｜待ちに待った2年ぶりの開催！

6/5（日）は郡山市赤木にあるイタリアンレストラン、インコントラHirayamaにて、大好評だったイベントが２年ぶりに開催されます。その名も「イタリアとスペインの休日」。

　このイベントは、東京・中目黒で人気のスペインバル「Pablo」とインコントラHirayamaのコラボイベント。Pabloのオーナーシェフ・由利さんはスペインで4年間修行し、「国際パエリアコンクール」で2大会連続準優勝を獲得するなどの腕前。そんな本場スペインのパエリアが郡山で味わえるのです。

　そもそものきっかけは、さかのぼること数年前。由利さんは帰国後お店を開くことを決めていましたが、その前にやりたいことがあったそう。それは、自慢のパエリアで日本全国47都道府県を巡ること。”日本には様々な食材があり、その地域の個性がある。まだ知らない日本各地の食材や魅力を知りたいし、日本の美味しさをスペインで培ったパエリアという料理で表現したい。”

　そんな由利さんは2018年に日本縦断パエリア巡業を決行。パエリア鍋と基本の調味料などを車に積み込み、全国を周り始めました。具材はこれまでパエリアにしたことがないようなものでも地場の食材を積極的に活用。お寺で開催したときは精進パエリアを、海の幸が豊富な地域では魚介たっぷりのパエリアを。スペインのパエリアにはない個性豊かなジャパニーズ・ローカルスタイル・パエリアがたくさん生まれました。

　各地域の食の豊かさを感じながら東北を南下し、次の目的地は福島県。開催場所を求めて相談をしたのが平山さんでした。

　そこで平山さんは、リニューアルオープンのために休業中だった開成にある某レストランの店舗をコーディネート。大々的に告知したわけではなかったのですが、口コミであれよあれよと人が集まり、大きなパエリア鍋で作られる本場のパエリアに来場した人は大興奮！

　何を隠そう私も、そのイベントに参加した一人でした。

　その後、2019年にはインコントラHirayamaさんの店舗と店舗前にある平野屋さんの駐車スペースをお借りしてイベントを開催。しかしここ数年はコロナ禍の影響もありイベントは自粛。

　withコロナに移行しつつある今年は、なんとか開催の運びとなりました。私も待ちに待ったこのイベントをご紹介せずにはいられません！

｜テイクアウトOKのバスクチーズケーキはマストバイ

　パエリアができ上がるのを横目に、スペインやイタリアのさまざまなお料理を楽しめるのも嬉しい限り。お馴染みのマッシュルームと生ハムのアヒージョや鮮魚のパリパリ包み揚げ、バスク風濃厚カニミソなどのスペイン系のタパス（小皿料理）に、今でも忘れられない絶品のバスクチーズケーキまで、もうお腹がはちきれるまで食べました。

　本格的なバスクチーズケーキはマストバイアイテム。テイクアウトOKなので、おうちに帰ってからじっくり堪能できます。今回も相当数焼いているらしいとの情報。（by平山さん）

　そして、インコントラHirayamaさんも負けていません。ガツンとお肉を堪能させてくれました。今年は、短角牛と鹿肉の炭火焼きをご提供とのこと。

　そして、インコントラHirayamaといえばイタリアワインですね。各種取り揃えています。

｜今年は、なんと豊國酒造（古殿町）さんも参戦！

　さてさて、今年のイベントはまた新たな仕掛けがあるようですよ。パエリアの主な材料といえば米、Rice（ライス：英語）、Arroz（アロス：西語）ですよー。そうです、日本酒です。特に魚介系のパエリアにはいい組み合わせなんじゃないかと。

　そこで、古殿町の老舗酒蔵「豊國酒造」さんが参戦！蔵元の矢内さんがパエリアに合うとっておき日本酒を多数セレクトしてお迎えくださるようです。

　なお、駐車場がありませんので、車でお越しの方は近隣のパーキングをご利用とのこと。しかしながら、このイベントはお車を置いて参加された方が１００倍楽しめます。入場料などはなく、フードとドリンクはオールオンキャッシュ。予約も不要とのことなので、フラッと立ち寄るのもOK。今週末はイタリアン&スパニッシュな休日を楽しみましょう。

※フードのお写真は2年前に参加したときのものです。