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【高松市】飼育員さんがエンターテイメント!新屋島水族館がいろいろおもしろい

原田伸一ガーカガワ編集部(高松市)

突然ですが、最近「新屋島水族館」に行きましたか?

小さいお子さんがいるご家庭なら行かれたかもしれませんが、香川県民の中には「そういえばもう何年も行ってないなぁ…」なんて思われる人も多いのではないでしょうか?

その新屋島水族館ですが、実はここ数年の間にいろいろおもしろい事になっているのです。
そこで今回は、昭和の香りをほのかに感じる新屋島水族館のおもしろポイントを紹介したいと思います。

おもしろポイントその1 生き物たちが楽しそう!

標高約300mの屋島山上にある新屋島水族館は、1969年の開館以来、紆余曲折もありながら長く市民の憩いの場として親しまれています。
最近は大きくてハイセンスな水族館が各地にできていますが、こじんまりとした新屋島水族館には、それらに負けない手作り感のある癒しであふれているのです。

まず飼育員さんやスタッフの皆さんがみんな明るい! 
というか、なんでもこなすから自然と親しみが湧いてくる。
館内の売店でソフトクリームを売っているのも実は飼育員さん。

後で出てくるいろんなエンターテイメントも実は飼育員さんの手によるものなんですよね。
そんな明るくゆかいな飼育員さんに育てられる海獣や魚たちもとっても愛嬌がいい!

イルカたちは水槽の横を歩いていると笑顔で(のように見える?)のぞいてきますし、

アザラシもぬぼーっとその顔を見せてくれます。

愛嬌があるのかどうか分からないクラゲだって、よーく見ると動きがコミカルで癒されますし、

魚たちだってエサを与えるとわちゃわちゃとやってきます。

金魚なんて上陸してきそうな勢いですよ(笑)

ひとつひとつの水槽を眺めているだけで心が洗われ、時間が経つのを忘れてしまいます。

平日だとまさに独り占め状態ですし、土日でも開館直後に行くと落ち着いてゆっくり見る事ができるのでおすすめ!
新屋島水族館の生き物たちはみんなどことなく楽しそうなので、ほんと、幸せな気持ちになれますよ~。

おもしろポイントその2 人気キャラクター「マナやん」がぐじゃぐじゃしゃべる!

新屋島水族館といえば、知る人ぞ知るアメリカマナティーが飼育されている国内でも数少ない施設。そんなアメリカマナティーにあやかったキャラクターが今話題のマナやんなのです。

ちなみにマナティーのヤンキーだからマナやんなんだそうです。
時々アメリカマナティーの水槽周辺を徘徊し、子どもたちの人気を集めています。

なのですが…
普通のゆるキャラのように「かわいい~!」なんて不用意に近づくと、いきなりしゃべりだしてドン引きするちびっこも。
しかも、ちびっこの親世代ですら知らない昭和なオヤジギャグを言ったりするからタチが悪い。

鼻にいたずらするちびっこには、いきなり「プシューッ!」と驚かしてみたり、これがなかなかのクセモノなのです。
新屋島水族館でマナやんを見かけたら、くれぐれも注意しましょう!(笑)

おもしろポイントその3 飼育員さん扮する「世直し侍」がタレントすぎる!

新屋島水族館には数々のイベントが目白押し! 土日祝日ともなると息つく暇もないほどのスケジュールです。これがすべて飼育員さんの手作り感満載のものなのですから恐れ入ります。

そして、その中でも一番人気なのがイルカライブ。土日祝日限定で登場する世直し侍がSNSを中心に世間をザワつかせているのです。

水族館の売店にも専用のコーナーが!

「最近芸能人気取り! まあまあ人気の」て… どんだけ調子に乗ってんねん!

イルカライブが始まると、中途半端にクリスマスを意識した安っぽいお面で登場。

なんか変な人が出てきたと思ったらいきなり…

って、わけもなく人を斬る!!

ちびっこたちがドン引きしていると…

って、知らんがな!
撮影してたら、隣にいたちびっこがママに「みねうちってなに?」って聞いて、ママも「さぁ…」って、観客置き去りかいっ!!

ちなみに、飼育員さんの斬られっぷりの良さは玄人顔負けでした。

そんなわけで、序盤は思わず当事者であるイルカさんですら見入ってしまうグダグダな展開なのですが、そのグタグタなままイルカライブは進み…

ようやく、イルカとの息の合ったワザを披露するも主役はあくまでも世直し侍…

でも、チャラけてるだけじゃなくて、侍さんもこの冬空の中、体を張ります。

イルカサーフィンのあと、華麗に宙返り!

ちなみに、「かれいに」って変換したら最初に「加齢に」って出てきてうちのパソコン、ナイスと思った(笑)

そして、最後はようやくそれっぽいクリスマスな衣装でオチまで付けるという、とても素人とは思えないショーの完成度でした。

以上、ざっくりとですが新屋島水族館がいろいろおもしろいというポイントをお伝えしました。
みなさんも、久しぶりにのぞいてみてはいかがでしょうか。

⇒ 新屋島水族館公式サイト

ガーカガワ編集部(高松市)

香川のあれこれweb「ガーカガワ」編集長。カメラ片手に香川県内を飛び回るフォト&ライター。グルメや観光などの定番記事のほか、地元の人やモデルなどを積極的に活用する人肌感のある記事が得意です。明太子は心の友。

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