2023年10月、あおなみ線の港北駅から徒歩十数分の住宅街に、豚料理店「豚星(ブースター) 以下、豚星」さんがNEWオープンしました。独自の仕入れルートを持ち、上質の肉を使った豚料理をリーズナブルな価格で提供しています。

店主の柳川さんは、3年ほど、わらび餅ドリンク専門のキッチンカー「つるもち」の営業をされてきた方で、現在も土日は大きなイベントを中心に出店しているそうです。
わらび餅ドリンクと豚肉料理はまったく異なるジャンルです。どのような経緯でこのような形になったのでしょうか。また、なぜこの場所だったのでしょうか。おいしいランチをいただきながら、そのあたりのことをお聞きしました。

「実はこの『豚星 Boo Star』という屋号は、キッチンカーに使うつもりでした。というのも、最初は豚丼を提供するキッチンカーでしたから。でも、それがなかなかうまくいかなかったんです。それで『どうしよう・・・』ってなりまして。思い切って豚丼をやめて、その頃ブームになりだした、わらび餅ドリンクを提供することにしました。それが軌道に乗って今に至るという感じですね」(柳川さん)
キッチンカーの営業が軌道に乗り、コロナ禍が明けたタイミングで本来やりたかった豚料理のお店をオープンしたのだそうです。
「この場所にしたのは、僕の地元だからです。自分の生まれ育った場所が少しでも活気づけばと思ってここにしました」(柳川さん)
きれいに改装された店内は、白と木目を基調とした明るい雰囲気で、アクセントに黒が取り入れられているといった印象です。

2階には座敷が2部屋あり、ふすまで区切られています。それぞれ8人が座れるくらいのテーブルが置かれていました。ふすまを開ければ最大16人まで対応でき、ランチタイム、ディナータイムともにグループでの利用が可能です。

今回、筆者は1階の窓際の席に座り、ランチをいただくことにしました。

注文は、テーブルに置かれている二次元コードをスマホなどで読み込むスタイル。クレジットカードの情報を登録すれば、会計までテーブルで完了できてしまいます。

筆者がオーダーしたのは「串カツ(4本)定食 650円(税込)」です。タレは「みそ」か「ソース」を選ぶことができるそうで、今回は「みそ」にしていただきました。

思ったよりボリュームがあります。みそダレの上にはすりごまとパセリがふられていて、とてもおいしそう。

この串カツ、おいしいです。サクッとした衣の中にはしっかりボリュームを感じるお肉が詰まっていて、みその風味と豚肉の旨味を存分に味わえます。そして、ごはんが進みます。キャベツには「ゆず」を使ったドレッシングがかかっていました。合間に食べると口の中がさっぱりするので、みそカツとの相性がとてもいいです。

「豚星」さんで使用しているお肉は三元豚ですが、豚しゃぶには三元豚の中でも愛知県が改良した品種を使用した「愛とん」と呼ばれる肉を使用しているそうで、旨味が格段に良いものだそうです。

「豚星」さんでは、12月に抽選会を企画しており、予定では12月1日～12月29日まで飲食代1,000円毎に1枚抽選券を発行し、12月30日にお店とインスタライブで抽選結果を発表するというもの。景品は、ゲーム機や前記のお肉「愛とん」など、けっこう豪華なものを考えているようなので、公式Instagramをチェックして参加してみると楽しめそうです。

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