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【新潟市江南区】『町と人』『人と人』を繋ぐ交流の場「えんでばよこごし」はどんなところ?

Gatachiraトクオ地域情報サイト「ガタチラ」キャラクター(新潟市)

新潟で活躍している人物を紹介する地域情報サイト「ガタチラ」のトクオです!!今回は、人の繋がりを大切にする山本さんご夫婦にお話しを伺ってきました!!

~「えんでばよこごし」は人と人を繋ぐ場所~

【山本 美幸さん・卓也さん(えんでばよこごし)】

「えんでばよこごし」は、繋がりが生まれる場所として今後も在り続けたいですねと話す山本さん。
「えんでばよこごし」は、繋がりが生まれる場所として今後も在り続けたいですねと話す山本さん。

【プロフィール】
山本 美幸:富山県生まれ。4歳の時に新潟市東区に引越し、新潟で育つ。加茂暁星高校に通い、卓也さんと出会う。現在は「えんでばよこごし」の代表と「ミシンの友愛」を経営している。
山本 卓也:加茂市生まれ。加茂暁星高校を卒業。「よこごし和梨のふるさとパウンドケーキ」を作り、店長として「えんでばよこごし」を支えている。

出会いは高校時代

トクオ:お2人の生い立ちや経歴を教えてください。

美幸さん:新潟市に来たのは4歳の時で、東区に住んでいました。卓也さんは加茂市出身です。私達の出会いは加茂暁星高校なんです。簿記やパソコン、会計などの勉強をして、高校3年生の時に簿記の資格を取得しました。今こうして会社経営ができるようになったのは、高校で学んでいたお陰ですね。

トクオ:おふたりは高校生の時に出会っていたのですね!

別の道から「えんでばよこごし」へ

毎日イベントができる場所、交流スペースを作ろうと「えんでばよこごし」をオープン
毎日イベントができる場所、交流スペースを作ろうと「えんでばよこごし」をオープン

トクオ:「えんでばよこごし」をオープンされる前はどんなことをされていたのですか?

卓也さん:私は重機の整備士として15年働きましたね。整備士の仕事を辞めて「えんでばよこごし」に入りました。何もかも初めてでした。

美幸さん:事務の仕事を辞めた後、ミシンの修理・販売の仕事をしていました。その時に、どうやって営業成績を上げようか、どうやって自分たちを知ってもらおうかと考えました。電球を変えるとか重いものを動かすとか、営業成績が良い方は目的以外のこともしていると気づきました。

トクオ:営業の魅力にはまっていったのですね。

美幸さん:そうですね。でも、1人目の子どもを出産するタイミングで、ミシンの会社が倒産してしまったんです。お客様から「ミシン屋やればいいじゃない」と言われたことをきっかけに、2011年に『ミシンの友愛』という名前で店舗を持たないミシン屋を始めました。

トクオ:卓也さんは前職を辞めることに抵抗はなかったのですか?

卓也さん:全くないと言ったら嘘になりますが、これもちょうど良いきっかけになるかなと思ったんです。でも、同じ建物の中で夫婦で仕事するって結構大変なんですよ。夫婦だと文句も言い放題ですからね(笑)。

トクオ:それは大変ですね(笑)

「人と人が繋がる場」を作りたい

来る方によって、形を変える交流スペース「えんでばよこごし」
来る方によって、形を変える交流スペース「えんでばよこごし」

トクオ:「えんでばよこごし」をオープンされたきっかけを教えてください!

美幸さん:ミシンの友愛を起ち上げた年に東日本大震災があり、「ミシンを津波で流されて困っている人がたくさんいるから、ミシンを集めて送ってあげたら喜ぶよね」と言われ、新潟でも活動を始めたんです。全部で50~60台集まりましたね。この活動を通じて「人と人が繋がる場」の必要性を強く感じました。

トクオ:「人と人が繋がる場」が「えんでばよこごし」なのですね。

美幸さん:空き店舗の利用案内をもらった時に、交流スペースを作ろうと現在の場所を借りたんです。2014年7月13日に「えんでばよこごし」をオープンしました。

トクオ:「えんでばよこごし」の名前の由来は何なのですか?

美幸さん:名前の募集を行い、100通程の応募の中から秋田県の方のアイデアを採用しました。「えんでば」は“ご縁の場所”、英語のEndeavor(エンデバー)“努力しましょう”という意味も込められています。“横越”を付けて「えんでばよこごし」です。

トクオ:「えんでばよこごし」はどのような場所なのでしょうか。

美幸さん:ご飯を食べに来る方や地元の団体の打ち合わせ場所に利用するなど、様々ですね。皆さん目的を持って来られるので、「その目的をかなえられる所だと思って来ている」交流スペースだとも思います。

トクオ:人によって形を変える交流スペースは素敵ですね。

美幸さん:そうですね。定食もあるし、ケーキもあるし、イベントもしているし、駄菓子もあるし・・・亀田縞を使って衣服や小物を作って販売もしています。ミシンや裁縫などの講座をやっている中で私が作ったエプロンが欲しいと言われることもあり、「ENDEBA亀田縞」という名称でブランド化しました。

ミシンや裁縫などの講座をきっかけに誕生した「ENDEBA亀田縞」
ミシンや裁縫などの講座をきっかけに誕生した「ENDEBA亀田縞」

お客様とのエピソード

トクオ:お客様との印象に残るエピソードを教えてください!

美幸さん:賞味期限切れ間近のコーヒーが1,000個あったとき、捨てるわけにもいかないのでSNSでお願いの投稿をしました。今までのご縁で繋がった方が買うよと言ってくれて、当日に全て売り切れました。人との繋がりの温かさがとても嬉しかったです。

卓也さん:毎月会いに来てくれるお客様がいるのは嬉しいですね。また、隣の家の方も私達を頼りにしてくれています。大雪の時は子供と一緒に除雪をして、喜んでもらいました。こうした支え合いが大切だと思っています。

トクオ:最後に、今後の目標や挑戦したいことを教えてください!

美幸さん:「えんでばよこごし」は繋がりが生まれる場所だと思います。この場所を維持していくためには地域に発信したり、伝え続けなければいけないなと思っています。色々な相談をお聞きするので、そういう場所として今後も在り続けたいですね。

卓也さん:今までは「えんでばよこごし」でしか購入できなかった「和梨のふるさとパウンドケーキ」を通販サイトガタ市に出品して、早速注文が来ました。もっと販路を広げて、たくさんの方に召し上がっていただきたいです!

トクオ:「えんでばよこごし」ではミシン講座やこども食堂など、様々なイベントも開催されています。これからもたくさんの人を繋げる場で在り続けて欲しいです。今後の活動も楽しみにしています!

横越の特産品である和梨を使い、地元商工会と開発した「和梨のパウンドケーキ」
横越の特産品である和梨を使い、地元商工会と開発した「和梨のパウンドケーキ」

えんでばよこごし
住所:新潟市江南区横越川根町3-1-48
電話:(店舗)025-250-7810 (店長直通、レンタルスペース申込先) 025-383-8432
営業時間:10:00 〜 17:00
定休日:火曜日、他

地域情報サイト「ガタチラ」キャラクター(新潟市)

新潟の地域情報サイト「Gatachira(ガタチラ)」のキャラクター。地元広告代理店勤務の45歳。全国に誇る県産品の生産者を中心にご紹介しています。新潟の旬をお取り寄せして、毎日晩酌の肴に・・・妻のセツコには怒られています。トクオがよく利用する通販サイトは「ガタ市」(https://gataichi.com/)

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