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鹿&羊…ジビエを気軽に楽しめる!農家の息子が夫婦で切り盛りする注目のハンバーガー店

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

ハンバーガーのセオリーといえば、肉汁あふれるビーフパティ。最近はチキンや植物由来のパティを使用するヘルシー志向のお店もありますが、食べごたえのある味の濃いお肉の入ったハンバーガーにはやはり食欲をそそられます。そんなハンバーガー専門店の中でも、昨年春のオープン以来注目を集めているのが「高橋バーガー」さん。定番のビーフパティのほか、羊や鹿の肉を選ぶことができる珍しいハンバーガーを提供しているユニークなお店を今回ご紹介します。

「高橋バーガー」ってどんなお店?

店舗外観
店舗外観

「高橋バーガー」さんがお店を構えるのは札幌市中央区の桑園エリア。JR桑園駅からは徒歩で南へ7分ほど。店舗専用の駐車場はないので、可能な限り公共交通機関を利用して訪問しましょう。筆者はオープン当初からこれまで何度かお店を訪れているのですが、先日久しぶりに訪れてみると、真っ白だったはずの外壁にカラフルなハンバーガーが描かれていました。訪問するたびにどこか雰囲気が違う。個性を生かした進化を続ける「高橋バーガー」さんの変化を追うことも、個人的にとても面白いのです。

レトロな家具や雑貨とスケートボードが共存する個性的な空間
レトロな家具や雑貨とスケートボードが共存する個性的な空間

お店の中は、アンティークの家具が並ぶちょっぴりレトロな内観。元々喫茶店として営業していた店舗を居抜きで利用し、店主と仲間たちで改装を繰り返して今の形となりました。店内に散りばめられた木彫りの熊や鹿角のオブジェは北海道感満載で、観光で札幌を訪れる人にもきっと楽しんでもらえることでしょう。

おしゃれなピンバッジやステッカーを販売
おしゃれなピンバッジやステッカーを販売

フロアとキッチンを仕切るカウンターには、個性豊かなデザインのピンバッジやステッカーが並んでいます。店内の雑貨類は販売しているものなので、コレクター心をくすぐられるラインアップをぜひ見てみてください。また、L字のカウンターの角にそびえるカラフルな柱にはスケートボードの廃材を使用。白と木目とアンティーク家具が醸し出すノスタルジーを感じる空間に、このビビッドカラーの柱が存在感を放ちつつもよく馴染んでいます。

目の前で調理が行われる臨場感にワクワク

カウンター席の目の前で調理される
カウンター席の目の前で調理される

元々この場所が喫茶店だったということもあり、わずかに前店舗の雰囲気を残した現店舗はカフェのように入りやすく、居心地の良さも抜群。ひとりでお店を訪れた際には、カウンター席の利用がおすすめです。カウンターを挟んだ向こう側には調理台が配置されているので、鉄板で調理する光景を間近で眺めることができますよ!

選べるパティは3種類!珍しい「鹿肉」のバンズに注目

動物独特の臭みが少なく食べやすい「鹿」バンズ
動物独特の臭みが少なく食べやすい「鹿」バンズ

一般的なハンバーガーショップでは基本のハンバーガーを選んでそこにトッピングを加えてアレンジを楽しむオーダー方式が主流。しかし「高橋バーガー」さんでは、基本となるハンバーガーとともにパティの種類を選ぶことができます。定番の牛肉、北海道らしい羊肉(+300円)のパティのほか、同じ北海道内でも珍しい鹿肉(+400円)のパティもラインアップ。羊肉は独特の癖のある風味が特徴で、味の濃いソースを使ったバーガーと相性が抜群です!

