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バックパック大好き人間が解説する、重い荷物を背負うためのバックパック選び

g.O.R.iテック系ブログメディア『gori.me』管理人

僕は大容量バックパックが大好きだ。最近はカメラ機材を持ち運ぶことが増えており、荷物が少ないときても8kg、重いときは10kg以上の重さを背負っている。

旅行を想定したバックパックからアウトドア専用バックパックまで、大容量バックパックを多数所有してきた経験から、僕の考える思い荷物を背負うためにバックパック選びを紹介する。

バックパックが軽い≠背負心地が良い

小さいバックパックは結果的に軽いかもしれないが、軽いからといって快適とは限らない
小さいバックパックは結果的に軽いかもしれないが、軽いからといって快適とは限らない

バックパックは、軽ければ軽いほうが背負心地が良いわけではない。当然荷物が軽いことに越したことはないが、軽さよりもバックパックの構造のほうが重要。荷物が重くなればなるほど、バックパックにフレームが入っているかどうかが重要になってくる。

バックパック本体にフレームが入っているほうが良い

フレームが入っている分重くなるが、フレームが入っていたほうが重さを感じない不思議
フレームが入っている分重くなるが、フレームが入っていたほうが重さを感じない不思議

バックパックにフレームが入っていることで、荷物が肩だけではなく背中全体に分散する。ヒップベルトがあれば、腰で重さの大部分を支えることができるため、肩への負担が大幅に軽減される。

バックパックは肩で背負うもの、と思い込んでいる人も多いのではないだろうか。僕自身もジム用などのデイパックサイズのバックパックは肩だけで問題なく背負えるが、カメラ機材を持ち運ぶメインのバックパックは基本的にヒップベルトを締めて歩いている。

ショルダーストラップの幅はクッション性と同じぐらい大事

WANDRD PRVKE 31のショルダーストラップは幅がある
WANDRD PRVKE 31のショルダーストラップは幅がある

腰で大部分の荷物を背負ったとしても、ショルダーストラップのクオリティは背負心地に大きく影響する。クッション性の高さがすべてだと思いこんでいた時期があったが、どうやらクッション性と同じぐらい大事なのはストラップの幅。逆にいえばクッション性がそれほど無くても、幅があれば背負心地は意外と悪くないのだ。

細い紐だけのヒップベルトは(背負心地の面では)存在価値がない

これは極端な例だが、これぐらいしっかりしていると支えられている感がある
これは極端な例だが、これぐらいしっかりしていると支えられている感がある

ヒップベルトは、重さを支える上で重要。バックパックによっては細めのベルトにバックルがついた、非常に簡易的なヒップベルトを用意している製品もある。バックパックを身体に近づける意味では役に立つかもしれないが、背負心地を改善するという意味では存在価値が全くない。細いベルトでは荷物を支えられないからだ。

ロードリフターはあったほうがいい

ショルダーストラップの上にあるベルトが「ロードリフター」
ショルダーストラップの上にあるベルトが「ロードリフター」

ショルダーストラップには、荷物を前方に引っ張る「ロードリフター」と呼ばれるストラップがあったほうが、肩への負担が分散する。

背面クッションの凹凸はあっても汗だくになる

WANDRD FERNWEHの背面クッションは、僕が背負ってきたバックパックの中でトップレベル
WANDRD FERNWEHの背面クッションは、僕が背負ってきたバックパックの中でトップレベル

背面クッションは、クッション性が高ければ高いほうが快適だとは限らない。凹凸があることで空気の流れを作ることができ、背負心地が快適になるとされているが、僕の経験上、重い荷物を背負っている場合は関係ない。むしろ部分的に背負うよりも背中全体で背負ったほうが重さが支えやすいと感じる。

凹凸が空気の流れを作りやすいのは、荷物が少ないとき。重いときはあまり役に立たない。

テック系ブログメディア『gori.me』管理人

Apple関連情報を中心にテクノロジーやガジェットに関するニュースを更新する、個人運営のテック系ブログメディア「gori.me」(読み方:ゴリミー)を運営。個人運営のテックメディアとしては日本トップクラスの規模感を誇る。少年時代をアメリカで過ごし、培った英語力を活かして海外情報を主とした最新情報を発信。特に商品レビューには力を入れており、Apple製品はもちろんのこと、各種アクセサリーや周辺機器、ヘッドホンやバックパックなどを紹介。g.O.R.iは、株式会社ドリップ(https://drip.co.jp/)の公認バリスタです。

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