道路にうっすらと雪が積もり始めた最近の札幌。冬の季節を迎え、まもなく景色は白一色になります。そんな札幌で、2023年9月にオープンしたばかりの注目のお店「Le Repos（ルルポ）」さん。厚別区の人気カヌレ専門店「北のカヌリエ」のオーナーが手掛けるカフェで、雪の季節限定の真っ白なスイーツプレートをいただいてきました。

「Le Repos」ってどんなお店？

「Le Repos」さんがお店を構えるのは、地下鉄東西線西18丁目駅1番出口から徒歩2分のところ。西20丁目通りから中道へ入ったところにあり、ティファニーブルーに白いロゴが入った看板が目印です。オーナーひとりで2店舗を切り盛りしているため、平日は「北のカヌリエ」で、土日は「Le Repos」で調理と接客全般を担当。週末しか営業していないというプレミア感にも魅力がありますね！

内観はホワイトとアースカラーを基調に、ポイントでティファニーブルーがあしらわれたさわやかな雰囲気。壁面に飾られた流木のオブジェが印象的でした。

カウンターの上には「Le Repos」「北のカヌリエ」2店舗分のショップカードがバスケットに入って置いてありました。「Le Repos」のショップカードはティファニーブルーを基調に。「北のカヌリエ」のショップカードは、北海道の乳牛をイメージしたホルスタイン柄を、カヌレ発祥の地・フランス国旗のカラーリングであるトリコロールで表現。それぞれのお店の特徴が生かされている素敵なデザインですね！

雪の季節限定のスイーツプレート「北のカヌレ―ジュ」

普段はカレーやハンバーグ、キッシュなどの洋食やカヌレを主軸としたスイーツプレートを提供している「Le Repos」さん。今回の目当ての品は、雪の季節限定のスイーツプレート「北のカヌレ―ジュ」です。札幌に初雪が降った頃、Instagramで「雪の季節だけの特別なスイーツプレート」と謳っていたのを見かけ、限定商品に弱い筆者はさっそく食べに向かったのでした。

「北のカヌレ―ジュ」の構成は、北のカヌリエで販売されている「白いカヌレ」を中心に、メレンゲ菓子、マシュマロ、バニラアイスクリームを合わせた、まさに“雪山のような”ワンプレート。お皿に添えられたヨーグルトソースはほんのりと酸味があり、スイーツプレートのアクセントとなっています。

他のお店では見かけることのない「白いカヌレ」は、一般的なカヌレが卵黄のみを使用するのに対し、こちらは卵白のみを使用しています。表面がカリッと、中身がとろりとやわらかい一般的なカヌレと違うのは、「白いカヌレ」は全体がとてもやわらかくもっちりとした食感であること。「人によって賛否はある」ということですが、カヌレとは全く別物と考えて食べれば違和感はないでしょう。「北のカヌリエ」で日々たくさんの卵を消費しているため、そのときに余ってしまう卵白の活路を白いカヌレやメレンゲ菓子に加工して提供するというオーナーの発想に脱帽です。

また、スイーツプレートのオーダー時にはワンドリンクがついてきます。この日は雪が降って寒かったので、冷えた体を温めたいときにおすすめの「スパイス豆乳」をいただきました。豆乳にスパイスをそのまま入れて温めたホットドリンクには、贅沢にもホールのままスパイスが入っていることも。飲み終えたあとは体の芯からじんわりと温まっていることを感じられるので、これからの寒い季節におすすめです。

これからどんどん進化していく新店の行方

「Le Repos」店内では、北のカヌリエで販売している一部商品をスイーツプレートとして食べることができます。その日店頭にあるカヌレのラインアップは日によって変わるので、内容は直接お店へ問い合わせてくださいね！

訪問したこの日は、ちょうど新商品の試作をしていました。これから少しずつ提供できる商品を増やしていくということなので、今後の飛躍にさらなる期待が高まります。

「Le Repos」の詳細情報

冬だけの特別なスイーツを食べに行こう！

お店のオープンからおよそ2か月。「北のカヌリエは知られていても、Le Reposのことはまだあまり知られていない」とのことなので、知名度が上がる前に、穴場のスポットとしてチェックしておきましょう。今回紹介した「北のカヌレージュ」の販売期間は雪が解けるころまでとのことなので、雪解けの季節までにぜひ一度足を運んでみてくださいね！