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【カビ対策】梅雨直前の今やって あとで楽できる4つの対策

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

すでに梅雨入りしている地方もあります。ぐずついた日も多くなりいよいよ本格的な梅雨入りが近づいています。

梅雨に入ると一気に湿度が高くなり生活に様々な影響が出ます。これまでも梅雨時期に湿気、カビ、匂いに悩まされイライラした経験がある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はこれまでのいやな経験を振り返りながら、今年こそはイヤな思いをしないで済むように今すぐできる対策法を紹介します。

1.押し入れやクローゼットを開けたらカビ臭かった

イヤな匂いの原因はカビです。布団や服など様々なモノが詰めこまれた押し入れは風通しが悪く湿気がこもりカビが繁殖するのです。

私も湿気の多い家に住んでいた時、クローゼットの下段に衣装ケースを詰め込んでいたらケースや服にカビが生えてしまったことがあります。

湿気対策には様々な除湿剤も有効ですが、効果的なのは何と言っても換気です。

晴れて空気が乾いている日には換気をしましょう。部屋の窓だけではなく押入れやシンク下、洗面台下などの普段空気が流れにくくカビが生えやすい場所も扉を開けて換気しましょう。

押入れやクローゼットなど扉が1カ所しかない場合は、扇風機やサーキュレーターを押入れやクローゼットの中に向け空気を送れば効果的に換気ができます。

また湿気は下の方や四隅に溜まります。除湿剤を置く場合は収納の下段や四隅に置くようにしましょう。除湿剤によっては掛けるタイプもあるので説明書をよく読んでください。

2.カーテンにカビが生えた

カーテンの裾にカビが生えたことはないでしょうか。特にカーテンが窓と家具の間に挟まれていると風が通らずカビが生えやすくなります。

カビが生えるのには「温度」「湿度」「エサ」の3つの条件があるのですが、梅雨時期は温度も湿度も共に高く、カビにとっては好条件です。

そして、カーテンについた汚れやホコリがカビのエサになるので、今すぐ除いておかないとさらにカビが増殖します。

薄手のカーテンだと晴れた日に洗い終わってからそのままカーテンレールに掛ければ乾きます。フックも付けたままで内側になるように折り畳み、洗濯ネットに入れればフックを外さずに洗濯できます。

3.シャンプーボトルの底がヌメヌメしていた

シャンプーボトルの底、石鹸入れの底などの接地面に赤いカビのようなものが生えていたことがあると思います。あの赤いヌメヌメ汚れは酵母菌で、水だけで繁殖し驚異的な繁殖スピードで増えていくのでとても厄介です。

できてしまった汚れはブラシでこすったり漂白剤などを使って取りますが、汚れが発生しないようにできることがあります。

それは浴室に置くモノを浮かせることです。

100円ショップには、シャンプーボトルや洗顔フォームなどを浮かせるグッズがたくさんあります。

浮かせることで、ヌメヌメ汚れやカビの発生率が大きく下がります。

ヌメヌメ汚れやカビを寄せ付けないようにし、掃除の回数を減らすには浴室にモノを置かないのが一番です。子ども用のおもちゃなどカビ取り剤などを使いたくないモノは浴室に置きっぱなしにせず、水を切りやすいメッシュのカゴなどにしまい、使う時に浴室に持ち込むようにするとよいでしょう。

4.家の中でコバエが飛んでいた

これからのシーズン、キッチンの三角コーナー、浴室で見かけるコバエ。衛生的ではないし視界に入ると鬱陶しく感じる人も多いと思います。

今はドラッグストアやホームセンターにコバエ対策のグッズが多く売られていますが、一番効果的なのはコバエが発生しないように、生ゴミや排水溝に溜まったゴミをなどをこまめに捨てることです。

しかしこまめに捨てるのはなかなか面倒です。そこでこまめに捨てやすくするためにあえて三角コーナーや、排水溝のフタをあえて使わないようにしてみてはいかがでしょうか。

三角コーナーがないと、シンクに野菜の皮などのゴミが溜まればこまめに捨てるしかありません。最近では自立する水切りネットもあります。

これまでずっと三角コーナーのある生活をしてきた人にはなかなか勇気のいることですが、思いきって手放してみると、生ごみをこまめに捨てるようになり三角コーナーの汚れを落とす手間もかからなくなります。

また、私は以前ズボラでお風呂の排水溝には髪の毛などが溜まりヌメヌメすることがよくありました。ようやく水の流れが悪くなってからゴミをとる生活をしていたのですが、浴室の排水溝のふたを外してみたら髪の毛などのゴミを毎日取り除くようになり、それ以来ヌメヌメ汚れもコバエも発生していません。

何も対策をしなくても梅雨を乗り切ることはできますが、これまでと同じで湿気、カビ、匂いに悩まされることになるかもしれません。

今回紹介した4つの工夫はどれも今すぐできることばかりです。ぜひ今から試して今年こそ梅雨の嫌な気分から少しでも解放されてみてはいかがでしょうか。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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