【仙台市若林区】空腹にツープラトン技が炸裂! 人気町中華店のチャンピオンベルト級オリジナルメニュー
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
居心地の良い店内、ふと鼻をかすめる店内に漂う炒めアブラの香り。店内にある週刊誌やマンガ本を手に取り着席。さて今日は何を食べようか、メニューを見てみると豊富な中華料理の数々が目に飛び込んでくる。
町中華店が好きです。
もちろん定食屋さんも、ラーメン屋さんも、カツ丼屋さんも、お蕎麦屋さんも、うどん屋さんも、レトロな純喫茶も好きですが、町中華店って独特の「雰囲気」があって好きです。だってそこには大好きなラーメンもありますし、美味しそうなチャーハンもありますし、そのお店オリジナルの面白い名前のつけられたメニューもあるから…。
はい。今回ご紹介するのは若林区のそんな素敵な町中華店。しかも迫力満点のユニークなオリジナルメニューがあるお店です。
そのお店とはこちら。若林区河原町、新幹線の高架沿いの通りにある「中華飯店ふじや」さん。足繁く通う方も多い、地元で愛されている町中華店です。
店内は、楽しい酒席の場として愛されていることもわかるボトルキープの酒瓶が並んだカウンター席とテーブル席
そして、ゆったりとくつろげる小上がり席があります。
恒例のメニュー表チェックです。「つめたい」「辛い」「あんかけ」「焼」など、麺類はさすが町中華店と言いたくなるような種類の豊富さ。
ご飯ものやスープ、そして定食とお米を食べたい時も安心のラインナップです。
そして大勢でつまんだり、お酒をいただきながら食べられる一品料理と欲張りさん向けのセットメニュー。
個人的な細かい点ですが「飲みもの」に紹興酒(中国のお酒)があると、町「中華」店に来てるなぁとテンションが上がります。あの有名なジャッキー・チェンの映画「ドランクモンキー酔拳」で、お師匠様がお酒飲んで食事していたようなお店を思い出してしまうからでしょうか。
そして壁にも雑誌に紹介された記事と共にメニューが! ニラレバ炒めがお米にのっているであろう「にられば丼」から、「ツープラどん」まで。ん? ツープラ…どん?
論より証拠。ユニークな名前のツープラどんを注文してみましたよ。
見てください、このボリューム。ちょっと食べ方を失敗してしまったら、絶対にお盆を汚してしまいそうなほどの中華飯の餡。
そーっとレンゲでいただきます!
程よいとろみの美味しい中華餡。具もたっぷりで美味しいです! 中華餡って、そのお店お店で白色、茶色、黒っぽい色まで様々ありますが、こちら「ふじや」さんの中華餡はやや茶色系。オイスターソースなどの色でしょうか、コクを感じる味わいです。
そして食べ進めていくと、「ツープラどん」の理由が分かりました。
麺とご飯、2つの主食が餡に包まれているんです。さすがにこちらの断面を写真に撮ることはできなかったので言葉で説明しますと、丼の上から順に「中華餡→麺→仕切り用の薄い卵焼き→ご飯」という構成。
そう、まさにプロレスのタッグマッチで見る「ツープラトン(合わせ技)」のごとく、2つで1つになっているんです。空腹に炸裂するツープラトン。だから「ツープラどん」なんですね。素敵なネーミング。麺も餡に絡む細麺で美味しいですし、ご飯は美味しい中華飯ですけれども凄いボリューム。食べきれるかしら…
ふぅ、美味しかった…。ごちそうさまでした! お腹にツープラトンが炸裂しています(意味:お腹パンパンです)。ボリューム満点、ワンパクさん達も納得の「ツープラどん」でした。
ちなみに「ふじや」さん、美味しいのは「ツープラどん」だけではありません。こちらは、別に食べた、炒飯に半ラーメン・サラダ・おしんこがついた「炒飯セット」。
パラパラ系に見えますが、一口食べてみると感じるアブラの旨味。口当たりは、パラパラ系とシットリ系の中間です。オコゲの香ばしい香りと、ネギ・人参といった具材の食感を楽しめる美味しい炒飯でした。
半ラーメンは、陶器の丼ではなく大きめのお椀で提供してくれるという珍しいスタイル。
スープは、その奥に中華的な旨味を感じさせてくれるスタンダードな醤油味。そして、このスープとタッグを組むのは、プリプリ、ツヤツヤの細中華麺! こちらも美味しかったですよ!
ごちそうさまでした!
と言いますか、今こうして記事を書きながら連続で画像を貼ってみると、自分の食べた量に改めて驚いてしまいました…。そんな、美味しくて、ついつい完食してしまう「中華飯店ふじや」さんでした。皆さんならどのメニューを完食しますか? 是非一度足を運んでみて下さいね。
●中華飯店ふじや●
〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町2丁目4−10 渥美ビル