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【川越市】健康と食を意識している人は要チェック!「小江戸 南古谷農園」が体に優しい食の直売所を開店!

編集工房水夢地域ニュースサイト号外NETライター(川越市)

「小江戸 南古谷農園」は川越市で代々続くお米農家です。2021年10月、その「小江戸 南古谷農園」がトレーラーにキッチンカーをのせた農家ならではのスタイルで、食の直売所をオープンしました。メインで取り扱っているのがこちらで収穫された黒米と真菰茶(まこもちゃ)とのこと。はて…どちらもあまり聞きなれない食品です。少し調べたところ、どちらも健康によいとされている食品だそう。これは詳しく知りたい! ということで、今回は施設の代表の田中さんのお話とともに、「小江戸 南古谷農園」を紹介します。

代表の田中さんにご丁寧に対応いただきました。ありがとうございました!
代表の田中さんにご丁寧に対応いただきました。ありがとうございました!

黒米ライスバーガーは抜群の美味しさ!

こちらが今回オープンした販売所です
こちらが今回オープンした販売所です

まずは、2021年10月にオープンした直売所の紹介から。先に触れたように建物が個性的で、その外観だけでワクワクします(トレーラーは実際に移動するわけではありません)。

お子さんも喜ぶのでは? きっとファミリーで出かけても楽しいと思います
お子さんも喜ぶのでは? きっとファミリーで出かけても楽しいと思います

直売所では黒米と真菰茶が販売されています。

各種サイズが販売されています
各種サイズが販売されています

黒米と真菰茶は次項で紹介することにして、まずご案内したいのがテイクアウトですぐに食べられる品です。

「ごはんメニュー」は月ごとに内容が変わるそうで、この日(2021年11月19日)は黒米RICEBURGERでした
「ごはんメニュー」は月ごとに内容が変わるそうで、この日(2021年11月19日)は黒米RICEBURGERでした

私は黒米RICEBURGER、黒米パウンドケーキ、真菰茶を注文しました。

パッケージに貼られているシールはオリジナルのもの。ここにもこだわりを感じます
パッケージに貼られているシールはオリジナルのもの。ここにもこだわりを感じます

本当にどれも美味。黒米を使ったライスバーガーとパウンドケーキはどちらもモチモチで、独特の食感を楽しめます。

もっちもちの食感です
もっちもちの食感です

こちらも、もっちもちです。黒米、すごいっ!
こちらも、もっちもちです。黒米、すごいっ!

それでは田中さん、こちらのごはんメニューについてのコメントをお願いします。

「ここで販売しているものは料理研究家の方に監修していただいていて、開発に1年以上を費やしました。 いろいろ大変でしたが、黒米のもっちもちの食感をうまく活かせていると自負しています。今月(2021年11月)は黒米RICEBURGERで、来月はまた別のメニューの予定です。いずれにせよ、地元の食材を使った美味しい品を用意したいと思っているので、ぜひよろしくお願いします」

どちらも他のお店ではなかなか食べられない美味しさです。ぜひ、お試しいただきたいっ!

美味しくて栄養価も高い黒米の魅力!

写真は黒米と真菰茶のサンプル品を撮影したものです
写真は黒米と真菰茶のサンプル品を撮影したものです

次にこの直売所で購入できる黒米と真菰茶の紹介です。さっそく田中さんのコメントで、その魅力をお伝えします。

「黒米はお米の種類の一つで、名前のように黒色をしています。いろいろとお伝えしたいことがあるのですが、シンプルにいうなら、栄養価が高く、味の面でもご飯(白米)にモチモチの食感を与えてくれます」

なるほど、これは素晴らしい。それでは真菰茶は……?

「こちらで育てたマコモダケという植物を焙煎したお茶です。やわらかな甘みと爽やかな風味の馴染みやすい味わいとなっています。健康面ではデトックス効果が期待されています」

私は真菰茶のアイスをその場でいただきましたが、くせがなく爽やかな味でした。これで健康面へのプラスの効果が期待されるとは、やはりこちらも素晴らしい。

「健康面でいえば、どちらも栽培期間中は除草剤、農薬、化学肥料を使用していません。安心安全な食品といえるでしょう」(田中さん)

生産者目線で食を考え、明るい未来につなげたい

こちらは「小江戸 南古谷農園」が管理している田んぼです
こちらは「小江戸 南古谷農園」が管理している田んぼです

田中さんは大学の農業に関する勉強会の講師を勤めるほどの豊富な知識がありながら、その一方で市町村主催の無農薬栽培の勉強会に参加するなど、真摯に農業と向き合っています。いろいろな話を伺ったのですが、とくに私の印象に残ったのが、「川越市内でお米を生産しているのは知っていますが、どうしても新潟や秋田産のお米のほうが美味しいというイメージがあるのですが…」という少々失礼な話題を振ったときのお答えです。

「確かに全国的に広く知られている生産地のお米は美味しい。それは間違いありません。ただ、私の立場から一つ言えることがあるとしたら、“食はすべて相性や好みがあるのかな”ということです。例えば新潟と川越では気候が違います。川越で暮らすと、体が川越の風土に順応しているでしょうし、同じように川越で育った野菜が体に合う、あるいは美味しく感じるというのはナチュラルなことだと思います。そう考えると、“やっぱり川越のお米が好み”という人がいても少しも不思議ではありません」

なるほど、納得です。

「それに、よく“料理は愛情”といいますが、これは食材についても同じです。“米作りも愛情”だと(笑)。観賞用の切り花や鉢花を例にするなら、愛情をもって接したものとそうでないものでは咲き具合や花持ちが違うという話を耳にしたことがあります。私どもは愛情をもって稲を育てているので、それが美味しさにつながればと願っています」

すべてがストンと心に落ちていくお話でした。なお、今回オープンした直売所では「小江戸 南古谷農園」が生産したお米も販売しています。

こちらのお米は「減農薬米」だそう
こちらのお米は「減農薬米」だそう

田中さん、本日はありがとうございました。最後に本記事の読者にメッセージをお願いします。

「あらためていうまでもなく、食事と健康は密接な関係があります。川越、大きくいうなら日本の明るい未来のために、安心・安全、そして美味しいお米や野菜を生産し、同時にいろいろなかたちでより多くの方が健康に役立つ食の知識を得ることができる機会を提供できればと考えています。今回の直売所は、その第一歩です。ぜひ、お越しいただければ幸いです」

直売所のオープン日は毎週金曜日のお昼です
直売所のオープン日は毎週金曜日のお昼です

【店舗情報】

地域ニュースサイト号外NETライター(川越市)

川越市在住のエディトリアルライターです。フリーランスとして活動中。川越の情報をお届けします。

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