八王子に住んでいると、ときおり低い位置を飛行機が連帯を組んで飛んでいる姿を目にしたり、爆音を聞いたりすることがありませんか？

私は大きな灰色の飛行機が、南から北へ６機も連なって飛んでいるのを見たことがあります。

航空機に詳しい人の話だと、福生市の横田基地に行くアメリカ空軍のものだとか。

この度、福生市のアメリカ空軍横田基地で、サムライ即応監査（SRI: Samurai Readiness Inspection）という大きな訓練監査が、２０２１年１０月１８日(月)から１０月２９日(金)まで実施されると、近隣の自治体に防衛省（北関東防衛局）から情報提供があったのでみなさんにもお知らせします。

2021年10月18日（月曜日）から10月29日（金曜日）（土曜日、日曜日を除く）まで、福生市の横田基地でサムライ即応監査（SRI: Samurai Readiness Inspection)が行われます。運用は、通常時間帯（午前6時00分－午後10時00分）の範囲で実施予定ですが、10月25日（月曜日）から29日（金曜日）は24時間体制で実施する予定です。

通常よりも航空機の運用が増える予定ですが、外来機の使用はしない予定です。また、オスプレイの使用はない見込みです。

サムライ即応監査（SRI: Samurai Readiness Inspection)は、有事における即応態勢の維持強化およびORE：Operational Readiness Exercise（運用即応演習）に対する監査です。

OREとは仮想戦闘環境における基地の機能テストであり、テロ攻撃や航空機または地上戦闘力等による基地への攻撃を想定し、実践的な即応態勢をとることを訓練するものだそうです。平和に暮らす私たちには想像しにくい、すごい訓練をしているんですね。

この動画は、今年の9月に行われた米軍横田基地の巨大輸送機実働訓練の様子です。こんなに大きな飛行機が空を飛ぶなんて驚きです！　

サムライ即応監査では、大音響の出る特殊なスピーカを使用し、サイレンや広報を行なうPAS(Public Address System)：パブリック・アドレス・システムや金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させる地上爆発模擬装置GBS(Ground Burst Simulator)グラウンド・バースト・シミュレーターおよび煙幕を使用します。

滑走路上の鳥を追い払うための疑似音を出す装置バッシュキャノンなども使用する可能性があります。

防衛北関東防衛局から米軍に対し、本演習の実施に当たっては、日米合同委員会合意を遵守するとともに、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう配慮を申し入れました。

夜間に大きな音で眠れなくなるのは困りますが、日本の災害時にも援助を惜しまないアメリカ人や軍には頭が下がります。

東京都では、災害時における米軍との連携強化を図るため、東京都総合防災訓練において、平成18年度から毎年米軍の協力を得て、在日米各軍（陸軍・海軍・空軍）の艦船やヘリコプター等による傷病者搬送訓練や支援物資搬送訓練等を実施しています。

【横田基地】

住所：東京都福生市 米軍横田基地

管理部隊：米空軍374空輸航空団・使用部隊：在日米軍司令部、第5空軍司令部、米空軍第374空輸航空団ほか