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ランニングと湿度の関係!むしむししている日、走りにくいのはなぜ?

萩ゆうランニング系ライター

ランニングライターの萩ゆうです!

梅雨もなかなか明けず、ムシムシとした暑い日が続いていますね……。

日本の特有の夏の特徴に『むし暑さ』があります。実は、湿度とランニングは大きく関係しており、湿度の高さはランニングパフォーマンス低下の原因になることもあるのです。

今回は、ランニングと湿度の関係について解説します。

湿度が高いとなぜ走りづらいのか?

動物の身体には、ランニングなどの運動により体温が上がることで、体内の熱を汗にして発散させる機能が備わっています。

汗が渇く際(気化される際)には皮膚表面の熱が使われるので、その結果体温が下がります。乾燥した気候であれば発汗した汗も自然と乾いていきますが、湿度が高いと汗はなかなか乾きません。

湿度により汗が渇かないことで思うように熱が冷めず、結果的に体内に熱がこもってしまいます。オーバーヒートとなり、ランニングなどスポーツのパフォーマンスが下がってしまうのです。

身体は正直なもの。一生懸命汗を冷まそうとより汗をかこうとするので、湿度が高い日には汗の量が自然と多くなります。

湿度が高い日のランニングの対策

年々むし暑くなる日本の夏、ランナーは耐えるしかないのでしょうか?湿度が高い日にできる対策をご紹介します。

速乾性のあるウェアを着て走る

ランニングウェアもさまざまなものがありますが、なるべく速乾性のある通気性の良いウェアがおすすめです。かいた汗もすぐに乾き、身体にまとわりつく不快感も軽減されます。

ウェアにたまった熱が外に発散されやすい、お気に入りのウェアを選んでみましょう。

かいた汗はすぐに拭く

汗で皮膚が濡れた状態のままだとより熱が発散しづらく、体内に熱がこもったままになってしまいます。湿度が高いとより多くの汗をかいてしまい、常に汗で皮膚が濡れた状態になり悪循環です。

冷たく冷やしたタオルなどで、汗をこまめに拭き取るようにしましょう。

身体をこまめに冷やす

湿度の高さによって、熱が体内にこもりがちに。こもった熱を発散させるために、休憩時間などでこまめに身体を冷やしましょう。

首やわきの下など、身体を冷やすのに効果的な箇所はいくつかあります。かぶり水をしたり、氷を手で持ったり、冷却アイテムを使ったり、工夫をしてみましょう。

水分補給を欠かさない

汗を多くかいてしまう分、水分補給をしっかりとましょう。運動中や運動後に水分を補給して、脱水症状を起こさないようにすることが大切です。

汗と一緒に電解質も出てしまうので、スポーツドリンクや経口補水液などで体内のイオンを維持するように意識しましょう。

暑さ以上に湿度は危険!無理せずランニングに取り組もう

高温多湿な日本だからこそ、走りにくいし汗もかくしうんざり……、でもランニングはやめられない!

そんな真面目なランナーさんこそ、しっかり対策をしながら無理せずランニングを続けましょう。

湿度の高さは熱中症を引き起こす引き金になります。多く汗をかくこと、のどの渇きが感じづらいことで熱中症になってしまう危険性があるので十分注意をしてくださいね。

「サブ3女子のジョグノート」では、ランニングに関する情報を発信しています♪

ぜひ見てみてください!

ランニング系ライター

全国各地を転々と暮らすWebライター。スポーツ系、おでかけ系メディアなどで執筆中。3度の飯よりランニングが好きで、フルマラソン3時間ぎりの記録をもつ。

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