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日常の生活を送ることができる人にとって今、大切な片づけとは

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

今日は日常の生活を送ることができている人が今、大切にしてほしい片づけについてです。

今の生活とモノを一致させる

新年早々信じられないような出来事が立て続けに起こり、何気なく過ぎていく毎日が何より大事だと改めて気付かされました。

そんな毎日を大切にする方法は色々あると思いますが、私は今の生活と家の中に存在するモノを一致させることが大事ではないかと思っています。

平凡に見えても生活は確実に動いています。ちょっと前までよく使っていたモノでも気が付いたら使わなくなっているし、新しい服を買ったら古い服がクローゼットにそのまま、数年使っていない重箱がそのまま押し入れに収納されたままになっているかもしれません。

そういった見逃しがちな小さな変化に気づき今必要なモノを選び残し、生活をモノを一致させることは地味なようでとても大切なのです。

なぜ、今の生活とモノを一致させることが大事なのか

その理由の一つは「今、使うモノが家にある」ことで、モノの使い勝手がよくなり生活が効率的になるからです。

もちろん使うモノが使いやすく収納されていることも大事な条件ですが、まずは家に「家に今必要なモノがある」ことは大事です。

モノが多い家は、ずいぶん使っていないモノ、いつ使うかわからないモノの数が多い、つまり今使うモノ以外のモノが多いため、肝心の今使うモノがどこにあるかわからずサッと取り出すことができません。

今の生活とそこに存在するモノの使用時期にずれがあると、確実に家は生活しにくくなり散らかるのです。

今の生活とモノが一致するとモノへの愛着が生まれる

また、今の生活とモノが一致していると、今必要なモノに対する意識が高まることで、モノと自分とのつながりが感じられ愛着や満足感も生まれます

例えば、今ハマっている趣味のアイテムを家の中の指定席に置くことで、その空間が今の趣味と合致した場所となるし、

今、使い勝手が良いと思う包丁や鍋、お気に入りの食器などは、日常の料理や食事に直結し、生活がスムーズになりこれらが使いやすく収納されることで、料理や片づけが効率よく行うことができ、家族の健康と笑顔につながります。

家に存在するモノに意味があることに気づき、そこにストーリーを感じることができるので生活がより豊かになるのです。

備蓄や大きな地震に備え家具を固定することももちろん大切ですが、非常時のことだけでなく日常のことを考えることも大事です。

2024年はまだ始まったばかり、きっと今はありがたい日常をより大切に過ごすために、これまでの暮らし方を見直す時期なのではないかと私は感じています。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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