ガスバーナーでカマンベールチーズにこんがり焦げ目をつける
ガスバーナーでカマンベールチーズにこんがり焦げ目をつける

鹿肉は臭みがなくあっさりとしているので、どんなトッピングとも相性がよくいろいろなメニューを楽しむことができます。脂分多めなチーズやプルドポークも、鹿肉バーガーにトッピングすればいつもよりヘルシーに楽しむことができますよ!また、鹿肉は脂分が少なくしっかりと食べごたえがあるので、ビーフの脂っこさが苦手な方も安心して食べることができます。観光で北海道を訪れていた友人にも以前勧めたことがあるのですが、他地域では珍しい北海道のジビエを手軽に楽しむことができるとあって、さっそく足を運んでくれました。

人気のトッピングはBIGサイズのベーコン
人気のトッピングはBIGサイズのベーコン

パティの種類によって特に相性の良いおすすめの組み合わせは、店主に聞くと教えてくれます。しかし、何度か通って自分なりのアレンジを楽しめるようになると、さらにハンバーガーの世界が楽しくなりますよ!人気トッピングの「ベーコン」は大きく食べごたえがあり、バンズからはみ出す絵面は写真映え抜群です!ここまでパティにばかり注目してきましたが、バンズは札幌市白石区の「大吾ぱん」に特注しているこだわりのものなので、ぜひバンズもしっかりと味わってくださいね!

ユニークな味わいに期待が高まる!月替わりの特別なバーガー

きざみのりをたっぷりトッピング!
きざみのりをたっぷりトッピング!

「高橋バーガー」さんのもうひとつの醍醐味は、毎月期間限定で販売されるマンスリーバーガーのユニークさ!訪問時(2023年12月)はテリヤキバーガーをベースにきざみのりをたっぷりとトッピングして磯部焼き風に仕立てた「THB的 ISOBEYAKI BURGER」を販売。濃厚な和風味でガツンとくるのかと思いきや、レモンとバターをトッピングすることで優しくまろやかな味わいに。

店主の地元でとれたもち米を使った「ライスバーガー」
店主の地元でとれたもち米を使った「ライスバーガー」

また過去には、店主の地元である名寄市から取り寄せたもち米を使ってライスバーガーの販売をしたことも。店主の実家も農業を営んでいるので、タイミングによって、農家直送の美味しいお米や野菜をお店で味わうことができるかも!?マンスリーバーガーの詳細や新商品の告知等はInstagramで随時配信されるので、ぜひチェックしてくださいね!

ハンバーガーと相性のいいオリジナルブレンドコーヒー

コクの深いビターな味わいが特徴の「エゾシカブレンド」
コクの深いビターな味わいが特徴の「エゾシカブレンド」

「高橋バーガー」さんで提供されているコーヒーは、無農薬&フェアトレードの豆を店主の友人が焙煎、ブレンドしたオリジナルのものを使用。香りとコク、苦味を強く感じる「エゾシカブレンド」は味の濃いハンバーガーとの相性もぴったり。気に入れば店頭でドリップパックを購入することもできますよ!

食後にはグミのサービスも

ミニパックのHARIBOグミをプレゼント
ミニパックのHARIBOグミをプレゼント

レジ横に置かれていたのは、個装されてバケツに入った「HARIBOグミ」。食後の口直しに、ひとり1袋プレゼントしているそう。お菓子が大好きな子どもはもちろん、大人も嬉しくなってしまう素敵なサービスですね!

「高橋バーガー」の詳細情報

【住所】北海道札幌市中央区北7条西15丁目1-6
【電話番号】011-215-5517
【営業時間】
 月・火・金〜日曜日 11時30分~22時00分
 水曜日 11時30分~15時00分
【定休日】木曜日
【公式サイト/SNS】Instagram

スケボー大好きな旦那さんと可愛い奥さんの2人で切り盛り

スケートボード講師としても活動するオーナーの高橋さん(左)と奥様(右)
スケートボード講師としても活動するオーナーの高橋さん(左)と奥様(右)

元々はスケートボードスクールなどでの間借り営業から始まった同店。現在は奥様と2人仲良く店舗でハンバーガーを作っています。店主は現在もスケートボードの講師をやっているので、興味のある方は声をかけてみてくださいね!そして、美味しいハンバーガーを食べたくなったら、ぜひ「高橋バーガー」へ足を運んでみて下さい。

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1000軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。食べることは大好きだけど、お酒はすこぶる弱いのが玉に瑕。

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