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みんな大好きな「白い収納」、だけどそれって本当に正解なの?

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけどすぐ片づく家で育てています。

家族が多いとモノも自然と増えるので少しでもスッキリ見せるために家の中の収納は白いカゴやケースを多用しています。

「白」の効果は大きいけれど、忘れてはいけないコト

白の収納は明るく清潔感があるだけではなく、揃えやすい手軽さがあり人気です。

部屋の中に様々なモノの色が存在するとごちゃごちゃして見えるので、白い収納を使いごちゃごちゃを隠すのは一番簡単に見た目をスッキリさせる方法です。

しかし見た目はスッキリするけれど中身が見えず、何がどのくらい入っているのかわかりにくいためラベル貼りは必須です。

ラベル作りやラベルを貼るのがめんどうくさい人には不向きかもしれません。

また白い収納に入れてしまうと、モノそのものが見えないため家族がわからなくなる可能性もあります。

白い収納を試した私が経験したコト

私は以前、洗濯に使う液体系洗剤を白い容器に詰め替えていました。

洗濯機のそばに出しっぱなしにしたままでもごちゃごちゃしないように白い容器に詰め替えていたのです。

しかし、中身を間違えないようにラベルを貼っていたのにたまにこれはホントに柔軟剤だろうか?と不安になることがありました。

その時は色を見たり匂いを嗅いだりして確かめたのですが、結局その件で、私は白い容器に洗剤を詰め替えるのをやめました。

現在の様子
現在の様子

同じく浴室でも、詰め替えた白いボトルにはシャンプー、トリートメントとラベルを貼っていたのですがいつのまにかラベルがはがれていて結局どちらがシャンプーかわからなくなりました。

そして使い心地がよかったのでまた同じシャンプーを買おうと思っても、どのシャンプーだったのかも思い出せませんでした。

商品のパッケージに書かれている商品の特徴や効果、使い方を見てその商品を購入したはずなのに、家に商品が入ったとたんその情報を消してしまうと私も家族も混乱してしまいます。

結局、私の場合は白い容器に詰め替えずそのままの方が1番わかりやすかったし、最後まで無駄なく使い切ることができるようになりました。

色々やってみてようやく正解がわかる

白い収納を使うと、簡単に家をスッキリ見せることができます。見た目重視の人にはおススメですが、家じゅうどこでも白い収納がいいというわけではありません。

例えば、戸棚の中など扉で隠れていたり、家族しか目に入らない場所であれば白い収納ではなく透明の収納の方がよいでしょう。

扉がなく、リビングなどお客様が来る場所は白い収納だとスッキリ見えます。

調味料や洗剤などを白い容器に入れ替える時は、家族が混乱しないか確認するとよいです。家族全員が洗濯や調理などの家事に参加する家庭は、見た目よりわかりやすさが最優先です。

ごちゃごちゃを隠すことができる便利な白い収納ですが、どんな場所で使うのか、何を収納するのか、家族はどれが一番良いのか、すぐに正解は出ないこともありますが我が家に合う方法を探してほしいと思います。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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