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【札幌市中央区】北海道庁・赤れんが庁舎の工事って今どうなってるの?

羽田さえ札幌在住ライター(札幌市)

雪まつりシーズンを控え、国内外からの観光客が増えてきている札幌の街。

札幌市内の観光スポットへ、遠くから来た友達や親戚を案内することも増えているかもしれません。

時計台やテレビ塔と並ぶ観光スポットである北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)ですが、2023年1月現在はリニューアル工事の真っ最中です。

赤れんが庁舎は今どんなことになっているのか、見に行ってきました。

アカプラ側から見た赤れんが庁舎
アカプラ側から見た赤れんが庁舎

まずは最も一般的なビュースポットである赤れんが庁舎の正門、アカプラ側から向かいました。

一見いつも通り…のように見えて、よく見ると庁舎がプリントされた囲いに覆われています!

とても精巧に描かれており、まるでそこに本物の赤れんが庁舎があるようなリアルさです。

この日も工事用のクレーンが稼働中
この日も工事用のクレーンが稼働中

これはこれで、ある意味レアな姿と言えるかもしれません。

2022年8月ごろの赤れんが庁舎
2022年8月ごろの赤れんが庁舎

昨年夏ごろの写真と見比べてみると一目瞭然、現在は庁舎全体を覆う高さまで仮囲いが作られていることからも、工事が進んでいるのが分かります。

他の部分はどうなっているのか、赤れんが庁舎の周囲を一回りしてみました。

続いては、北門側から見た姿です。

正門側からと同じように、庁舎のプリントが見えます。ちゃんと北側から見た様子が描かれているのがすごい。

南側からも同様でした。南側は工事車両が出入りする通路になっているので、通行に注意してください。

ちなみに赤れんが庁舎の西側、道庁の本庁舎側にだけはプリントがありません。

こちらは観光客の目にはあまり触れない側だからいいのかな?

国指定重要文化財である北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)は、2019年10月からリニューアル工事のため休館しています。

正門側に立てられた案内表示
正門側に立てられた案内表示

工事の完了後、2025年にはリニューアルオープンが予定されています。

外観は1965年に復原された現状を維持し、内部は1911年の火災復旧後の状態を維持したものになる計画です。さらに文化財の価値を損なわない範囲でのバリアフリー化や耐震改修もあわせて行われるとされています。

また、2023年春ごろから、仮設の見学施設ができる予定もあるのだそう。楽しみですね!

残念ながら2023年1月現在はまだ中に入ることはできませんが、今だけの赤れんが庁舎もなかなか楽しいもの。近くを通った時にはぜひ見てみてくださいね。

※最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の基本情報
所在地:札幌市中央区北3条西6丁目
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)改修事業ポータルサイト(外部リンク)
「ようこそさっぽろ」 北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)施設ページ(外部リンク)

札幌在住ライター(札幌市)

岐阜→京都→東京→熊本に住み、現在は北海道札幌市在住のフリーライター。おいしいもの、きれいなもの、レトロなもの、ゆるいものが好きです。

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