5年以上愛用しているウルトラライトダウンを新品同様に洗う!春の衣替え応援おうちクリーニング
夜もコートがいらないくらい暖かくなってきましたね。
早く冬物をクリーニングに出さなきゃって焦っている方もいらっしゃるでしょう。
私はニットはもちろん、コートもスーツも自分で洗います。その中でも洗濯が簡単なのがダウンジャケット。
素材に使われているダウンは水鳥の羽根なので水に強く、洗濯機でも洗えます。
だた、中に入ってるダウンが少ないユニクロのウルトラライトダウンは洗濯するとシワシワになってしまうことあるんです。
本日は、そんなシワシワになってしまったウルトラライトダウンを新品同様に仕上げるコツをお伝えしますね。
日本の冬を変えたウルトラライトダウン
ユニクロのウルトラライトダウンは驚くほど薄く軽く暖かい!
ダウンジャケットといえばモコモコと着ぶくれするというイメージを変え、薄くて暖か、薄手のコートのインナーとしても着用ことができ、日本から「着膨れ」という言葉をなくしたんじゃないかというくらい便利なアイテムです。
素材
表地 ナイロン100%
中綿 ダウン90%、ファザー10%
裏地 ポリエステル100%
ダウン
水鳥の胸のあたりの羽毛。見た目はフワフワとした綿毛のような感じで、吸湿性や湿度の発散性に優れ軽くて暖かい。
フェザー
水鳥の翼の芯のある羽根です。弾力に優れていて、型崩れを防ぐために一定量のダウンを入れるのが一般的です。
洗えるかどうかを決めるのは洗濯表示マーク
お値段もお手頃はユニクロのウルトラライトダウンは、今やどの家庭にも一枚はある定番となっていますよね。
だけど、クリーニングに出すと普通のダウンと変わらず3,000円〜10,000円かかってしまい、本体価格よりも高くなってしまうことも!
ユニクロのウルトラダウンジャケットは洗濯表示マークをみると、じつは自宅で洗えるんです。
【新洗濯表示マークの場合】
【旧洗濯表示マークの場合】
洗濯表示マークが「手洗い可能」になっていたら、おしゃれ着用洗剤を使って洗濯機のウール洗いコースで洗うことができます。
ちなみに、洗濯表示マークは2016年に変わっています。
我が家のウルトラライトダウンは5年以上前のものなので旧表示です。
ということは、5年以上も毎年自宅で洗濯していて、今の頃は目立ったダメージはないということです。
なかなか丈夫な衣類です(笑)
ウルトラダウンジャケットを洗う方法
必要なもの
・おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)
・洗濯ネット
・バスタオル
汚れがひどい場合は
・固形石鹸(ウタマロなど)
予備洗い
私はジャケットの中に着ることが多かったですが、それでも袖はかなり汚れています。
このように汚れがひどい場合は洗濯機で洗う前に予備洗いします。
固形石鹸はなんでもいいです。
洗濯用石鹸でなくて普通の牛乳石鹸でもいいですが、皮脂汚れはウタマロせっけんが最も汚れ落ちがいいですよ。
全国どこのドラッグストアでも100円ほどで売っているので、この機会に買ってみてはいかがでしょうか?
① 汚れているところを水につけて、ウタマロなどの固形せっけんを擦り込みます。
② せっけんを揉み込むように握り洗いして、軽く泡をすすぎます。
③ 汚れが落ちてないようなら擦り洗いしますが、力を入れすぎると中のダウンが痛んでしまうので、表面をなぜるように優しく洗います。
目立った汚れが落ちたら洗濯機で洗います。
洗濯機で洗う
④ ユニクロのウルトラライトダウンはダウンの量が少ないので、浮きにくいですがダウンジャケットを洗う場合は水から浮いてこないように重し代わりのバスタオルに包んで洗濯ネットに入れます。
ネットに入れるのは生地を保護する意味もありますが、
ダウンジャケットの場合は生地が傷付いて中からダウンが洗濯機の中に飛び散らないようにするためです。
ダウンを洗濯機で洗う場合は必ず目の細かい洗濯ネットに入れるよにしてください。
⑤ 洗濯機のコースはウール洗いできるコースです。
洗濯機のメーカーによって、「おしゃれ着コース」「ドライコース」などと名称が違います。
わからない場合は洗濯機の説明書をご確認ください。
ここまでで洗いの工程は終わりです。
干し方
干すときのコツは絶対に触りすぎないこと!
