【人間関係は話し方が9割】もっと早く知りたかった…「話し方の究極のスキル」とは⁈
「人は話し方が9割」って聞いたことがありますか?
ベストセラー作家・永松茂久さんのビジネス書のタイトルです。
ここだけ読んだら、「プレゼンとか営業トークの教科書みたいな本かな?」と思いますよね。
実は私もそう思っていて、なぜこの本が133万部も売れているのか、不思議でした。
「人前で話す機会も少ないし、必要ないかな?」なんて思いながら、試しに読んでみたら、「どうしてもっと早く読まなかったんだ!」と過去の自分に言ってやりたくなりました…
「人は話し方が9割」どんな本?
この本は、「人間関係で大切な9割のこと」を、教えてくれる本です。
私たちの人生で大部分を占めているのは、職場、家族、友人、恋人など、身近な人たちとの日常的なコミュニケーションですよね。
あなたの周りに、余計な一言で相手を敵に回してしまったり、一言足りないでだけで損をしている人、いませんか?
日常のささいな部分でどんな風に話すのか、その「話し方」が人間関係を円滑にする秘訣です。
では、この本にはどんなテクニックが紹介されているのでしょう?ワクワクしますね。
「はじめに」で、いきなり結論が綴られています。
「いやいや、苦手な人と上手く話せないから人間関係で悩むんだよ?」って思いますよね。
だけど永松さんが言っていること、よく考えてみたらめちゃくちゃ合理的なんですよ。
自分のことをむやみに否定したりしない大好きな相手と話す時間を増やすと、自分に自信が持てるようになって、会話が楽しくなります。
大好きな人に喜んでもらいたい気持ちを持ったあなたは、話し方がうまくなり、苦手な人が減っていき、人に好かれるようになるでしょう。
「人は話し方が9割」は、この好循環を生み出すための本。
本文は37個のトピックから成っていて、「コミュニケーションの達人だけが知っている三大原則」や「聞き上手の達人がやっている『3つの表情』」、「『嫌われない話し方』は、『好かれる話し方』以上に重要」など、興味深い内容が満載です。
「だけどまぁ、他のところでも聞いたことのあるような話もあるよね」、なんて思いながら読み進めていたら、最後のトピックで驚愕の展開が…
ネタバレになりますので、自分で読むのに取っておきたい方は、この先は読まないでくださいね。
「話し方の究極のスキル」って、なんだと思いますか?
最初に答えを書いちゃいますね。
話し方の究極のスキル、それは「幸せでありますように」です。
「突然なに⁈スピリチュアルとか宗教の話?」って思いましたか?
私はむしろ、「なんて現実的な提案なんだ!」と感動しました。
だって人間関係は、小手先のテクニックで上手くいくほど簡単なものじゃありませんよね。
著者の永松さんは、こう綴っています。
人は誰しも、話す相手の心を感じ取るセンサーのようなモノを持っているのでしょう。
話し方は、「心のあり方」によって決まるのです。
私はこのことを知ってから、小学1年生の娘に「脱いだ靴下を洗濯かごに持っていってね」と言うときでも、「娘が幸せでありますように」と願うようになりました。
そのおかげで私の言葉にトゲがなくなって、家族の笑顔が増えたように思います。
「人間関係は心のあり方が9割」なのですね。大切な基本を学ばせてもらって、感謝しています。
【参考文献】「人は話し方が9割」
永松茂久・著 すばる舎
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
人間関係に悩むあなたの心が、少しでも軽くなったのなら幸いです。