【仙台市若林区】具沢山な仙台味噌の豚汁はそれだけで「おかず」です! 話題の豚汁定食専門店リポート
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
豚汁。お椀の中に豚と野菜、そして味噌の旨味が溢れた宇宙を創ってくれるもの。旨味がたっぷりしみ込んだ具材たちをハフハフとほおばり、お汁をズズーっとすすれば、心も体もほっこりと温まる汁物ですよね。
実は、そんな魅力的な豚汁に関するお店が2023年4月18日、若林区にオープンしたんです。
そのお店とは若林区大和町にある、こちらの「豚汁定食専門店桜木」さんです!
「桜木」という店名、大和町という場所で「あれ?もしかして…」と思うラーメン好きな方もいるかもしれません。そうなんです。こちらのお店は、以前この場所で営業されていた「桜木製麺所大和町店」さんが業態を変更してオープンしたお店なんです。
人気のラーメン店が業態を変更して手がける豚汁。これは期待が高まります。豚汁定食の専門店という珍しさやその美味しさもあってオープンから混雑が続き、様々なメディアでも紹介されていますが、ここはやはり自分の舌で確認してみなくては…。
どんな味なのでしょうか。早速入店してみましょう!
入店すると目の前には券売機。店内飲食もテイクアウトもこちらでポチっと発券しましょう。
券売機の左上にありがたいサービスの告知がありました(訪問日は2023年5月8日)。「赤玉地養卵をサービス中!」…。卵価格高騰の折、ありがたすぎるサービスです。
お店の方に掲載と撮影の許可をいただき店内をパシャリ。
カウンター席中心、二人掛けのテーブル席が2席ある店内。桜木製麺所さん時代を知っている方であればお馴染みの風景です。私もちょっと久しぶりに訪問した気分になりつつ…。
座席の奥は厨房になっています。カウンター席に腰を下ろしてさらに店内をグルリと見回します。
卓上に置いてあるのは左から出汁スープ、一味唐辛子、醤油、辛味噌。味変や自分なりのカスタマイズも楽しめそうです。
壁には味噌のポスターが貼られていました。
お店で使われているお味噌は、こちらのポスターにある宮城県加美町の老舗仙台味噌醸造所「有限会社今野醸造」さんのお味噌のようです。ということは、豚汁の味噌も…。仙台味噌を使った、まさに「宮城県の豚汁」なのか! と一人興奮しながら、着丼を待ちます。
さあ、着丼しました。基本となるメニューを味わいたくて注文した、一番ベーシックな「豚汁定食」です。
小皿の箸休めも美しい、シンプルな定食のたたずまい。料理研究家の土井善晴先生が提案されている「ご飯を炊いて、具のたくさん入った味噌汁さえ作れば、食事になる。」という「一汁一菜」にも通じる和食としての美しさも感じさせてくれます。
それでは豚汁からいただきます!
一口すすると、口の中に広がる豚の旨味と仙台味噌の塩味と濃厚なコク。そして、この沢山の具。食べ応えのある厚さの豚肉にゴロゴロ野菜。汁をすすっては「ふぅ…」、具をハフハフ食べては「ふぅ…」。ため息がもれる温かさ。
この濃厚さ、そして具沢山っぷり。まさにご飯に合う濃厚で豪華な「おかず豚汁」です。美味しいなぁ。
さて、サービスでいただいた赤玉地養卵はどうしましょうかねぇ。
と、悩んでいるフリをしつつ、パカリと卵を割り、醤油をサラリとひと回し。仕上げに麹感たっぷりの卓上調味料「辛味噌」を投入して…
はい、こうなりました! 本当はサービスで卵がついてくると知った時から決めていたんですが、辛味噌入りTKG(卵かけご飯)の完成です。濃厚おかず豚汁にTKG、合わないわけがないじゃないですか。ねえ。
小皿のお漬物や玉子焼き、焼きメンマで箸休めもしつつ。
しかし、さすが元桜木製麺所さんです。ラーメン店の名残でしょうか、この焼きメンマが肉厚ジューシーで美味しいんですよ。豚汁とご飯を食べる合間に感じる、ちょっとした「ラーメンの香り」。いいアクセントになってくれています。
豚汁・TKG・小皿を夢中で堪能しながら、ペロリと完食のごちそうさまでした!
豚汁の温かさで心も体もほっこり。「嗚呼、なんだかいい定食を食べたよなぁ」という幸福感に満たされて退店です。
いかがでしたでしょうか。元ラーメン店が作り出す濃厚おかず豚汁定食の「豚汁定食専門店桜木」さん実食レポートでした。皆さんも是非一度、濃厚おかず豚汁を味わってみて下さいね。
●豚汁定食専門店桜木●
〒984-0042 宮城県仙台市若林区大和町5丁目4−25 ライオンズマンション大和1階