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下駄箱・靴箱・シューズボックス…呼び方で世代が分かるかも?

畠山仁美所作講師

先日、『靴箱に靴をしまうとき、かかとが手前?つま先が手前?』という記事を書いた際、「下駄箱」と書くか、「靴箱」と書くか、しばし迷いました。

最初は当たり前のように「下駄箱」と書いていたのですが、平成後期生まれの人たちは「靴箱」と呼ぶので、「下駄箱」と聞いてもピンとこないらしい…と知ったからです。

あれこれ考え、結果的には誰でもわかるであろう「靴箱」に落ち着いたのですが、調べてみると、他にもいろいろな名称があることが分かりました。

「下駄箱・靴箱」以外のいろいろな呼び方

扉がついている箱状のもの
・下駄箱
・靴箱
・シューズボックス

扉がついておらず棚だけのもの
・シューズラック
・シューズシェルフ

個別に扉が付いたものや、鍵付きのもの
・シューズロッカー
(一足ずつ個別になっているものをシューズボックスと呼ぶことも)

靴以外の物もしまえる収納スペース
・シューズクローゼット
・シューズクローク(靴のまま入れる収納スペース。シューズ・イン・クローゼットとも)

厳密にカテゴリーが分かれているわけではありませんが、形状によって呼び分けがされていました。また、銭湯や旅館などでは「下足箱」とも呼ばれています。

ちょうど移り変わりの時期

なお、家具店のオンラインショップの商品名には、「靴箱・下駄箱・シューズボックス」と3つを併記しているものが多くありました。すべての世代に分かりやすく表記しているのでしょう。

そういえば娘が小学生くらいの頃、祖母から「上着は『えもんかけ』にかけてね」と言われ、きょとんとしていたのを思い出しました。

いずれ「下駄箱ってなあに?」と孫から聞かれる日がやってくるのかもしれません。

下駄箱、靴箱、シューズボックス…あなたは普段どんな呼び方をしていますか?

所作講師

日常の振る舞いを見直すことで、心・体・生活を整えるお手伝いをする所作講師。立つ・座る・歩く・物を扱う・挨拶する、といった日常あたりまえに行っている所作を通して、振る舞いだけでなく自分の内面も見つめ直すレッスンが好評。2011年の開講以来マンツーマンレッスンにこだわり、一人一人と向き合ってきた。ブログ【所作美人のヒント】では、バタバタと忙しい日々の中で、所作を通して自分を磨く考え方を発信。著書「一日一分からはじめる『おだやかな人になる所作の習慣』」

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