洗濯機で洗ったダウンジャケットはくしゃくしゃなので、シワを伸ばしたくまりますが、触らずに我慢です。
直射日光が当たらない日陰を選んでハンガーでつり干し。
肩幅が狭いハンガーを使う時はタオルを巻くなどして肩幅を出します。
肩にかかる比重を分散するためと、前身頃と後ろ身頃の間に隙間をつくり乾きやすくするため。
完全に乾くまでしっかりと干します。
ウルトラライトダウンは薄いので、よく晴れた日なら5時間くらいでよく乾きます。
禁断のアイロンは低温で
通常のダウンジャケットだと乾いて羽が膨らむと自然と表面のシワが伸びるんで雨が、ウルトラライトダウンの場合は中に入ってる羽は少量です。
ダウンが膨らんでもシワを伸ばすほどの効果は望めないため、仕上がりがシワシワになってしまって失敗したという方もいらっしゃるのではないですか?
そこで、シワができてたときの対処法として、アイロンを使います。
洗濯表示マークにはアイロン不可のマークがあるので、禁断の裏技です(汗)
表面の素材ナイロンは熱に弱いので、低温でアイロンをかけます
そのとき、普通にアイロン台に置いてアイロンをかけてしまうと、羽が潰れたり変なシワが入ってしまうので、ちょっとした裏技を使うんです。
失敗しないアイロンがけの裏技
① アイロンをかける生地の片方を洗濯バサミなどでアイロン台に固定
② もう片方をつかんで宙に浮かせます。
生地を引っ張り上げながら、アイロンをかけます。
宙に浮かせた状態でアイロンをかけることで、表面に新たなシワをつけることなく、繊維を真っ直ぐにのばすことができて、艶よく仕上がります。
繊維を伸ばす方法としては、ニットにアイロインをかけるときのように生地からアイロンを数センチ浮かせてスチームだけをかける方法もありますが、スチームは高温でないと発生しません。
熱に弱いナイロン素材には不向きなのです。
熱に弱い素材の場合は、低温で表面を軽くなぜるような感じでアイロンをかけるとキレイに仕上がります。
温度やテカリなどが不安な方は当て布をしてくださいね。
当て布も洗濯バサミで一緒に挟むとズレないくていいですよ。
こちらがアイロンをかける前の状態
こちらがアイロンをかけた後です。
宙に浮かせた状態でアイロンをかけると誰でも艶よく仕上がります。
シワが気になるところにアイロンをかけたら、中のダウンに空気を入れるような気持ちでジャケットを上下に大きく何度かふると、中のダウンが空気を含んでふんわりと仕上がります。
どうでしょう、洗う前よりふんわりと艶よく仕上がってますよね。
もっとも汚れていた袖も見違えるよにキレイになりました。
まとめ
ウルトラライトダウンを洗うときの注意点
・洗濯洗濯ネット使う
・洗濯機のコースはウール洗いコース
・乾くまでは触らない
・アイロンは宙に浮かせて
洗濯は回数を重ねるとどうしても衣類にダメージを与えてしまいますが、上手に洗濯すると衣類を蘇らせることもできます。
ウルトラライトダウンはシワができやすくアイロンが必要だったりしますが、通常のダウンジャケットならアイロンもなしでキレイに洗うことができます。
まずは失敗してもいい衣類から「おうちクリーニング」にチャレンジしてみてくさいね。
クリーニング代が高価な冬物衣類を洗えるようになると大きな節約になります。