Yahoo!ニュース

洗濯で室内のUVカットができる?初夏のカーテンの洗濯方法

ハナおうちクリーニング(洗濯)研究家

こんにちは、おうちクリーンング(洗濯)研究家のハナです。

電気をつけているのに、なんとなく部屋が暗い。これってカーテンの汚れのせいかもしれません。

ジメジメとした梅雨が来る前に、カーテンをスッキリ爽やかに洗っちゃいましょう。

カーテンは意外に汚れていますし、ニオイも吸い込んでいます。面積が大きい分、洗濯してきれいになると部屋の空気や明るさが変わります。

UVカット効果のある洗剤やスプレーを使うことで効率よく部屋全体をUVカットすることもできます。

まずは洗濯表示マークをチェック!

洗う前に、まずはカーテンに付いている洗濯表示マークを確認します。

洗濯機で洗えるマーク

洗濯機可のマークが付いている場合は洗濯ネットを使用してウール用コースで洗います。

洗濯タグに「中性洗剤」の指定がない場合はどんな洗剤を使ってもOKです。

手洗いできるマーク

手洗いマークがついてる場合は手洗いします。

素材が綿やポリエステルだと、手洗い推奨のマークがついてる場合でもおしゃれ着用洗剤を使って洗濯機(ウール洗いコース)で洗うことも可能です。

自宅では洗えないマーク

水洗い不可のマークが入っている場合は、自宅で洗うのは難しいです。

あと、カーテンは洋服と違って洗濯表示マークが必ず付いているとは限りません。素材がわからない場合もクリーニング店にお任せしたほうが無難です。

カーテンの洗う前の準備

カーテンって思っている以上に埃が付いているものなので、洗濯前に吊り下げたまま掃除機をかけておくと洗濯機が汚れるのを予防できます。

カーテンは面積が広いのでフックから外す前に掃除機をかけると場所を取らなくいいですよ。

埃が取れたら金具を外します。

フックなどの金具はつけたままでも洗えますが、洗濯中に金具が変形したりカーテンを引っ掛けてキズが付く心配もあります。できれば金具は外して洗ったほうが安全。

外せない場合は金具部分を内側に折り込んでから洗濯ネットに入れます。

洗濯機で洗う場合

洗濯機を使う場合は洗濯ネットは必須。

ネットに入れることで、洗濯によるダメージを減らし、濡れて重くなったカーテンでも洗濯機から取り出しやすく、また干場までの移動も楽にできますよ。

まず洗濯ネットの横幅に合わせて縦に蛇腹折り、そのあと横に蛇腹に畳んで洗濯ネットに入れるとシワがつきにくいだけではなく、干す際に広げるのが楽です。

洗濯機のコース設定は「ウール洗い」用コース。細かく設定できる洗濯機の場合は脱水を2分にするとしわなく仕上がります。

手洗いの場合

洗濯表示マークが手洗いになっている場合はつけ置き洗いします。

洗濯表示マークに漂白剤不可のマークが付いていなければ酸素系漂白剤を使うことをおすすめします。

漂白剤でつけ置き

手洗いする時は洗濯ネットは使わなくてもOKです。

40度ほどのぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かして30〜1時間浸け置く、ただそれだけなので圧倒的に楽。

酸素系漂白剤は酸素の泡で汚れを浮かせるので色柄ものにも安心して使えます。漂白剤は液体ではなく粉末のものを使うようにしてください。

あっという間に汚れがお湯に溶け出してくるので、カーテンがキレイになっているのを実感できますよ。

おしゃれ着用洗剤で浸け置き

漂白剤が使えないようならおしゃれ着用洗剤を使います。

湯船やシンクなどカーテンが浸かるほどの水をためて洗剤を溶かします。

カーテンを入れて、足で踏みながら汚れを押し出してて、その後20分ほど浸け置きします

脱水は洗濯機で2分

漂白剤、もしくはおしゃれ着用洗剤で浸け置きしたあと、水を抜き、新しい水を貯めます。軽くゆらゆらと揺らしてまた水を抜き、新しい水に変えてください。これを2〜3回繰り返します

最後は洗濯機で脱水。脱水のタイマーは2分。

柔軟剤を使う場合は最後の水抜きの前に入れ、カーテン全体に行き渡ったら洗濯機で脱水します。

洗濯機洗いも手洗いも、脱水が終わったら金具を取り付け、カーテンレールに吊るして乾かします。シワは勝手に伸びるのでアイロンも入りません。

・浸け置き
・すすぎ(水を抜いて貯めるを繰り返す)
・脱水(洗濯機でタイマー2分)

以上のステップで、簡単にカーテンが洗えます。

カーテンは面積が大きいので、汚れが落ちると部屋が明るく見えて爽やかな風が入ってる来る感じ。

UVカットの洗剤とスプレーが便利!

紫外線は人間の肌への影響も大きいですが、カーテンやインテリアも日に焼けて変色します。

できれば明るさはそのままに部屋に入ってくる紫外線の量を減らしたいところ。

そのため、紫外線の多い日中に使用することが多いレースカーテンは、洗ったあとには衣類用のUVスプレーをカーテン全体に施すことで、部屋に入る紫外線量を減らせます。

あと、ファーファから販売されている洗うだけで紫外線カットできる洗剤「UVカット液体洗剤 ベビーフローラルの香り 」も夏はめちゃくちゃ便利!

▼ファーファ「UVカット液体洗剤」の詳しいレビューはこちら

衣類をUVカット仕様にできるファーファ『UVカット洗剤』レビュー

この洗剤で洗うだけで、カーテンだけでなく洗う服すべてにUVカット効果を得られます。

この洗剤、実店舗では見たことないんですが、アマゾンやネットで購入可能。

カーテンの洗濯 まとめ

洗濯機で洗う場合は洗濯ネットを使用。

手洗いする場合はオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使うと、浸け置くだけでキレイになって便利です。

水に濡れたカーテンは重量があるので、手洗いの場合も脱水は洗濯機を利用しましょう。

干す時はカーテンレールに戻して吊るしておくと窓際なので勝手に乾きます。

UVカットできる洗濯洗剤を使う、もしくは仕上げに布用のUVカットスプレーをしておくと、夏の日焼け対策もバッチリです。

以前カーテンの洗濯頻度についてアンケートをとったことがあり、回答としてもっとも多かったのは「年に1度」、その次に多かったのが「洗ったことがない」でした。

カーテンは布製品のため、思っている以上に汚れを吸います。年に1〜2度くらいはきれいに洗いたいですね。

おうちクリーニング(洗濯)研究家

年間100以上の洗濯グッズを自腹で試すおうちクリーニング(洗濯)研究家。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問を実際にやってみて、誰もが目に見えるかたちで公開するブログ「洗濯ラボノート」を運営。雑誌「LDK」、「LEE」、「Mart」、「GISELe」、「ESSE」など多数掲載。関西を中心にテレビにも出演。

ハナの最近の記事