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【四條畷市】上空の電線を地下へ 四条畷駅東側で「無電柱化工事」始まる

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)

 JR四条畷駅周辺では現在、都市計画道路「四条畷駅前東線」などの整備事業が行われています。24日昼に現地を訪れてみると、「電線類の地中化を行っています」と記された工事看板が掲げられていました。

電線類の地中化工事中であることを知らせる工事看板
電線類の地中化工事中であることを知らせる工事看板

9日には同じ場所に別の工事看板がありました
9日には同じ場所に別の工事看板がありました


 「電線類の地中化」は、電力と通信のケーブルを地中に移して電柱をなくす「無電柱化工事」とも呼ばれています。この工事は今月9日ごろから始まったようです。

工事看板の横に掲示されていた工事概要
工事看板の横に掲示されていた工事概要


 工事看板横の掲示物によると、無電柱化工事の目的は「安全で快適な歩行空間の確保、都市景観の向上」だそうです。

電線共同溝の仕組みをわかりやすく伝えるイラスト
電線共同溝の仕組みをわかりやすく伝えるイラスト


 その横のイラストを見ると、無電柱化によってどうなるのかイメージしやすくなります。左上に「電線共同溝」と書かれていますが、これは文字通り電力と通信のケーブルを通す溝という意味です。

四條畷学園南側で整備中の「四条畷駅前東線」の電柱と電線
四條畷学園南側で整備中の「四条畷駅前東線」の電柱と電線


 今、整備事業の一環として行われている四條畷学園南側の「四条畷駅前東線」工事の現場や、ロータリーが設置される予定のJR四条畷駅東側の上空には、電力と通信のケーブルが張り巡らされており、それらや関連機器を電柱が支えています。

旧国道170号側から撮影。上空に駅の方向に張り巡らされている電線
旧国道170号側から撮影。上空に駅の方向に張り巡らされている電線


 これらがなくなれば、上空の眺めはどう変わるのか。少し想像してみました。

四条畷駅東側に向かって撮影
四条畷駅東側に向かって撮影


 工事看板によると、無電柱化工事は来年の2025(令和7)年3月31日まで行われる予定ですが、その前にケーブルがなくなり、次いで電柱もなくなると思われますので、一帯の眺めに変化があればまたこちらでご紹介したいと思います。

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フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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