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ランニング歴20年の私が「失敗した」と感じた、夏場のランニング対策5選

萩ゆうランニング系ライター

こんにちは!ランニング系ライターの萩 ゆうです!

私がランニングをはじめてかれこれ20年にもなり、今回で20回目の夏を迎えることになりました。
これまでの経験から「失敗した」と感じた、夏場のランニング対策をご紹介したいと思います。

失敗①無理な暑熱順化

やりがちだったのが、無理な暑熱順化。「暑さに慣れることができれば、夏場も快適に走れるんじゃないか?!」と思っていた若きあの頃。

わざわざ暑い時間に走りに出かけてみたり、部屋のクーラーをなるべく切って過ごしたり…。

修行みたいな生活の結果、暑さにより疲労がどんどん蓄積し、頑張らないといけない練習で全然走れないこともありました。

日本の夏は驚異的なので、涼しい環境はうまく使い分けましょう。

暑熱順化は徐々に無理せず暑さに慣れていくものなので、無理やり順応させるのは危険です。

失敗②水のがぶ飲み

のどが渇いたからといって水をガブガブ飲むのは良くありません。

夏場のトレーニングに水分補給は欠かせませんが、水を大量に飲むことで「水中毒」になってしまう危険性があります。

水中毒は、体内に大量の水分を摂取することで血中ナトリウム濃度が低下し、めまいや頭痛を引き起こす病気。重症の場合には命が危険にさらされることも。

水分補給には、ポカリスウェットや経口補水液など塩分やミネラルが含まれるドリンクを飲むようにしましょう。

失敗③冷たすぎる/ぬるすぎるドリンクで水分補給をする

どうしても走った後は暑くてのどもかわいており、キンキンに冷えたドリンクを飲みがちです。その結果、お腹をくだし悲惨な状況に…。

逆に、日光で温まってしまいぬるくなったドリンクは体内に吸収されづらく、気持ちが悪くなる原因にもなってしまいます。夏場のドリンクの温度は、女心レベルで難しい!!

環境省のサイトでも、運動時や熱中症対策をしたい場合には5~15度の温度の水分を補給するよいと紹介されています。

夏場は日に当たってドリンクもぬるくなってしまいがちなので、練習の時に持っていくドリンクの温度は保冷剤を使うなどして工夫しましょう。

失敗④朝と夕方以降の時間帯は走れるという過信

朝や夜は多少気温が下がるかもしれませんが、日中のランニング同様に暑さ対策は必須!

コンクリートに覆われた場所では日中の日差しの熱が地面に残り、夕方以降もなかなか気温が下がりません。

朝も早く日が昇るため、日差しを浴びて暑い思いをしてしまいがちです。

「朝や夜は日差しが弱いから大丈夫」と過信をして普段通りに走ると、脱水症状などを起こす危険性もあるので十分に注意をしましょう。

失敗⑤二日酔いや寝不足のコンディションのランニング

ランニングにもたまの息抜きは不可欠!

息抜きに深酒をしてしまい、翌日朝から心機一転走り出す人もいるかと思いますが、二日酔いや寝不足でのランニングはとても危険です。

厚生労働省のサイト(https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/2016/sakuhin4/images/n077_2.pdf)でも、二日酔いと寝不足は熱中症にかかりやすい健康状態だと指摘されています。

二日酔い(お酒の飲み過ぎ)⇒アルコール分解に飲んだ以上の水分が使われ体内の水分を奪う

寝不足⇒自律神経の働きが鈍り体温コントロールが低下

あらかじめ次の日に走る予定があると分かっている場合、飲みたい気持ちをぐっと抑えてほどほどにし、早く寝るようにしましょう。

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これまで何度も夏対策に失敗し、脱水や夏バテを繰り返してきました。しかし、失敗を経験したからこそ乗り越えられる夏がある!

自分なりの夏対策を見つけて、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

「サブ3女子のジョグノート」では、ランニングに関する情報を発信しています!ぜひチェックしてみてくださいね♪

ランニング系ライター

全国各地を転々と暮らすWebライター。スポーツ系、おでかけ系メディアなどで執筆中。3度の飯よりランニングが好きで、フルマラソン3時間ぎりの記録をもつ。

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