新宿御苑で花見するなら、この門が穴場。駐車場も近くにあるよ
2024年の桜は平年より5日遅く、昨年より15日も遅い開花だったと報じられている。さらに天気が不安定だったこともあり、桜に見守られながら花見を楽しめる日は限られている。
例年、桜の開花シーズンは連日、新宿御苑が大変混み合っている。園内へ入ってしまえばそこまででもないが、入園するまでに時間がかかることがある。花見の条件が厳しい今年は、より一層混み合っているだろう。
そこで今回は比較的マイナーな「千駄ヶ谷門」について紹介する。新宿御苑での花見は妥協できないが、混雑は少しでも避けたい人は是非参考にしてもらいたい。
混み合う新宿門と大木戸門ではない”3つ目の門”を活用せよ
新宿御苑の入園門は全部で3箇所ある。最もメジャーなのは新宿門。次は大木戸門。これらの2つの門は混んでいることが多い。しかし千駄ヶ谷門は駅から徒歩5分くらいと、アクセスが良い割には空いている。
では車で行きたい場合はどうすればいいのか。新宿御苑の駐車場は「大木戸門」の横にある。そこから外周道路を歩いて、反対側にある「千駄ヶ谷門」へ向かうと2キロ近くあり、徒歩30分くらいかかってしまうだろう。
そこでオススメなのは、首都高速4号新宿線の道路下にある「千駄ヶ谷駐車場」。首都高速道路が運営していて、新宿御苑とは関係がないので割引制度はない。しかし30分300円なので、近隣の相場と比較して安めの料金設定だ。最大料金は2,500円。
「大木戸門」横の駐車場は、最初の2時間が600円、以降は30分200円 (最大2,400円) なので、さすがにそれよりは高くついてしまうが、桜のシーズンは満車で入れないことが多く、あまり当てにしないほうが良い。
「千駄ヶ谷駐車場」はA、B、Cの区画があり、Cエリアが一番最寄りとなる。Cエリアは千駄ヶ谷駅のすぐ横あたりなので、こちらも「千駄ヶ谷門」までは、徒歩5分ほど行くことができる。子連れでマイカーが良いという方でも、ここであれば許容範囲ではないだろうか。
実際に利用してみた
晴れた平日の14時台に、新宿御苑へ行ってみた。
「新宿門」と「大木戸門」は、入園待機列が何度も折り返して、300人以上が並んでいるように見えた。
「大木戸門」横の駐車場は当然満車。入場待機の車列ができて、新宿一丁目交差点からほとんど動いていなかった。一方で「千駄ヶ谷門」へ行ってみると、券売機に2〜3人並んでいる程度で、入園口には誰も並んでおらず、ラクラクと入園することができた。
園内は自由に散策できるので、入園さえできてしまえばOKだ。入園を待つ時間がもったいないので、「千駄ヶ谷門」一択だと感じた。当然ながら休日は平日に比べて混み合うことが予想されるが、それでも新宿門と大木戸門に比べれば空いている可能性は高いだろう。
ちなみに車は「千駄ヶ谷駐車場」へ駐車した。タイミングによって満車のときもあるかもしれないが、このときはどの区画も空車だった。
一部の土日は事前予約が必要
新宿御苑での花見をするにあたり、注意してもらいたい点がある。
新宿御苑では桜シーズンの混雑緩和のため、一部の土日で事前予約制となっている。年間パスポートを所持していたり、無料入園者とその同伴者であれば予約は不要。また9〜10時と16時以降も予約不要だ。
つまり昼に花見を楽しみたい人は要注意。現地へ行っても入れないということがないように、情報を確認してもらいたい。