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【周南市】長い間ありがとうございました。須々万で愛され続けた「味菜」が12月30日で閉店へ。

はるあき地域ニュースサイト号外NETライター(周南市・下松市)

今回は周南市にある「味菜」についてのお話です。

味菜は周南市市街地から、少し離れた須々万にあるお食事処。美味しい…という噂を聞いて、筆者もお邪魔させていただいたことがあるお店です。

お料理が美味しくて、落ち着く居心地のいいお店なのですが、2023年12月にさみしいお知らせを耳にしました。

それは年内にも閉店される…というもの。

驚いた筆者。

閉店される前にもう一度行っておきたい…。そう思って、須々万方面へ車を走らせました。

到着したのは、ちょうどお昼時。すでに駐車場には車が数台。

筆者もお店の扉を開きます。

すると、入口正面に閉店のお知らせ。

そこには

2023年12月30日(土)をもちまして

閉店させていただきます。

とありました。

本当に年内で閉店されるのですね…。残念です…。

せっかくなので、気になっていた担々麺をいただこう。

お席について、注文した担々麺をすすると、お腹があったかいもので満たされていきます。

細めの麺にピリッと辛いスープ。

そして、シャキシャキのお野菜にマイルドな卵。

やっぱり美味しいなぁ。

湯気の向こうには、同じく麺をすするお客さんたちが見えます。

そこには色々な方の姿。

漫画を片手にお昼の一時をゆっくりと過ごすお客さん。

阿吽の呼吸で箸やお茶を準備してお食事をする年配のご夫婦。

お食事後にお土産でしょうか。テイクアウトの袋を提げて帰るお客さん。

きっと、ここにあることが当たり前だったお店。

あまりにも日常に溶け込んでいるようなお店で、

この雰囲気がなくなってしまうことが、すごく寂しくなりました。

飾らなくて美味しいお料理。

いつでも整っている店内。

言葉や表情の端々から感じる思いやり。

お腹と気持ちが優しく満たされます。

なぜ閉店してしまうのだろう…。

味菜さんに閉店の理由を尋ねると、

この度の閉店は定年退職のようなもの…とのこと。

また、材料や光熱費の高騰、インボイス制度、体調なども閉店理由に含まれているそうです。

お会計時に子どもに頂いた飴。喜んでいました。

前回来店時と同じ…。きっと、ずっとこんな風にお店を続けて来られたのだろうな…。

何度来ても、心にほわっと温かいものが灯る、改めてそんなお店だな…と思いました。

今まで美味しいお料理と温かい気持ちをありがとうございました。

【店舗情報】
店名:味菜
所在地:〒745-0122 山口県周南市須々万本郷318‐1

地域ニュースサイト号外NETライター(周南市・下松市)

周南市って、下松市ってどんなところ?ずっと暮らしていても、口ごもってしまいます。一言では伝えられませんが、こんなに素敵で楽しいことがあるのに知らないままなんてもったいない!そんな気持ちで地域の情報を発信していくので、チラッとでも覗いて頂けるとうれしいです。

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