JR八高線の北八王子駅前にある、海鮮居酒屋「のんでっ亭」。

小さなお店ですが、電車を乗り継いでまで来る人や、遠くから車で訪れる人の絶えない人気店です。

店内は10人ほど入ったらもう満員というカウンターのみのお店ですが、ランチ時間に行列ができる訳は、ずばりそのコスパの良さ。

500円ぴったりで食べられるランチは、海鮮丼・唐揚げ定食・アジフライ定食・焼きor煮魚定食、チャーシュー定食です。（日によって種類が変わります）

今どきワンコインで定食が食べられるとは驚きですが、それ以上に人気のランチが、味も値段も文句無しの「うな丼」なのです。

のんでっ亭のうな丼はお味噌汁とお新香が付いて800円！

うなぎは関東で好まれる小ぶりなものが1匹分（2切れ）、ご飯の上に乗っています。

昔から関東では一人前に1匹のうなぎを供するのが定番で、身や骨が柔らかなあまり大きくないものが重宝されてきたそう。

うなぎの産地は中国ということですが、焼きのうまさからか、国内産うなぎのように香り高くふっくらと焼き上がっています。

もう一度書きますが、こちらのうな丼が800円です。

味はばっちり！

ふっくらと脂の乗った柔らかなうなぎに、少し濃いめのタレがよく合います。

タレの染み込んだご飯も、言う事なしの美味しさです。

上の写真は自分へのご褒美などの特別な日に食べたい「うな丼2人前」1600円。

どんぶりから、うなぎがあふれています。

のんでっ亭うな丼2人前は、1.5匹分をギュッと丼に詰めて、残りの半匹分はお皿に乗せられて出てきます。

のんでっ亭の店主は元はお魚屋さんを営んでいたそう。

その関係で新鮮な魚介類を仕入れられるルートを使い、今でも上質な材料をお客さんに安く提供できるのだとか。

「のんびり人も雇わず一人でやってるから、この値段で出せるんですよ」と笑顔で話してくださいました。

夜の居酒屋メニューも、スーパーに並んでいる素材の価格みたいになっています。

店主さんの手間賃はどこに入っているんですか？　と聞きたいような値段です。

のんでっ亭のある北八王子駅付近には、コニカミノルタや東京精密、JVCケンウッド、オリンパスなど日本を代表するような企業や町工場がたくさんあり、のんでっ亭にもスーツを着たお客さんや作業着のお客さんが次々といらっしゃっていました。

7月の土用丑の日は過ぎましたが、スタミナをつけたい時や、予算が少なくても贅沢したい時におすすめです。

【のんでっ亭】

東京都八王子市石川町２９５８