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暑い夏だからこそおすすめしたい!峠走がマラソントレーニングに最適なワケ

萩ゆうランニング系ライター

こんにちは!ランニングライターの萩 ゆうです。

夏休みに走りこみをしたい人におすすめなのが「峠走」。筋力と心肺をセットでトレーニングできる、峠走の魅力をご紹介します。

峠走とは

峠を走る「峠走」は、峠の麓から峠道の緩やかな坂道を往復して走るトレーニングです。10~30kmほどが大体の走行距離になるので、比較的長い距離を走りたい人にもピッタリ!

峠は木々に囲まれた山の中にあることが多いため、夏でも涼しい場所で走り込める点がランナーに人気です。

また、舗装された道を走ることができるので、足場も安定していて走りやすい点も特徴です。

上り坂で得られる効果

上り坂では平地を走る時以上に心拍数が上昇します。そこまでスピードを上げなくても息がハアハアと…。そんな上り坂を長時間走り続けることにより、心肺機能の強化に効果的です。

さらに上り坂では、「地面を押して地面を蹴る」という動作の繰り返しなので、脚の推進力も強化しやすいです。

下り坂で得られる効果

下り道では自然と重力が下にかかり、スピードが上がります。本来持っている以上のスピードで走れるため、スピード力の底上げをしたいトレーニングに効果的!

また、下り坂では特に前ももに想像以上の負荷がかかっています。衝撃や負担が繰り返しかかることで、着地筋に耐性がつけられます。

峠走で気を付けるべきことは?

交通安全

峠は舗装された道路のため、車やバイクが多く走っています。

曲がっていて先が見えづらい道も多いため、交通安全には十分に気を付けましょう。山の天気は変わりやすく、霧で霞がかっていることも。

「白線の内側を走る」「目立つ色のウェアを着る」など安全意識をもって走りましょう。

転倒や怪我

舗装された道といっても、凹凸があったり草が生えたりしていることも無きにしも非ず。上り坂や下り坂を走ることで乳酸が溜まり、足がふらついた状況にもなりやすいです。

そんな時に転倒をしないように気をつけましょう。

下り坂を勢いのまま飛ばし過ぎることも、事故や大怪我の原因となります。峠走で怪我をすると、スタート地点まで戻って処置をしなければならず、応急処置が遅れる場合があり危険ですよ。

気温の変化

走っていると感じづらいですが、標高の高い峠道では上に行くほど気温が下がります。

走っている時はアドレナリンが出ていて寒さを感じにくいですが、立ち止まると急に寒さを感じることも…。

低体温症で戻れなくなってしまうと危険なので、事前に目指す地点の気温を把握したうえで、防寒着などを持っていくなどの対策をしましょう。

私も夏場は避暑地を求めてよく峠に走りに行きます。

峠も場所によっては標高が高く、低酸素の中でトレーニングができるのも魅力的!その標高の高さから気温も涼しく、夏の暑さを感じにくいため快適に走れます。

ぜひ、マラソントレーニングのひとつに峠走を取り入れてみましょう!

ランニング系ライター

全国各地を転々と暮らすWebライター。スポーツ系、おでかけ系メディアなどで執筆中。3度の飯よりランニングが好きで、フルマラソン3時間ぎりの記録をもつ。

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