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【名古屋市瑞穂区】「東山荘」で紅葉茶会 町中であることを忘れさせる美しい庭園で結婚式の前撮りも人気!

hanachiroru地域情報発信ライター(名古屋市)

自宅から歩いて5分のところにある「東山荘」で秋のお茶会が開かれるということで初めて参加しました。

東山荘(とうざんそう)は、綿布商の伊東信一氏(故人)が山崎川添いの約3,600坪の敷地に作った別荘です。

伊東家の山荘という意味で「東山荘」と命名されました。

茅葺の表門と銅板葺の塀が名古屋市都市景観重要造物に指定されています。

表門の前には、立派な松の木があります。

参加させていただいたのは「紅葉茶会」です。瑞穂区民割で450円になりました(前売のみ)。

駐車場もあり、庭園の見学は無料です。

前日の雨からお天気が心配でしたが、11月11日(土)はお天気もよく、素晴らしいお茶会日和となりました。

気温も心地よく、野外でのお茶会を楽しむことができました。

田辺通2丁目の「まつ月」さんの限定のお茶菓子がいただけます。

栗の形をした「山土産(やまづと)」というお菓子です。

栗のやさしい甘味をなめらかな「こなし」でこしらえたお菓子とのこと。

もっちりとした食感で甘さは控えめで、とても上品なお味です。

まっすぐ進むと、東山荘の玄関入口です。

紅葉しつつある木々がとても綺麗です。

「枯山水」です。

砂紋(さもん)は、水の流れを表現していると言われています。

砂紋(模様)にはいろいろな種類がありますが、「これはこういうことを表現している」という決まりがなく、先入観を持たずに、自分が思うように解釈すればよいそうです。

「水紋」は、一滴の水が落ち、そこから広がる波紋を表現していると言われています。

主屋は、建坪160坪の2階建てで、大正期の創建ですが、明治期の様式が多くみられます。

平成25年には、建物全体が国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。

2階の座敷からの眺めです。

庭園は、建物を中心に、玄関前庭、書院の庭、仰西庵露地、東丘庵露地の4庭と自然樹林で構成されています。

各庭に灯籠・つくばいを配しています。

空を見上げると、緑と紅葉、空とのコントラストがとても美しいです。

自然林のエリアはここが町の中だということを忘れてしまうほど、静かで落ち着いた空間です。

周りの木々からは鳥のさえずりがたくさん聞こえてきます。

自然の地形と樹林を利用した自然回遊式の林泉庭園です。

天候に恵まれ、美しい青空の下での「紅葉茶会」は素晴らしい経験となりました。

12月8日(金)には師走茶会が開催されます。

「まつ月」さんの限定のお菓子をいただける貴重な機会です。

2024年も1月から3月まで茶会の予定が決まっておりますので、ぜひ足を運んでみてください。

また、現在「名古屋お茶会スタンプラリー」も開催中ですので名古屋各所のお茶会にもご参加されてはいかがでしょうか?

東山荘

所在地:〒467-0028  愛知県名古屋市瑞穂区初日町2-3
電 話:052-831-2672

営業時間:9:00~16:30
休園日:月(祝日の場合翌平日)、12月29日~1月3日

交通アクセス
(1)市バス「金山16 瑞穂運動場東」・「栄20 瑞穂運動場東」乗車。
「田辺通2丁目」下車。徒歩5分。
(2)地下鉄桜通線瑞穂区役所駅から(徒歩東へ12分。)

地域情報発信ライター(名古屋市)

生まれも育ちも名古屋で、ちょっとメキシコ暮らし、現在は、名古屋暮らしのWebライター。美味しいもの、きれいなもの、楽しいことを発信していきます。 社会福祉学科卒業し、生活相談員としてデイサービスで働いています。毎日おばあちゃまたちとほっこりした日々を送っています。趣味はパン作り、レカンフラワー(ドライフラワー)の作品作りです。 日々の中でお得なものを見つけると心躍ります。見つけた小さな幸せを皆様に共有できればと記事を書いています。

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