのに、中身が入れ変わったりすると、ラベル差し替えの手間がかかるからです。

定番のモノの位置くらい、家族はわかっているでしょ!?なんて思うかもしれませんが、ラベルを貼ることで、元に戻そうと協力してくれるのはもちろんたとえ空っぽでも、家族が勝手に違うモノを入れてしまうことを防ぐことができるのです。

白いケースは素敵だけど、自己満足で終わっては意味がありません。

自分がいなくても、家が回るようにするために、また自分が家にいても「母さん、あれどこ?」から解放されるために、まずが定番のモノからラベル貼りををしてみてはいかがでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、モノや暮らしを「自分軸で選べる人」を増やすために活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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