冬こそ部屋干し!エアコンを利用すると時間のしばりから開放されます
部屋干しと聞くと、雨で外に干せないときに緊急対処法というイメージがあるかもしれませんが、冬こそ部屋干し推奨です。
日照時間が短く、日が暮れる夕方になっても乾ききらずにしっとり
夕方仕事から帰る時間だとせっかく乾いた洗濯物も夜露に濡れてしっとり
平日は洗濯を諦めて、休日にまとめ洗いしてる人も多いんじゃないですか?
それだと貴重な休日が半日洗濯で終わってしまいます。
部屋の中が暖かい冬こそ部屋干しがおすすめ。
朝早く起きなくても、夕ご飯を食べながら洗濯したっていいんです。
もう寒くて震えながら外に洗濯物を干さなくてもOK。
冬の部屋干しのメリット
ネガティブイメージの強い部屋干しですが、実は冬の部屋干しにはメリットがいっぱいです。
冬のデリケート衣類は部屋干しで長持ち
ウールを筆頭に冬の衣類はデリケートな素材を使ったものが多いです。昼と夕方の寒暖差で縮みやすくなります。温度が下がりにくい室内はデリケート衣類にはぴったり!
デリケート衣類の洗濯表示をみるとほとんどの場合が陰干しを指定しているはずです。
また素材だけでなく赤や黄色といった暖色系の染料は紫外線に弱く、紫外線により色褪せしやすいんです。
なので、紫外線の少ない室内だと衣類が痛みにくく、冬物衣類は部屋干しととても相性がいいです。
天候や時間のしばりから開放される
日中に仕事で家を空ける場合、休日にまとめて洗濯するというパターンが多くなりがちです。
小さいお子さんがいて、思ったペースで洗濯ができないこともあるでしょう。
けっきょくいつも休日にまとめ洗いになってしまって、せっかくの休日が洗濯で半日つぶれてしまってウンザリ
部屋干しだと天気も時間も関係なく干せるので、平日の夜にも干すことが可能。
休日は朝はゆっくり休んでください。
こまめに洗濯できるので、1回の洗濯物の量も少なく干すのも片付けるのも億劫になりにくいのもメリットです。
冬の洗濯は部屋干し臭がしにくい
ぜったいではないんですが、冬の衣類は夏に比べて部屋干し臭いがしにくいんです。
なぜなら、部屋干し臭の原因となる細菌(モラクセラ菌)は洗い残した皮脂を餌に繁殖します。
冬は夏に比べて汗の量が少なくなるので、冬物衣類には皮脂が残りにくく夏に比べてモラクセラ菌が繁殖しにくくなります。
どうしても部屋干し臭が気になる人は皮脂をよく落とす「弱アルカリ性(ウールには使えません)」の洗剤に変えてみてください。
乾燥防止
夏場は室内に洗濯物を干すとじめじめして嫌なものですが、冬場は逆に室内が乾燥しているので洗濯物を干すと洗濯ものが加湿器の代わりになって湿度をあげてくれます。
私は就寝前にタオルを干して室内の乾燥防止をしています。
朝起きて乾燥で喉が痛いというのとがなくなりました。
特にエアコン使用時は洗濯物もよく乾きますし、加湿器を使わなくても乾燥防止にもなり一石二鳥です。
冬の部屋干し、一等地はエアコンの前
冬に洗濯物を干すのに最適な場所はベランダではなくエアコンの前です。
寒い日にエアコンを使っているなら、その熱風を利用しないともったいない。
厚手のトレーナーも2〜3時間でカラッカラに乾きますし、部屋の乾燥も防ぎます。
エアコンの前に干す場所なんてないよという場合はこんなグッズがおすすめ!
ホームセンターなどで手に入る、エアコンに引っ掛けて使うタイプのエアコンハンガーです。
なにやら仰々しい感じがしますが、エアコンハンガーは工事などは一切必要なく、釘や工具も必要ありません。
設置はエアコンと壁の間に一枚の小さな板をはめ込むだけなので、賃貸住宅でも設置が可能です。
いろんなメーカーから発売されていますが、ネットジョッピングだと1500円〜3000円ほどとリーズナブル。
これがあると、まるで室内に乾燥機があるかのようによく乾き、冬の部屋干しが快適になります。
私は平干し用のネットを使って靴下などの小物は放り込むだけにしているんですが、
エアコンの風がダイレクトに当たるので多少重なっていてもよく乾きます。
エアコンハンガーと平干しネットのコラボは干す手間と時間を大幅カットできてお気に入りです。
窓枠に簡易サンルームを作る
どうしても日光に当てたいという場合は窓枠を干場にするのがおすすめ
バスタオルって面積が大きいので部屋干だと干す場所に悩みますよね。
そんなときは100円ショップで販売されている突っ張り棒を使うと、簡易なバスタオル干しができます。
陽当たりの良い窓辺だと外に干すよりも早く乾きます。
こちらは100円ショップで購入できる窓枠ハンガー。
これ一つでも使えますが
2つ使って突っ張り棒をセットすると簡易サンルームができます。
外だと洗濯物が乾きにくい寒い日も室内の窓際は暖かいですからね、洗濯ものもよく乾きます。
部屋干し まとめ
やっぱり室内では乾きにくいって場合はアーチ干しを試してみてください。
アーチ干しとは長いものを外側に、内側にいくに従って短い衣類を配置する干し方で、ガタガタに干すよりも早く乾きます。
なぜ早く乾くのはまだ完全には解明されていませんが、LIONがコンピューターシュミレーションをした結果、下降気流が発生することがわかったのだそう。
これによりアーチ干しだとガタガタに干した時よりも早い風が吹き、乾燥時間が早まっているのではないかといわれています。
実際、私が試した時は長さをガタガタにして干すよりも30分近くも早く乾きました。
・紫外線に当たらないので衣類が長持ち
・天候や時間のしばりから開放され、休日の洗濯の山から開放されます
・乾燥防止
雨続きで外に干せない場合の緊急対処として部屋に干すというネガティブイメージの部屋干しですが、冬にはメリットいっぱいなので、ぜひお試しください。