こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。

奮発して切り花を買ったけれど、あまり日持ちせずに萎れてしまった。
夏には特によくあるパターンです。
花を長持ちさせるために切り花延命剤というものが市販されています。
でも頻繁に花を飾るわけではないので、その都度買うのももったいないのです。

そんな時は家にあるもので切り花延命剤を作ってしまいましょう！
せっかくのお花、長く楽しみたいですよね。

市販の切り花延命剤には何が入っているのか

市販されている切り花延命剤には以下の成分が含まれています。

1. 水の雑菌を押さえる殺菌剤
2. 花の栄養分となる糖類

この役割をするものを自分で探せば良いってことです。

殺菌剤にはハイター

殺菌剤にはキッチンハイターが一番便利。
水200ミリリットルに１滴、水１リットルなら５滴です。
くれぐれも入れ過ぎないように注意して下さい。

これだけで水の雑菌が抑えられるので花が長持ちします。
金属の花瓶によっては使えないものもあるので注意して下さい。

水を多く入れ過ぎない

水の量は花の切り口が浸かれば十分。
花瓶を安定させるためにたっぷり水を入れる方がいますが、水に浸かっている茎や葉は雑菌でぬめりがでてきてしまいます。
花瓶は石を入れるなどの工夫で安定させ、水は常に切り口が浸かる量にしておきましょう。

糖類を入れる前に

糖分を加える時はハイターを必ず入れて下さい。
ハイターなしで糖分を加えると逆に雑菌が繁殖し、むしろ早く花がダメになることもあります。

コスト重視なら砂糖

一番便利な糖類と言えば砂糖です。
水200ミリリットルにまずはハイター１滴、砂糖小さじ１の割合です。
ハイターを入れていても、水に砂糖を入れると雑菌が繁殖しやすくなります。
夏なら２～３日に一度は水を取り替えて下さい。

でも、実は砂糖より効果の高い糖があるのです。

パフォーマンス重視ならブドウ糖

砂糖は水に入れても植物には吸収されにくい糖です。

確実に植物に吸収させて栄養分としたいならブドウ糖がお勧めです。
お手元にあるなら、ぜひブドウ糖を使って下さい。

水200ミリリットルにハイター１滴、ブドウ糖６～10グラムが適当です。
ブドウ糖って馴染みが無いようですが、私は駅の売店でも売ってるこれを使っています。

これの良いところはタブレットになっているので計量する必要がないところ。
一粒当たりのグラム数は以下の通りです。

ブドウ糖でも水に雑菌が繁殖しやすくなるのは砂糖と一緒です。
夏なら水は２～３日に一度は変えて下さい。

薔薇を切り花にしても、咲く前に萎れてしまうことが多いですよね。
ぜひこのやり方を試してみて下さい。
水の殺菌を押さえるだけでこんなに持ちが変わるのかと思って頂けると思います。

夏の裏ワザ！それは冷蔵庫

切り花は生ものです。
直射日光の当たる場所に置かない、温度が高い場所に置かないなどの配慮も大事です。

真夏の留守宅の場合、クーラーを切るので部屋は蒸し風呂のようになってしまいます。
そんな時は花瓶ごと冷蔵庫にいれてしまいましょう。
乱暴なようですが、夏の裏ワザとしてぜひ覚えておいて下さい。