【川越市】「西武本川越PePeストリートピアノ」が開催中！　ところで川越のストピは誰が主催している？

編集工房水夢

地域ニュースサイト号外NETライター（川越市）

2022/4/6(水) 18:01

最近、「ストピ」が人気で、動画投稿サイトでもたくさんの動画が投稿されています。ここでいう「ストピ」とは「ストリートピアノ」の略称で、街中に設置された誰でも自由に弾ける状態のピアノのことです。

「ストピ」は川越でも盛んで、例えば中院で開催されていた「川越ストリートピアノin中院」も大盛況でした。

ところで、この「ストピ」、川越ではいったい誰が主催しているのでしょうか……。

4月末まで西武本川越ペペでストピが楽しめる！

まずは川越市内で最近実施された、あるいは実施予定の「ストピ」の紹介から。

蓮馨寺では月1回のペースでストリートピアノのイベント「KOEDO寺ピアノ」が開催されています。次回は2022年4月23日が予定されています（こちらの情報は「KOEDO寺ピアノ」の公式Twitterをご参照いただければ幸いです）。

先に触れた「川越ストリートピアノin中院」は2022年3月19日～4月3日に開催されました。

こちらは昨年も実施されました。美しい桜ときれいな音色のピアノの共演はとても贅沢です。ぜひ、来年も開催していただきたい！

また、「西武本川越PePe-ペペ」では「西武本川越PePeストリートピアノ」が開催中です。

こちらの「ストピ」では西武本川越ペペの地下1階の広間にピアノが設置されています。西武本川越ペペは西武新宿線・本川越駅と直結しているので、こちらは雨の日でも駅から傘をささないでピアノに辿り着くことができます。もちろん演奏も天気に左右されることはありません。特にピアノの腕に覚えがある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

【イベント情報】

イベント名／本川越PePeストリートピアノ
会場／西武本川越PePe-ペペB1 ペペプラザ
開催期間＆日時／2022年3月22日～4月30日
演奏可能時間／10:00～18:00

みんなの等身大の演奏を楽しめるのが「ストピ」です！

音楽とともにある生活、「ストピ」は本当に素敵なイベントです。私たちユーザー目線でいうと、基本的にはピアノを演奏するのも、ふと立ち止まってピアノを聴くのも無料……。では、いったい、誰がどのような意図で主催しているのでしょうか。

イベントの案内をチェックすると、「KOEDO寺ピアノ」の主催は会場でもある蓮馨寺となっています。一方、「川越ストリートピアノin中院」は会場の中院と「人まちピアノ」の共催です。人まちピアノ……。どのような団体なのでしょうか。

ずっと気になっていたところ、運よく、「川越ストリートピアノin中院」の会場で「人まちピアノ」の会長である岡本さんとお会いすることができました。ここからは、そのお話を中心にお届けします。

「人まちピアノ」とはどのような団体なのでしょうか。

岡本さん「ストリーピアノの開催を活動中心に、人とまちを繋いで地域の活性化への貢献を目指す団体です。音楽好きの有志が集まっていて、基本的にはボランティアでの活動となっています」

なるほど。きっと運営は何かと大変でしょう。岡本さんの「ストピ」への想いは？

岡本さん「もともとは音楽をもっと身近に、まちに音楽が溢れる空間づくりを……とはじめた活動です。私自身、音楽教室を運営していますが、楽器を習うことや演奏することには様々なハードルがあると感じていました。その一方で、音楽の持つ力の素晴らしさはコロナ禍において、より顕著になったと思っています。音楽は心の健康に役立つと……。ストピは弾く人も、聴く人も、誰でも主体的に参加することができ、たくさんの人を元気にしてくれます。音楽がある空間が文化の発展に繋がると信じていますし、一人でも多くの人にそのような体験をしていただくことができたのなら、これほどうれしいことはありません」

確かに楽器がほしくても入手できないケースはありますし、音の出せる環境も限られています。

岡本さん「ぜひ、ストピを活用していただきたい！　川越では私たちだけではなく、いろいろな方々が精力的にストピの活動をしています。設置場所が増え、音楽が身近に聞こえるまちになりつつあるといえるでしょう。市外や県外からも多くの方が遊びに来てくれるようになったと実感しています」

私も弾きたいと思うのですが、腕前に自信がなくて恥ずかしくて……。

岡本さん「ストピは演奏に自信がある人だけのものではありません。どなたでも楽しんでいただけるものです！　弾くのも聴くのも無料で、皆様の等身大の演奏が楽しめるのもストピの魅力だと思います。ぜひ、気軽にお楽しみを！」