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掃除がめんどうな人におススメの「見える化」。めんどうくさがりでもキレイを保てる3つの工夫

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私は、キレイな家で過ごすのは好きですが、掃除は好きではありません。理由はめんどうくさいからです。

しかし、家族6人と猫4匹で暮らしていると、フローリングはすぐザラザラし部屋の隅にホコリが溜まります。

汚れやほこりは溜めるともっと厄介なことになるので、できるだけこまめに掃除できるのがよいのですが、これまでそうはいかず見事に汚れやほこりを溜めてきました。

しかしそんな私が、最近比較的こまめに掃除を行うことができるようになったので、今回は私がしてきた3つの工夫を紹介します。

掃除機は出しっぱなしでOK!

以前の私は、掃除機をかけるのが面倒で、すべて掃除ロボットにお任せでした。

掃除ロボットは意外と音が大きく、また階段などには使うことはできません。掃除機はあったのですが大きく重さもあり存在感もあるため、階段下収納にしまいっぱなしになっていました。

今は、小さくて軽くて出しっぱなしでも全く問題のない掃除機を購入し、リビングやキッチンに出しっぱなしです。

出しっぱなしですぐに手にしやすくしたことで、誰でも気軽に掃除機をかけることができるので、主人が掃除機をかけてくれたり、子どもが自分の部屋の掃除機がけを自分で行うようになりました。

出しっぱなしにすることを前提にして、掃除機を選ぶことも大事かと思います。

排水溝の蓋は外してゴミを見える化

また私は、お風呂の排水溝に溜まる髪の毛などのゴミを取るのが苦手でした。

ゴミ取りをさぼればさぼるほど、ゴミは溜まりヌメヌメして余計に掃除をしたくなくなります。

その結果、排水の流れが悪くなり、そこでようやく重い腰をあげ嫌々掃除をするような生活をしていたのですが、

1年ほど前に、常にお風呂の排水溝の蓋を外すようにしてみたら、排水溝のゴミがよく見えるようになり、毎日のお風呂掃除のついでに毎日髪の毛などの溜まったゴミを取り除くことができるようになりました。

Before

After

こうすることで、排水溝がヌメヌメすることなくいつもキレイな状態をキープできています。

家の汚れの8割がキレイになるアルカリ電解水も出しっぱなし

家の中には様々な汚れが存在しますが、その8割が酸性の汚れと言われます。ということは、酸性の汚れを落とすものを最低限一つ用意をすれば、単純に考えて家の中の8割の汚れを攻略できるということ。

酸性の汚れは、手あか、皮脂、油汚れなどで、反対の性質のアルカリ性の洗剤で中和すると落ちやすくなります。

そこで私は、ドラッグストアや100円ショップにあるアルカリ電解水のボトルをすぐ手に届くところに置いています。

キッチンにある勝手口のところに突っ張り棒を張り、ボトルをかけている
キッチンにある勝手口のところに突っ張り棒を張り、ボトルをかけている

気になったときにすぐにアルカリ電解水のスプレーを手に取り、フローリングやコンロ周りなどをキッチンタオルやキッチンペーパーに吹きかけて拭くようにしています。

掃除の苦手な人ほど、〇〇専用洗剤などを購入し種類を増やしやすい傾向にあります。種類を増やすのではなく、オールマイティに使うことのできるモノを用意し、積極的に使いこなすことが大事です。

見える化は、家族の協力も得やすい

した方がよいとわかっていてもどうしてもさぼりがちになる掃除。

少しでも部屋をスッキリ見せるために、掃除道具やゴミは隠したくなりますが、見える化することで、気になった時にすぐに簡単にすぐ取り組むことができます。

家族の協力的になり、子どもが気が付いたときにサッと掃除機をかけたり、アルカリ電解水を吹きかけてキレイにしてくれたり、お風呂掃除のついでに排水溝のゴミを取ってくれます。

掃除をしてくれる次女(当時小6)
掃除をしてくれる次女(当時小6)

めんどうなことは気合や根性だけでは継続して取り組むことができません。

道具や汚れの「見える化」で、掃除をむずかしく考えず、家族の協力してもらいやすい体制を整えてみてはいかがでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。

長男との片づけバトルを通して好きなモノを「選ぶ」ことが片づけには大事だと実感。

現在は片づけに興味があるなし関係なく、自分の人生をよりよくしたい人向けに、モノを選び残す楽しさと選ぶことにより暮らしが充実することを発信し、人それぞれが「自分の選ぶ」を楽しむ時代を作るため活動の幅を広げている。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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