仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

この記事を執筆し、アップされるタイミングはまさに2022年年末。皆さんいかがお過ごしでしょうか。年末年始、仕事やご家庭の用事でバタバタされているのではないでしょうか。

「心」を「亡くす」と書いて「忙しい」。忙しくしていると、心は上の空、気がつけば胃袋もからっぽ。なんだか切ないような物悲しいような気分になってしまいますよね。そんな時、頼りになるのはやっぱり「食」！　美味しい食事でお腹いっぱいになれば、心穏やかな幸せな気持ちで忙しさに立ち向かえるってもんです。

さて、そんな誰しもが忙しくしている年末、2022年最後となるご紹介は、宮城野区にある日替わり定食が人気の町中華屋さんです。

そのお店とは、仙台駅東口の東八番丁通り付近。ホテルレオパレス仙台の裏手通りにある「中華飯店靉龍（うんりゅう）」さんです！　

「CHINESE HOUSE」と書かれた赤い暖簾…。もう、店構えからして美味しそう。

入口にある看板に、人気の日替わり定食についての説明が張り出されていました（訪問時は土曜日）。A～Cの定食は900円。Dのデラックス定食は1,100円。こちらの日替わりが連日食べに通い詰める方もいる人気の定食なんです。

また、写真では文字の色とサイズから少々見えにくくなっていますが、「土曜日定食」の張り紙の一番下には「風邪など引かないように温かくしてお過ごしください。」との温かい手書きのメッセージも書いてあります。お客様への温かな優しさを感じて、入店前からホッコリ…。

店内の様子。お昼時間の訪問だったため店内は待ちの方が並ぶほどの大賑わい。あまりご迷惑をおかけしないためにも、これ以上の店内撮影は控えましたが、カウンター席、テーブル席、お座敷席とあり、大人数でも安心の店内でした。

すでに着席と同時に日替わり定食を注文しましたが、待っている間にメニュー表をチェック！

メニュー表の表紙には店主敬白（店主からのお知らせ）がありました。

体と気力を養ってくれるのが毎日の食。師走や日々の忙しさで心を亡くしてしまっている時だからこその「食」。店主の食に対する熱い想いに共感しながら、日替わり定食への期待が高まります。

月曜日から土曜日まで、日替わりのラーメンも含めて豊富なメニューがズラリ。これだけのバリエーション…。曜日ごとに変わるメニューの中から、その日の気分で注文ができる。なるほど、毎日通っている方がいるというのも納得です。

もちろん麺類やスープ類、季節のメニューなどの単品や…

本格中華の単品の充実しています。日替わりにはこだわらず、お気に入りのメニューを単品注文する人も多いようです。

「次に来た時は何を食べようかなぁ…」とメニュー表眺めていると、到着しました！　土曜日の日替わり定食B「豚肉とピーマンの細切炒」、チンジャオロースですね。

1つのお皿に炒め物・サラダ・ライスがまとめてあり、スープとデザートの杏仁豆腐まで付いたセットです。ライス脇に添えられたタクアンに感じる町中華感に不思議と心が安らぎます。ザーサイじゃなくてタクアン。これがいいんですよねぇ。

サラダに卓上のドレッシングをかけて実食開始です！

豚肉とピーマンの細切炒はまさに美味しいチンジャオロース！　シャキシャキのタケノコがいいアクセントになっています。まさに中華！　といった感じの油感と豚肉の旨味にライスが止まりませんが、ライスはボリュームたっぷりなので安心です。

そして、食べ進めて気がつきました。1つのお皿にまとめてくれているため、チンジャオロース、ご飯、ドレッシングがかかったサラダ、３つが接している部分が徐々に「混ざって」くるんです。この混ざり部分がまた美味しい！　

「お行儀よく、三角食べ（順序良く色々な品目を交互に食べる食べ方）しなさい！」

なんて昔叱られたような気がしますが、「混ぜる」って美味しいんですよねぇ。ビビンバなどもそうですが、混ぜて混然一体となることで新たな味になるというか、ちょっと背徳的な美味しさというか…。

ふぅ…、満腹です。

こちらの靉龍さんでは注文したメニューを食べている途中に、食後用の温かいジャスミンティーを出してくれます。ちょっとした心遣いですが、嬉しいサービスです。香りの良いジャスミンティーを飲みながらデザートの杏仁豆腐もパクリ。嗚呼…、心と胃袋が癒されました。ごちそうさまでした！

日替わり定食とラーメンから豊富な単品メニューまで、毎日通いたくなってしまうような「中華飯店靉龍（うんりゅう）」さんでした。忙しい時こそ、心と胃袋を町中華で満たしてみませんか。

●中華飯店靉龍（うんりゅう）●

〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡４丁目８−１