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【川越市】新店舗が開店! 代表が語る「グリンコーヒー」の人気の理由とは?【川越を元気にする人】

編集工房水夢地域ニュースサイト号外NETライター(川越市)

「glin coffee」(以下グリンコーヒー)の新店舗「東洋ビル店」が今年(2021年)の8月にオープンしました。これで川越市内にある「グリンコーヒー」は5店舗になります。きっと多くの川越市民が「グリンコーヒー」のことをご存じでしょう。お店はどれも川越の市街地にありこれだけの店舗を川越市内に展開しているところはあまりありません。今回は「グリンコーヒー」の新しい店舗とともに、その人気の秘密を紹介します。代表の大谷さんが語る、コーヒー、そして川越への想いとは…。

こちらは夏にいただいた「グリンコーヒー」のアイスコーヒーです
こちらは夏にいただいた「グリンコーヒー」のアイスコーヒーです

オリジナルブレンドが人気

まずは2021年8月にオープンした「グリンコーヒー 東洋ビル店」の紹介から。こちらは川越のシンボル・時の鐘の近くにあります。

一番街より1本奥、旧山崎家別邸がある通りに面しています
一番街より1本奥、旧山崎家別邸がある通りに面しています

「グリンコーヒー 東洋ビル店」は将来的には大規模なカフェとしても営業する予定で、2021年12月現在は、そのための工事が進められています。8月のオープンはいわば「プレオープン」のようなかたちで、コーヒー豆とアイスコーヒーリキッドの販売が中心となっています。

グリンコーヒーの旗艦店となるそうです
グリンコーヒーの旗艦店となるそうです

いろいろなコーヒー豆が販売されていますが、なかでも人気なのが「オリジナルブレンド-とき-」だそう。そちらは「ビターチョコ」のようななめらかな味わいとのことです。

確かに人気で私が訪れたときには品切れの状態でした
確かに人気で私が訪れたときには品切れの状態でした

とくにコーヒー好きの方は、ぜひ訪れてはいかがでしょうか。

【店舗情報】

  • 店舗名/グリンコーヒー 東洋ビル店
  • 住所/埼玉県川越市幸町14-9
  • 電話番号/049-272-7620
  • 営業時間/10:00~17:00
  • 定休日/水曜日(木曜日も休みになる場合有)

川越でコーヒー豆が採れる!?

先に触れたように「グリンコーヒー 東洋ビル店」は川越の市街地で営業している「グリンコーヒー」の5店舗目です。なかには徒歩数分の間隔の店舗もあり、うがった見方をすると他の街に出店したほうがよいような…。そう思い、グリンコーヒーの代表である大谷さんに取材を申し込んだのでした。

大谷さん、ご対応いただきありがとうございます
大谷さん、ご対応いただきありがとうございます

まずはあらため「グリンコーヒー」の説明をお願いできますか。

「私は川越在住で、川越が大好きです。グリンコーヒーは、その川越に根付いたコーヒーショップを意識しています。コンセプトは【毎日を楽しもう】、そして【お客様の日常にわくわくを】です」

グリンコーヒーのコーヒーは質が高いと評判です。

「うれしい限りです。ただ、ここにくれば美味しいコーヒーがあるというのは大前提で、さらに私どもグリンコーヒーはちょっとしたコミュニケーションの場になればとも思っています。今はコロナ禍で難しい面がありますが、本来は店のスタッフにも気軽に話しかけてほしいというスタンスです」

まさに地域密着ですね。

「その点でいうと、いろいろなことを考えていて、例えば川越市内にビニールハウスを使ったコーヒー農園を作ることを計画しています。これは、2年くらい前から実際にチャレンジしていて、ある場所で苗を育てています。一般的に苗から育てた木がコーヒー豆を採取できるようになるまでは5年くらいかかるといわれているので、少し先の話なりますが、川越産のコーヒー豆が雇用問題を含めた地域活性化につながれば、これほどうれしいことはありません」

こちらは「大工町2号店」にある機器です。それにしても、川越産のコーヒー、本当に素敵ですよね
こちらは「大工町2号店」にある機器です。それにしても、川越産のコーヒー、本当に素敵ですよね

全国で広く知られる川越のコーヒーショップを目指して

そうそう、私にとって重要な質問を忘れていました。市内に多店舗展開している理由は?

「人気があるように思っていただければ光栄なのですが、それだけで川越市内の店舗を増やしたわけではありません。まず、一つは店舗によって提供するサービスの内容が違うということがあります。たとえばフローズンヨーグルトは本川越PePe店でしか販売していません」

「グリンコーヒー 本川越 PePe店」のフローズンヨーグルトは濃厚で美味です。こちらも、ぜひ飲んでいただきたい
「グリンコーヒー 本川越 PePe店」のフローズンヨーグルトは濃厚で美味です。こちらも、ぜひ飲んでいただきたい

なるほど、屋号は同じでも、違ったお店という一面もあると。他の理由は…。

「現実的な問題として、いかんせん自分たちはまず資本が少なかった(笑)。一般的には【ある程度、規模が大きい店舗をその地域のコアとなる街に出店していく】が経営のセオリーだとは思うのですが、家賃については小さいお店は大きいお店ほどかかりませんし、内装についてもDIYのように自分たちで対応することもできます。それと私どもが目指している全国展開が関係していて、こちらがより大きな理由です」

おぉ、やはり全国に広げたいのですね。

「川越発のコーヒーショップということでグリンコーヒーが全国に広がればよいですよね。とはいえ、やはり資本の関係で、いきなり大きなお店を出すことはできないので、コスト管理などのシミュレーションも兼ねて比較的、小規模の店舗を多く構えたという面があります。さらにもう一つ、観光で川越を訪れる方のイメージも考慮していて、店舗が多いということはそれだけ目につくということですから、より多くの方により強く印象に残ることを期待しています」

なるほど、そのような理由があるのですね。納得しました。それにしても、いろいろなチャレンジをしているグリンコーヒーの未来が楽しみです。

「まず、東洋ビル店はこれから旗艦店として整理していきます。客席を多く用意して、コーヒーをローストする過程なども見られる施設にしたいと考えています。コーヒーのアミューズメントパークのようになるとよいなぁ。いずれにせよ、まずは地元の川越でできるだけの努力をして、やがては全国、いや全世界の方々が知るようなコーヒーブランドとなることを目指したい。そのときには、川越市民の皆さまが【グリンコーヒーは川越が発祥の地なんだよ】と胸を張れるとよいですよね。ただ、まだまだ私どもは未熟ですので、お客様として訪れる皆さまにおかれましては、一緒にコーヒーショップ作っていただくような感覚で利用していただければと思います」

この「KAWAGOE」が入ったロゴは全国に展開したとしても、ずっと変えない予定だそう。グリンコーヒーの今後に期待です。大谷さん、今回はありがとうございました
この「KAWAGOE」が入ったロゴは全国に展開したとしても、ずっと変えない予定だそう。グリンコーヒーの今後に期待です。大谷さん、今回はありがとうございました

地域ニュースサイト号外NETライター(川越市)

川越市在住のエディトリアルライターです。フリーランスとして活動中。川越の情報をお届けします。

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