仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

沖縄。東北の地で暮らしていると、なかなかに遠いかの地。しかし、実際には一度しか行ったことはありませんが、想像するだけで青い空や白い雲、独特の食文化などが、三線（沖縄三味線）の調べと共に目の前に浮かんでくる素敵な南国。

嗚呼、こう、涼しくなってくると、何だか南国が恋しくなってきますねぇ。人生のほとんどの冬を東北地方の雪と共に過ごしてきただけに、無条件に南国に憧れてしまっている気持ちもあるのかもしれませんが、沖縄…また行きたい。

はい。ということで、今回はそんな南国沖縄の風を感じることができる新店のご紹介です。

そのお店とはこちらの「沖縄料理なんくるないさー仙台店」さん。

新しい飲食店がオープンするたびに各方面で話題になっているヨドバシ仙台第一ビル。その１階オイシイもの横丁内に2023年10月6日（金）にオープンした新店です。

オイシイもの横丁に仙台駅側の入口から入るとすぐ目の前にどーんとこちらのお店がオープンしています。オリオンビールの鮮やかな提灯と奥の壁にはシーサーの絵が見えるという、まさに憧れる南国の風を感じさせてくれる雰囲気。

お邪魔したこの日は2023年10月19日（木）のお昼時。ランチタイム限定で沖縄そばが500円という、とってもお得なオープン記念のイベントが開催中でした。

ちなみに、画像では「沖縄そば500円イベント　本日100食完売」と張り紙にありますが、この画像を撮影したのは食後。つまり、沖縄そば。無事に500円でいただくことができましたのであしからず。大盛況だったためか、ギリギリ最後の方の滑り込みセーフでしたけれども。

恒例のメニュー表チェック！

ジーマーミ豆腐から、もずくにゴーヤチャンプルー。タコライスに沖縄そば。なんとラフテーには「8時間」という接頭句がついています。8時間トロトロになるまで、じっくり煮込まれたということでしょうか。どれも「これぞ沖縄！」といったラインナップです。

卓上に置かれた調味料「こーれーぐす」からも沖縄感が溢れています。島唐辛子を泡盛に漬け込んだコーレーグス、刺激的な辛味が美味しいんですよねぇ。

と、メニュー表やら調味料を確認していると、ほどなくして着丼しました！　こちらが私が注文した「沖縄そば」です。

早速スープからいただきます！

ズズっとスープをすすると、最初に感じるのはカツオだしの香り。しかし、しっかりと後から動物系の旨味もやってきてくれます。魚系と動物系のミックスですが、煮干し中華そばや魚介系淡麗スープのラーメンとは一線を画す、明らかに「沖縄そば」といった美味しさのスープ。

コッテリし過ぎていない、さりとてアッサリ過ぎでもない。この風味は暑い南国沖縄の気候の中で育まれた味なんだろうなぁ…。そんなことを考えながらゴクリとスープをもう一口。

そうそう。この「そば」という名前ですが、うどんに近いような独特の麺。これぞ沖縄そば。

モチモチした麺をスープと共にすすると、口の中いっぱいに沖縄が広がります。紅ショウガも絶妙なアクセント。思わず「仙台にめんそーれ」と言いたくなる気持ちを抑えつつ、ズルズルとすすります。

そして、ドーンとのせられたラフテーもパクリ。

旨い！　濃厚！　こちらはひょっとしてメニュー表にあった「8時間ラフテー」なのでしょうか。トロトロ具合と、味のしみ込み具合が尋常じゃありません。これは、アッサリした沖縄そばのコッテリ部門を一手に担っているラフテーさんです。

このラフテーからじんわりと染み出てくるコク深い味わいが、スープをより深い味わいにしてくれているんですねぇ。恐るべし濃厚ラフテー。このラフテーを肴にオリオンビールをゴクゴク飲んでも美味しいかもしれません。

ということで、あっという間に完食、スープも完飲。この美味しい「沖縄そば」をオープニングイベントとはいえ、500円で提供してくださったことに感謝感激のごちそうさまでした！

いかがだったでしょうか。沖縄そばだけでなくご飯にお酒に、気軽に美味しく「沖縄」を感じることができそうな「沖縄料理なんくるないさー仙台店」さんのレポートでした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●沖縄料理なんくるないさー仙台店●

〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡１丁目３ー１　ヨドバシ仙台第一ビル１階オイシイもの横丁内