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人気商品のクリームソーダが夏の装いに!老若男女が通う下町の喫茶店へ!アデリアレトロの食器や雑貨も販売

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

流行の移り変わりとともに変化を遂げていく飲食業界。おしゃれなカフェやトレンドフードを販売するお店が増えていく一方で、昔から変わらない雰囲気の喫茶店にどこか安心感を覚えることはありませんか?昭和生まれの世代には懐かしく、平成生まれの若者には目新しい。今でもまちの一部として溶け込み営業を続けている「喫茶店」は、きっとそういう場所なのではないでしょうか。この日訪れた「ブラウン喫茶 デルコッファー」さんも、昭和の時代から営業を続けているお店のひとつ。東京の下町で多くの人たちから愛されている喫茶店で、提供を開始したばかりの夏限定ドリンクをいただいてきました。

「ブラウン喫茶 デルコッファー」ってどんなお店?

「ブラウン喫茶 デルコッファー」さんがお店を構えるのは、都営浅草線本所吾妻橋駅のそば。東京都内屈指の観光エリア・浅草と、東京スカイツリーの開業によって大きく変化した押上エリアの間にあります。昭和の時代からおよそ40年営業する同店は、現在は創業者の娘さんにあたる2代目店主がお店を切り盛り。代替わりの際にお店のコンセプトを一部リニューアルし、創業当時のオーソドックスな喫茶店の雰囲気はそのまま残しつつ、令和時代の若者たちにもささる“可愛くてレトロ”な要素を取り入れたニュースタイルの喫茶店として生まれ変わりました。

“ブラウン喫茶”と謳っているように、店内のテーブルや椅子はレトロなブラウンカラーで統一。ところどころにビンテージの雑貨やアートが散りばめられている様子が印象的でした。

レースのような格子の入った窓には、刺繍の入ったレースカーテンをオン。自然光がやわらかく差し込む窓際の席は、店内でも人気の席となっているようです。

店内は電子タバコの喫煙のみOK

以前は紙タバコの喫煙も可能だった同店。代替わりを経てお店をリニューアルしたことにより、レトロで可愛らしい雰囲気を楽しみに来店する若い女性客が増えたことがきっかけで、店内での喫煙はにおいや煙への懸念が少ない電子タバコのみに切り替えたのだそうです。先代の頃から通う、喫茶店でコーヒーとタバコを楽しみにやってくる常連客への配慮も忘れず、時代の流れにあわせてできる限りの配慮を尽くしたこの環境は、きっと多くの人に愛される理由のひとつなのでしょう。

喫茶店の定番ペアリングをゆったりと楽しむ

喫茶店の定番フードといえば、やはり角食を使ったトーストやサンドイッチでしょう。今回はしっかりとした食べごたえを求めて、クリーミーなホワイトソースとハムを使ったクロックムッシュをオーダーしました。そこにあわせるのは、こちらも喫茶店の定番・クリームソーダ。「ブラウン喫茶 デルコッファー」さんでは、創業200年を迎えた老舗ガラス製品メーカー・石塚硝子株式会社の人気ブランド「アデリアレトロ」のグラスを採用しています。今回は水のコップが“花ざかり”の柄だったので、お店の方の計らいでクリームソーダのグラスとソーサーも同じ柄に揃えていただきました。アデリアレトロのグラスでドリンクを楽しみたいときは、オーダー時に申告すると、できる限り希望のグラスで提供してくれます。

今週から提供がスタートしたのは、さわやかなブルーのカラーをまとったラムネ味のクリームソーダ。こちらは夏季限定の商品となります。クリームソーダはこちらの「ブルー」のほかに、「ブラウン喫茶 デルコッファー」という店名を象徴するコーラ味の「ブラウン」、クリームソーダ―の定番・メロン味の「グリーン」、いちごの甘さとピンクのいろどりが女心をくすぐる「ローズ」の全4種類を展開。冬季にはまた別のフレーバーが登場予定なので、再訪する楽しみがありますね♪

クリームソーダに添えられていたスプーンには、柄の先にブルーのクリームソーダのモチーフがついていました。スプーンのデザインやカラーは選ぶことはできませんが、お店の方のチョイスで食器やドリンクの見た目にあわせてつけてもらえるようです。どんなデザインのものがついてくるのか、とてもワクワクしますね♪

こんがりと焼き色がついた「シンプルなクロックムッシュ」は、商品名の通りシンプルな見た目ながらもしっかりと食べごたえのある人気の軽食。焼き立てあつあつで運ばれてくるクロックムッシュのお皿からは、スパイシーなブラックペッパーの香りが漂います。

薄切りの角食の間には、たっぷりとホワイトソースが入っています。具材はチーズとホワイトソース、ハムのみ。あえて余計なものを加えないオーソドックスな味わいが多くのお客さんに好まれています。

アデリアレトロ商品の取扱店としての一面も

前述したアデリアレトロの可愛らしい絵柄は、ガラス食器だけでなく、タオルや蓮ケースなどの雑貨類やマスキングテープ、メモ帳などのステーショナリーにも採用されています。「ブラウン喫茶 デルコッファー」さんでは店頭でアデリアレトロの雑貨やグラスを購入することが可能。喫茶を利用しなくても販売ブースの利用ができるので、アデリアレトロが好きな方やレトロなデザインの雑貨が好きな方はぜひ注目してみてくださいね!

「ブラウン喫茶 デルコッファー」の詳細情報

【住所】東京都墨田区吾妻橋3丁目1-10 ローヤルジュン 1F
【電話番号】03-3829-2070
【営業時間】
月・火・木・金曜日 8時00分~17時00分
土・日曜日 9時00分~17時00分
【定休日】水曜日
【公式サイト/SNS】Instagram

ノスタルジックなデザインのオリジナルグッズにも注目

食後、会計のためにレジへ向かうと、同店のイメージガールのイラストがデザインされたオリジナルグッズが販売されていました。お店の方のエプロンにも同じ缶バッジがついていて気になっていたのですが、どうやら店頭で購入できるようです。訪問の記念品として購入するも良し、お土産として誰かにプレゼントするも良し!可愛らしくレトロなデザインは、東京の下町ならではのどこか懐かしい雰囲気にリンクして、この場所の地域性がよくわかるセンスの良さを感じます。ぜひみなさんも、浅草寺やスカイツリーなどの人気スポットを観光で訪れる際には、「ブラウン喫茶 デルコッファー」さんで休憩してはいかがでしょうか?きっと、東京・下町のディープな魅力を感じることができるでしょう。

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1000軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。食べることは大好きだけど、お酒はすこぶる弱いのが玉に瑕。

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