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【新潟市南区】郷土料理"へぎそば"を全国へ!!国産フノリや食感にこだわりぬいた生麺!!

Gatachiraトクオ地域情報サイト「ガタチラ」キャラクター(新潟市)

新潟で活躍している人物を紹介する地域情報サイト「ガタチラ」のトクオです!!あらゆる麺が好物なボクにとって、貴重なお話をうかがってきました!!

ソフト麺から中華麺、へぎそばまで、こだわりの麺づくり

【高野 一浩さん(有限会社 麺匠高野)】

初心を忘れることなく何でも作れる職人になれるよう励みますと話す高野さん
初心を忘れることなく何でも作れる職人になれるよう励みますと話す高野さん

【プロフィール】
高野 一浩(たかの かずひろ): 新潟市西区出身。大正7年から続く老舗製麺会社「麺匠高野」の取締役工場長として、製造全般に携わり、へぎそばや中華麺、ワンタンなど麺類に限らず幅広い商品を製造している。趣味はフットサルやゴルフ。

幼いころから見てきた親の仕事

工場兼自宅で過ごした幼い頃は機械の稼働音で起きていた
工場兼自宅で過ごした幼い頃は機械の稼働音で起きていた

トクオ:いつ頃から製麺のお仕事に携わっているのですか?

高野さん:高校2年生の時からアルバイトとして毎朝5時から働いていました。家族の働く姿を見て育ったので、仕事というよりは生活の一部でした。機械も好きだったのでやるからには一生懸命やろうと決めました。

トクオ:高校生の頃から朝早く仕事をして学校に通うなんて、すごいですね!

大正時代から続く、歴史ある製麺会社

大正7年から続く老舗製麺会社「麺匠高野」
大正7年から続く老舗製麺会社「麺匠高野」

トクオ:歴史ある「麺匠高野」は現在に至るまでどのような道のりだったのですか?

高野さん:1918年に私の高祖父にあたる初代・高野太平次が古町3番町に「高野うどん屋」を開業し、その後、曽祖父・庄太が2代目に就任し、「高野製麺所」に社名変更しました。私の祖父にあたる3代目・高司は中国語を覚え、後に新潟の日中友好協会の会長もやっています。中国にも工場を建てたりもしていました。

トクオ:古町のうどん屋が始まりだったのですね。

高野さん:3代目・高司が継いでから生まれ育った西区に移転し、製造工場らしくなりました。社名も今の「麺匠高野」に改名し、後の主力商品「へぎそば」も製造販売されました。学校給食も始まり、給食に出るソフト麺を初めて販売したのは当社らしいです。母・里美が4代目に就任してからは全国展開するようになりましたね。創業100年を越え、歴史は古いです。

トクオ:給食のソフト麺からへぎそばまで!もはや「麺匠高野」に育ててもらったようなものですね(笑)製造された麺を全国各地に販売されているのですか?

高野さん:どちらも業務用ですが、中華麺は県内、へぎそばは青森県から沖縄県まで各地へ販売しています。

中華麺やワンタンなど様々な麺を作っている
中華麺やワンタンなど様々な麺を作っている

トクオ:ほかにはどんな麺があるんですか?

高野さん:通常はへぎそば・中華麺・ワンタンなどを作っています。個々のラーメン店さんからの注文もありますね。老舗のお店が多く、各々のこだわりがありますのでお店からの要望に沿った麺も作ります。

フノリの含有量が自慢の“へぎそば”

国産フノリの風味を活かした生麺でフノリの含有量も1番ですと話す高野さん
国産フノリの風味を活かした生麺でフノリの含有量も1番ですと話す高野さん

トクオ:「越後へぎそば」の特徴やこだわりを教えてください。

高野さん:3代目の祖父が「家庭でも簡単に食べられるへぎそばを」という観点から開発・製造して生まれた商品が「越後へぎそば」です。国産フノリを使用し、フノリの風味を活かした生麺にこだわり、フノリの含有量も1番と自負しています。良質な原料を使用しているので、素材の味を楽しんでもらいたいですね。

トクオ:生麺と乾麺で違うものなんですか?

高野さん:乾麺にするとフノリの風味が飛ぶんです。お客さんからは「乾麺なら食べたことあるけど、生麺のへぎそばは初めてでとてもおいしかった」とリピーターになる方も多くいらっしゃいます。

トクオ:へぎそばのおすすめの食べ方はやっぱりざるそばですか!?

高野さん:へぎそばはざるそばで食べるのがおすすめです。「越後へぎそば」はフノリの含有量が多いため、軽く茹でてから氷水でゆすぐことにより、その温度差でつるつる感がより増します。

トクオ:あのつるつる感がたまらないんですよね~♪

初心を忘れない商品作りを続けていく

風味と食感をより感じられる「ざるそば」で食べてほしい!「越後へぎそば」
風味と食感をより感じられる「ざるそば」で食べてほしい!「越後へぎそば」

トクオ:印象に残るエピソードはありますか?

高野さん:昔から今も変わらず家族経営なので、家族での食事の時も仕事の話やお客さんの話が絶えませんそんな環境を見ている従業員は「今時珍しい」と不思議に思っているみたいです(笑)。

トクオ:みなさん仕事熱心で仲がいいですね!コロナ禍で大変な時期だと思いますが、今後の展望や挑戦したいことを教えてください!

高野さん:コロナ禍の影響から「自家製麺をやめたいので、作ってもらえますか」という相談が増えました。困っている飲食店の力になれるように初心を忘れることなく、1つ1つの丁寧な商品作りで何でも作れる職人を目指したいです。

トクオ:コロナ禍で大変な時ではありますが、麺好きのボクやたくさんの人においしい麺を届けてください!最後に、「麺匠高野」さんの商品をどんな方に楽しんでいただきたいですか?

高野さん:まずは、へぎそばを食べたことがないという方に当社の「越後へぎそば」を食べて欲しいですね。知名度はまだまだ無いのですが、多くの方にフノリ本来の風味を活かした生麺のへぎそばを堪能していただきたいです。

トクオ:生麺の越後へぎそばを通販サイト「ガタ市」で早速注文しまーす!!

ぜひみなさんも食べてみてください!風味豊かでつるつる食感が最高ですよ!!

【有限会社麺匠高野】
住所:新潟市南区下塩俵1078番地1
電話:025-362-0011

地域情報サイト「ガタチラ」キャラクター(新潟市)

新潟の地域情報サイト「Gatachira(ガタチラ)」のキャラクター。地元広告代理店勤務の45歳。全国に誇る県産品の生産者を中心にご紹介しています。新潟の旬をお取り寄せして、毎日晩酌の肴に・・・妻のセツコには怒られています。トクオがよく利用する通販サイトは「ガタ市」(https://gataichi.com/)

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