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マラソン歴8年目ランナーが考える 初心者ランナーが犯しがちなミス5選

萩ゆうランニング系ライター

早いものでフルマラソンデビューから8年目を迎えました!

長年ランニングを続けていると、周囲のランナーを見ていてさまざまな気づきが生まれます。今回は、『初心者ランナーが犯しがちなミス5選』をご紹介します。

①体型にこだわり痩せすぎている

テレビで見るようなトップのマラソンランナーが痩せていることから、「痩せている方が速く走れるのではないか」という考えが浸透しています。

体重や体脂肪の増加はパフォーマンス低下につながると言われつづけてきたものの、無理な減量は逆効果。

長い距離を走るランニングは、糖や脂肪など体内のエネルギーを燃焼させて走るため、必要最低限のカロリーが欠かせません。疲労やケガの原因、パフォーマンス低下の原因にもなるので、日頃の食事を通して体にカロリーを貯蓄しておくことが大切です。

②ケガを無視して練習を続行する

ランナーの多くが、ケガをしても「少しくらいは大丈夫だろう」と練習を継続しがち。

むしろケガで遅れた分を取り戻そうと、焦って走り込むケースもよく耳にします。月間200kmほど走る一般ランナーの場合、ケガの発生率が80~90%上昇すると言われています。

痛みを我慢した状態で走り続けると、大きなケガにつながってしまう要因になりかねません。

痛みを感じたらすぐにトレーニングを中断し、必要に応じて病院で診てもらうようにしましょう。

③休まない

走ることが大好きなランナーはあまり休息をとりません。周囲のランナーと比較してしまい、より休むことが億劫になっているケースも。

休むことは驚くほどの回復効果を生み出します。そして、次のトレーニングのパフォーマンス向上につなげるためにはとても効果的です。

最近では、心肺や身体のコンディションが計測できる高機能なスポーツウォッチも登場しています。そこに示される数値データばかりをあてにするのではなく、まずは自分の体の声にしっかりと耳を傾けて、定期的に休息をとりましょう。

④オーバーペースで走りすぎている

走りはじめるとペースが上がってしまい、どうしてもオーバーペースになるランナーがいます。

ペースアップは気持ちいいものの、本来走る予定だった距離や時間が走りつづけられず、途中で断念してしまうことも。また、負荷の高いトレーニングの日にしっかり走れないなど、オーバートレーニングの原因になりかねません。

燃え尽き症候群につながることもあるので、普段のジョギングやリカバリーの日には、なるべくオーバーペースにならないように心がけましょう。

⑤大会前にトレーニングを詰め込む

大会が近づくと焦る気持ちが先走ってしまい、トレーニングを詰め込みがち。

慌てて走り込むとダメージが増え、身体の回復が間に合わないまま本番を迎えることになってしまいます。

本来は数カ月にわたりトレーニングプランを立て、本番に臨むことが理想。

42kmは想像以上に身体へ負担がかかるので、大会前にトレーニングを詰め込むことは避けましょう。

ランナーにとって大切なのは「走ることを楽しむこと」です。

目標に向かい走り続けるうちに、タイムや速さばかりに気持ちが行ってしまい、気づけば本来の目標を見失ってしまうことも……。

走ることを純粋に楽しむことを第一に走り続けられると理想ですね!

ランニング系ライター

全国各地を転々と暮らすWebライター。スポーツ系、おでかけ系メディアなどで執筆中。3度の飯よりランニングが好きで、フルマラソン3時間ぎりの記録をもつ。

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