仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

早朝の「せり」では、良い生鮮品を求める買い手の威勢の良い声が響き渡り、構内には新鮮な食材を迅速に流通させるべくドライバーさん達なども集う市場。そんな市場で食べられるご飯、市場メシ。働く人達の胃袋も支えているご飯なんだなぁ、と考えるだけで自然とお腹が減ってきてしまうのは私だけでしょうか。

今回はそんな魅力的な市場メシを１つご紹介したいと思います。

以前の記事で、仙台中央卸売市場には一般の方でも入ることのできるエリアがあること、そこでは、あのブルーインパルスのグッズが買えることもお伝えしていました。

今回ご紹介するお店も、以前ご紹介した「TYショップ仙台市場店」さんと同じ2階の食堂街にあります。

こちらの「寿司吉（すしよし）」さんです！　

お昼前に到着したのですが、すでに行列発生中。市場で働いている皆さんというよりは、その美味しさを求めてお昼時間に集まったビジネスパーソンの皆さんが中心の行列です。

並んで待っていると、中から店員さんが登場。

扉に貼ってあるメニューから、売り切れになったメニューの紙を剥がしていきます。さすが人気店、待っている間も無駄にさせません。状況をほぼリアルタイムで伝え、事前に注文したいメニューを選べるようにしてくれています。

やっと入店。非常に混み合っていることもあり、店内の様子を撮影することは自粛しました。

こちらは座席にあったメニュー表（定食）。生、焼き、揚げ、煮ると、バリエーションに富んだ調理方法で魚を楽しめます。よし！　並んでいた時に売り切れていないことは確認済。人気の「アレ」を注文しましょう！

ちなみに、こちらは丼のメニュー。市場でお寿司屋さんと言えば、こういったメニューの方が一般的かもしれません。

到着しました。こちらが私の注文した「まぐろ頭肉（ずにく）ステーキ定食」！　

海鮮の丼ぶりモノに負けず劣らずの人気メニューです。まぐろの肉をステーキで、しかも定食で、さらにリーズナブルに食べられるお店って、なかなか仙台市内にはないこともあり、熱狂的なファンが多いメニューです。

メニューに書いていませんでしたが、納豆もついているんです。あら汁がおかわり無料なのも嬉しいんですよねぇ。ちなみに手前、あら汁隣りのお刺身皿に入っているのは「ネギポン酢」。これがまたいい仕事をしてくれるんです。

適度な焼き目のついたまぐろステーキ。何もつけずに一口食べてみると、一瞬「え？肉食べちゃった？」と勘違いしそうになってしまうぐらいのジューシーさ（マグロの肉なので、肉といえば肉なんですが…）。頭肉（ずにく）だからなのか、適度な弾力と噛み応え。噛みしめると熱の入ったまぐろの油の甘味がじんわりと口の中に広がります。

そして今度は、小皿に入ったネギポン酢をつけて一口。柑橘系の爽やかさが油感を丁度良い感じに軽減してくれます。このステーキに小鉢と納豆、あら汁がついているんですから、ご飯がいくらあっても足りません。

ご飯を大盛りにするんだった…と後悔しながら、ごちそうさまでした！

いかがだったでしょうか、魅力の仙台市場メシ。

まだまだレストラン街には美味しいお店が沢山あります。次はどのお店を紹介しようかなぁ…。皆さんも仙台市中央卸売市場２階レストラン街に足を運んでみて下さいね！

●寿司吉（すしよし）●

〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町４丁目３−１　仙台中央卸売市場内