仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

いつか行ってみたいと思い、テレビなどで見かける度に遠い目で眺めてしまう場所、台湾。特にジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとされている九份（キュウフン）や、夜に鮮やかな輝きをみせてくれる台湾夜市は、いつか必ず家族連れで行ってやるぞ！　と心に決めているスポットだったりします。

2023年9月5日（火）、以前こちらの記事でご紹介していたヨドバシ仙台第一ビル「オイシイもの横丁」内に、もうひとつの横丁「いろはちハシゴ横丁」がオープンしました。

＜参考記事：【仙台市宮城野区】変わりゆく仙台駅東口の風景。話題の新スポットヨドバシ仙台第一ビル、飲食店街をご紹介＞

なんとその新しい横丁には、台湾気分を味わうことができるお店があるということで、早速台湾に憧れる気分モロ出しで実食に行ってきました！　今回はそんな観光気分の実食レポートです。

そのお店があるのがこちらの「いろはちハシゴ横丁」。

目的のお店以外にも、串カツ、お寿司に焼き鳥、韓国料理などのお店が並ぶ2023年9月現在、仙台で最も注目度が高い（かもしれない）横丁です。早速横丁にフラリと入ります。

横丁に入るとすぐに目に飛び込んでくる色鮮やかな提灯とネオンサイン。

ありました！　こちらが目的のお店、台湾中華酒場「台中香」さんです！

おぉ…。なんでしょうか、この賑やかな感じ。訪問した時間が夜ということもあり、テレビで見た台湾夜市ような雰囲気を感じます。ワクワクしながら、案内されたカウンター席に着席。

夜時間帯はワンドリンクのオーダー制、注文はモバイルオーダーで行うとのこと。賑やかな屋台の雰囲気ですが今風のスマートな仕様です。素敵。

ちなみに、画像にある席番号が書いてあるQRコードをスマートフォンで読み込み、画面に表示されるメニューから注文します。ワンドリンクオーダーとのことなので、ここはひとつ…

ワンドリンクは、「台湾ビール」君に決めた！

お通しとして「唐辛子スナック」も出てきましたよ。ポリポリかじっていると、ジンワリと口の中に広がっていく程よい辛味。スナックなので香ばしさもあり、あっさりした味の台湾ビールにピッタリのおつまみです。

唐辛子スナックをポリポリ、台湾ビールをグビグビと飲みながら、何を頼もうかとモバイルオーダーの注文票を眺めます。

参考までに、席に置かれているメニュー表で恒例のメニュー表チェック！

いいですねぇ。台湾腸詰め、搾菜、パクチー、ルーロー、激辛麻婆豆腐。メニューから溢れ出る台湾ムード。台湾ビールを飲みながらつまみたくなる料理のオンパレードです。

揚げ物、主食系、甘味系も目移りするようなラインナップ。

ルーロー飯に担々麺、焼きそば、お粥にごまだんご。台中香さんだけで何軒もの屋台の味が楽しめそうです。お粥があるのもいいですねぇ。日本の中華街でしか食べたことがありませんが、飲んだ後のアッサリ系シメとしてピッタリではないですか。悩みますねぇ…。

うんうんと悩みに悩みながらビールを飲み、ついに意を決して私が注文したのがこちらの「担々麺」です！　

唐辛子スナックで辛い物好きの心に火がついていたのもありますし、何だかこの日は麺の気分でしたし、何より担々麺が好き。台湾の屋台風担々麺を味わいたくて注文してみました。

具は担々麺の定番ひき肉に加えて、エビにむらさきキャベツ。いつもラーメン屋さんでお逢いしている担々麺さんとは異なる表情を見せてくれています。台湾で食べたことがありませんが、何となく「台湾の屋台風」であることが伝わってきます。

立ち上る湯気から感じる、台湾や中華料理で代表的な香辛料「八角」の香り。いや「五香粉（ウーシャンフェン）」でしょうか。いずれにしても「本場」な香りが鼻をくすぐります。台湾ビールを一口飲み、目を閉じて周囲の賑やかな音に耳をすませば、もうそこは台湾！　…行ったことないですけれども。

まずはスープからいただきます！　一口飲むと感じるゴマのコク。ジワジワと遅れて訪れる辛味。そして鼻からぬけていく香辛料の香り。普通のラーメンとは明らかに一線を画す味です。

担々麺の源流は天秤棒を担いで売り歩いた「汁なし」であるということは知っていますが、「汁有り、是も亦美味しからずや」。思わず論語も飛び出す美味しさでございます。うめぇ。

麺は若干日本寄りに寄せてくれた、プリっと感のある中華細麺。すすると一緒に絡んでくるむらさきキャベツがいいアクセントになってくれるんですよ。合間にビールも飲みながら、夢中でズルズルと食べすすめます。

あっという間に麺がなくなってしまったので、最後にちょっとだけ勝手に味変カスタマイズ（個人的なものなので皆様にオススメするものではありません）。

さらに刺激を求めて、お通しとして出してもらった唐辛子スナックを担々麺スープにイン！　これがズバピタで合いました。ジンワリ系の辛さだったスープが、汗が流れてくるような辛さにレベルアップしてくれました。汗を流しながらラストスパートです。

ふぅ…。スープの最期の一口まで味変しつつ楽しみながら完飲＆汗の流れる大満足のごちそうさまでした！

台湾ビールに加えて、コロナビールが1本増えていることはご容赦下さい。だって、唐辛子スナックも担々麺も美味しかったんですもの。ということで、いかがだったでしょうか。台湾屋台、台湾夜市の気分が味わえる「台中香」さんのレポートでした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●台中香●

〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡１丁目３−１ ヨドバシ仙台第一ビル　いろはち横丁内