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GWは梅雨入り前の最後の片づけチャンス!連休中に片づけるとよいモノ5選

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

ゴールデンウィーク後半戦に入りました。天気の心配もありますが、連休中は家族に協力をお願いしやすく片づけにピッタリです。

しかし家族のだれかが、とりあえず収納グッズを買いに行き結局モノを増やしてしまったという経験はないでしょうか。

私も片づけができなかったころは、床に散らかるモノをどうにかしようと思ったらホームセンターに行きサイズの計測もせずに棚を買ったり、化粧品の試供品が溢れてきたらすぐに100円ショップへ行き、収納ケースを買っていました。

片づけは収納グッズを買うことから始めるのが正しいように思えますが、収納グッズを買うのは、必要なモノの収納場所がどうしても足りなかった時や、今より使いやすく収納したいと思った時でつまり最終手段なのです。まずはモノを厳選するのが最優先です。

そこで、今日はゴールデンウィーク中に厳選するとよいモノを紹介します。

GWに厳選するとよいモノ ①服や寝具

厚手の服や冬物寝具を洗濯してしまう予定の人はしまう前に、まだ使えるかではなく「来シーズンも使いたいか、着たいか」を考えましょう。使えるかどうかで判断する癖がついていると、モノを全く厳選することができません。

服が多くクローゼットに掛けるスペースがなくなったTさん(30代女性)は、服が増え、掛けるスペースがなくなり、押し入れほどのサイズの大きなハンガーラックを購入しましたが「これでやっと服が収納できる」と安心しクローゼットの服を見直すことなく、どんどん服が増えていきました。

新しいハンガーラックには頻繁に着る服がかかっていますが、クローゼットにはもう何年も着ていない服がかかったままです。安易に収納グッズを買うという片づけを行うと、モノは減ることはほとんどなく増える一方です。

GWに厳選するとよいモノ ②学校のプリント類

新学期から約1か月たち、ようやく子どもが持ち帰るプリント類の数も落ち着いてきた頃でしょう。4月の初めには必要だと思ったプリントでももう一度確認すると不要なモノもあるはずです。

ちなみに子どもがひらがなを書いたり算数の問題を解いて丸付けが終わった後のプリントはすべて保管しようとするとものすごい量になります。私はその都度確認して処分していますが、保管したいのであれば、穴を開けてファイルに綴じたりせず、大きな書類ボックスや机の引き出しにポイポイ放り込むくらいがよいでしょう。

いずれにしても、丸付けが終わったプリントをどうするかはその家庭の考えがあります。丸つけが終わったプリントはもう学習が完了したとして考えるのか(→処分)、とりあえず1学期の分だけでも確認用として取っておくのか(→ざっくり保管)、やり直しをさせたり家庭学習用に使うのか(→ていねい保管)、この連休に「我が家のルール」を決めるとよいでしょう。

GWに厳選するとよいモノ ③子どものおもちゃ

ずいぶん遊んでいないおもちゃは「捨てよう」ではなく「そろそろ卒業しようか?」と子どもに提案してみてはいかがでしょうか。

子どもの日のプレゼントで新しいおもちゃが家にやってくるのであれば「新しいおもちゃが来たから、もう卒業かな?」と声をかけるのによい時期です。

でも、卒業を嫌がるようであれば今すぐに卒業しなくてもよいです。


「いつかはお兄ちゃん、お姉ちゃんになり卒業するから、またその時考えようね」
「○歳になってから、卒業をしよう」

と予告しておきましょう。

卒業してフリマアプリに出品する際も子どもと一緒に準備をしてみると「おもちゃの卒業」に関わることできます。

子どもには片づけができるようになってほしいと思っている人も多いと思います。「卒業」という形で自分のモノをどうするか考えることは、子どもにとって片づけを自分ごとにできる機会になるのです。

GWに厳選するとよいモノ ④多すぎる靴

あと1か月ほどしたら梅雨に入ります。靴箱に限らずモノが多いと湿気も溜まります。今のうちに靴の厳選をしましょう。

冬物のブーツなどをしまい夏のサンダルなどを出す時は、ただ入れ替えるのではなく、「今度の冬も履きたいか?」「この夏履きたいか?」を考えます。

服と同じで「履くことが可能か」ではありません。靴は楽しいところに連れて行ってくれるアイテムとして考えると、くたびれた靴、サイズが合わない靴、履くと痛い靴はもう手放してもよいでしょう。

GWに厳選するとよいモノ ⑤しまい込んだままの頂き物

タンスの上、クローゼットや押し入れの上段などにしまい込んだままの、頂き物のタオル、バスタオル、シーツや食器などはないでしょうか。

来客用に保管しているのかもしれませんが、来客の予定がハッキリ決まっていないのであれば、自分や家族用に使うのはいかがでしょうか。しまい込んだままでもタオルなどは劣化していきます。モノはしまいこむだけではなく消費して循環させることが理想です。

普段の生活では忙しくて頂き物の箱を開封する時間がなかなか取れないかもしれませんが、この連休中に是非してみましょう。新しいタオルやバスタオルは気持ちがいいです。家族も喜ぶでしょう。

最後に、片づけたいと思った時、収納道具を買ったりスペースを増やすこと(足し算)は最終手段です。片づけたいと思った時こそ厳選、つまり「引き算」です。

ゴールデンウィークは梅雨入り前の最後の片づけのチャンスです。家の中の風通しを良くするために家の中で何か「引き算」できるモノはないか家族で考えてみてはいかがでしょうか。

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★藤原友子★
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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