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【周南市】モチッと噛むほど美味しい鹿野の「子たぬきのパン」。日常とは違う特別な時間が貰えるお店。

はるあき地域ニュースサイト号外NETライター(周南市・下松市)

今回は周南市鹿野にある「子たぬきのパン」のご紹介です。地元メディアで紹介されている事が多く、気になっていたお店です。

鹿野って意外と広い… お店はどこにあるの?

筆者が「子たぬきのパン」にお邪魔したのは2022年9月。

周南エリアの人間ですが、自分の中ではまだまだ未開の地である鹿野。お店探しから始まりました。

場所は鹿野の商店が集中している場所を通り過ぎ、しばらく進んだ場所です。

ちょっと不安になりますが、道にたぬきの置物が見えたら、それが目印です。

細めの道を進むと、オレンジ色の屋根が「子たぬきのパン」です。お隣には「農家レストランたぬき」もありますよ。

早速、店内へ!

お店の外観は古民家風な雰囲気。

開店札や看板、何気なく置いてあるジョウロ…。すでにかわいい!

そして、扉を開くと思わず「わぁ~~!」と声が漏れます。

まるで物語の中に飛び込んだような空間…!

レトロ感がある小物。そして、話しかけたくなるかわいいパンの数々…!

普通のパン屋さんでも動物やキャラクターに似せたパンがありますが、こちらは種類が豊富。見ていると楽しくなります。

もちろん、シンプルなパンも用意されています。

すみません、ブレてしまいました…。
すみません、ブレてしまいました…。

その他、お惣菜系のパンもありますよ。具材がたっぷりのパンも多く、お食事代わりにもなりそうです。

食べるのがもったいなくなるパン  お味は?

筆者は迷った挙げ句、数種類のパンを購入しました。袋から出すと、思わず微笑んでしまう愛らしさ。

食べるのがもったいなくなります…。でもやっぱり食べちゃいますよね。

ここからは、購入したパンを食べた感想も含めてご紹介していきます。

まずは「おにぎりパン(税込130円)」見た目はもうおにぎりです。

甘じょっぱい醤油が塗られていて、砂糖醤油のお餅を食べているような感覚になります。

でもパンなんですよね。不思議で面白いパンです。

次は「トマトパン(税込150円)

トマト独特の風味をちゃんと感じるパン。

いかにも「トマト」という感じではないので、苦手な方も美味しく食べられそうです。

そして「かぼちゃパン(130円)」。

かぼちゃの味はするものの、かぼちゃ嫌いな子どもでも、黙々と完食していました。

一目ぼれした「ハリーくん(税込150円)」。

動き出しそうなくらいかわいいパン。食べるのがもったいない…という言葉がぴったりです。

優しいブラウンは使われているはったい粉のもの。もしかしてクセがあるのかな…とも思いましたが素朴で美味しいです。

最後は「ずっしりあんパン(税込200円)

商品名の通り、ずっしりした重み…。桜の花があしらわれていて、見た目でも楽しめます。

トースターで焼き過ぎました。すみません…。
トースターで焼き過ぎました。すみません…。

中には粒感のある程よい甘さのあんこが惜しげもなく入っています。

購入したパンは、「ふわふわ柔らか〜」という感じではありません。でも、固い訳ではないんですよ。

何と表現したら良いか分かりませんが、モチッとして「噛んで食べている」感覚がしっかりあるパンです。

「子たぬきのパン」に込められた思いやり

筆者が購入したパンを見て頂ければお分かり頂けると思いますが、とっても可愛いですよね。

こちらのパン、なぜこんなにかわいいのでしょう? きっと手間暇がかかりますよね。

その理由をお尋ねすると、「子どもに手に取ってもらいやすいようにしているんですよ。」とのことでした。

食育アドバイザーでもあるオーナーさんは、口に含んでしっかり噛み、甘みを感じるようなパンを作られているそうです。

ただ美味しいだけではなく、食べる人への思いやりを感じます。

材料にはったい粉やきな粉などを用いたパンもあり、一般的なパンとは噛みごたえが異なるのだとか…。

安心できる素材で作られたかわいいパンは、子どもさんやお孫さんのお土産に購入される方も多いそうですよ。

パンの他にも加工品販売があります。こちらもお土産に最適です。
パンの他にも加工品販売があります。こちらもお土産に最適です。

筆者も子どもパンを頂いたのですが、パンを分けてもらおうとすると号泣されました…。本当に美味しいものは子どもに伝わるのかもしれませんね。

2階のギャラリースペースへ

そして、お店の2階も素敵でしたよ。

2階には2つ部屋があるのですが、最初はギャラリースペースからご紹介させて頂きます。

月替りで展示内容が変わるギャラリースペース。

9月は「海辺のオカピー」さんでした。

壁に飾られた作品の数々。ポストカードの販売もされていました。

美術館などと違った温かい雰囲気で、気張らずに作品を見ることが出来ます。

静かな空間なので、絵の世界に引き込まれていくような感覚になります。

2階の休憩スペースへ

扉を開くと、秘密基地に来たようなワクワク・ドキドキする空間が広がっています。

購入したパンは、こちらの休憩スペースで頂くことも出来ます。

パンの販売スペースにあったコップや紙皿を利用したり、ドリンク類を2階に持って上がっても良いそうですよ。

絵本やおもちゃが用意されていて、置いてある椅子や机も子どもサイズ。

走り回ってしまうような年頃のお子さんの利用は難しいそうなので、利用したい時はオーナーさんに相談されてみるといいかもしれません。

隠れ家みたいなパン屋さんの秘密基地みたいで、とてもかわいい空間です。

鹿野に行った時は「子たぬきのパン」に行かれてみては?

初めて行った「子たぬきのパン」。

ワクワク・ドキドキ・癒しなどの色んな気持ちをもらえるパン屋さんでした。ちょっと特別な時間を過ごせますよ。

皆様も鹿野に行かれた際には「子たぬきのパン」さんに立ち寄ってみてはいかがですか? 秋めいてきた鹿野の自然も素敵ですよ。

【店舗情報】
店名:子たぬきのパン
所在地:〒745-0302 山口県周南市鹿野上1260
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地域ニュースサイト号外NETライター(周南市・下松市)

周南市って、下松市ってどんなところ?ずっと暮らしていても、口ごもってしまいます。一言では伝えられませんが、こんなに素敵で楽しいことがあるのに知らないままなんてもったいない!そんな気持ちで地域の情報を発信していくので、チラッとでも覗いて頂けるとうれしいです。

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