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もうぐるぐるしない!「片づけ迷子」から脱出するために大切にしたい3つのこと

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私たちの身の回りには片づけや収納の情報があふれています。しかし情報が多いからと言って片づけに成功した人が増えたとは言い切れません。

皆さんはこれまで「片づけ」に困って情報を手に入れるために、検索をしたり本を読んでみたけど、結局どれが正解かわからなくなった経験はないでしょうか。

今日はそんな「片づけ迷子」の状態から脱出するために大切にしたい3つのことを紹介します。

1.キレイかより心地がよいかどうか

SNS上には、キレイでおしゃれな家や収納の情報が溢れていて、簡単にどこかの誰かの暮らしの様子が目に入ります。

見た目がいいことはとても重要で、片づけに対するモチベーションが上がることもあります。

しかし、見た目がキレイなだけではダメです。人を招くことや、SNSで紹介することより、そこで暮らす自分がその空間で心地よいと感じるかが大切です。

色々なやり方を試してみても、何か不快感や違和感を感じては意味がありません。

「どれくらいの量が正解なのか?」「この収納方法で合ってるのか?」と自分のやり方が正解かどうかを気にする人が多いですが、

今その空間にいて自分が心地よく過ごすことができているか、家族はどう感じているか、今感じるリアルな感覚を大切にしたいです。

2.好きなモノを大切にできているか

効率や見た目を重視すると、「自分の思い」の扱いが雑になることがあります。

Nさん(30代、小学生3人の母)は、旅先で一目ぼれしたカップを買ったけど、洗いにくくていつの間にか食器棚に眠ったままになっていました。

「1年以上使っていないモノは捨てる」と読んだ本に書いていたのに、それを実行できていないことがずっと気になっていたそうです。

使っていないモノを捨てたら確かに片づくでしょうが、なかなかそう簡単にはいきません。捨てられないことをいつまでも気にしているのはもったいないです。

食器として使い洗うたびにストレスを感じるのであれば、どこかで飾ったり、小物入れにすることでカップを活用できるかもしれません。

使っていないモノは捨てるという理屈に縛られず、家族や他人になんと言われようが、自分の好きなモノを大切にすることができているか、そもそも自分の好きなモノが良い状態で管理されているかは非常に大事です。

キレイにすることだけが片づけではなく、自分の大切なモノを大切にすることも片づけなのです。

3.実験感覚を忘れない

SNSなどで見つけ、いいと思った方法を真似してもうまくいくとは限りません。

真似をするというより「とりあえず試してみる」という実験的な意識を持つことが大切です。

片づけや収納はトライ&エラーを繰り替えすことで、自分の中で成功データが出来上がります。だから、気合を入れて真似をすることに力を注ぐのではなく、実験のつもりで試してみてもし「何か違う」と思ったらやめればいいのです。

片づけには正解がない

片づけの正解っぽい情報が、無料で指一本で簡単に手に入る時代です。これだけの片づけの情報があるのに正解はありません。正解を探すことに集中してしまうと、「片づけ迷子」の状態に陥りやすくなります。

「正解」とは1+1=2というように、だれにとっても正解なものではないかと私は思っています。

だから片づけの正解を探すのではなく、自分の暮らしの今の状況を見ながらベストな方法(最適解)でとりあえずやってみるのが一番自分が納得がいくのではないかと思います。

そのために、今自分は心地よいか、自分の好きなモノを大切にできているかどうかという「自分の思い」を雑に扱わないこと

そして、気合を入れすぎずにちょっと実験してみるつもりでとりあえず試してみることが「片づけ迷子」から脱出し、自分が納得する暮らしに近づく一歩になるのではないでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。

長男との片づけバトルを通して好きなモノを「選ぶ」ことが片づけには大事だと実感。

現在は片づけに興味があるなし関係なく、自分の人生をよりよくしたい人向けに、モノを選び残す楽しさと選ぶことにより暮らしが充実することを発信し、人それぞれが「自分の選ぶ」を楽しむ時代を作るため活動の幅を広げている。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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