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【福岡市】笑顔が戻った! 初夏の風物詩「博多どんたく港まつり」が4年ぶりに通常開催。初日の様子は?

hideko地域ニュースサイト号外NETライター(福岡市)

人見知りだけど人が好き♪ 福岡市の街や人、美味しい物が大好きなhidekoです!

福岡の三大祭りのひとつで、ゴールデンウィーク期間中、日本で一番人が集まると言われている「博多どんたく港まつり」。
新型コロナウイルス感染症の影響で中止や規模を縮小しての開催になっていましたが、今年(2023年)は4年ぶりの通常開催となりました。

「博多どんたく」とは?

「博多どんたく港まつり」は、今から約840年前の治承3年(1179年)に始まったとされる伝統的な民俗行事「博多松囃子」が起源とされています。
長い歴史と沢山の方々の知恵と努力で受け継がれ、昭和37年(1962年)に市民総参加の「福岡市民の祭り」となりました。
個性あふれる多彩などんたく隊が明治通りをパレードしたり、市内各所に設置された演舞台でパフォーマンスを披露します。

笑顔が戻った! 「博多どんたく港まつり 2023」

4年ぶりの通常開催となった博多どんたくの様子が知りたくなり、5月3日の正午頃、JR博多駅へ行ってきました。

JR博多駅 博多口駅前広場にある博多駅前本舞台では、航空自衛隊西部航空音楽隊が行われていました。
会場内やその周辺には足の踏み場もないくらい人がいっぱい! 上を見上げるとJRシティ博多とKITE博多を結ぶ連絡通路(2階)にも大勢の方が見物されていました!

様々などんたく隊がステージを盛り上げてくれています♪ 本日(5月4日)は総踊り・紅白餅まきも開催されたようですよ!

筆者はJR博多駅からパレードが行われる明治通りへ向かいました。

キャナルシティ博多や櫛田神社の前を通っていると、しゃもじを持った方やつい、ぷっ! と笑ってしまうにわか面を被った方、コントラバスなど大きな楽器を持って移動しているどんたく隊に遭遇しました!

櫛田神社の近くにある「博多町家」ふるさと館の前では、

博多町人文化連盟の方々による歌と踊りが行われていました。

博多どんたくといえば…博多どんたくの歌「ぼんち可愛いや」(どんたく囃子)
後日、福岡市のHPで調べたところ、もともとは江戸のしりとり唄と言われていて、明治時代の博多商人・河原田平兵衛(かわはらだへいべい)さんが博多風にアレンジしたんだとか。

「ぼんちかわいやねんえしな~♪品川女郎衆は十匁、十匁の鉄砲玉、玉屋がかわい、スッポンポン~♪」と手拍子をしながら口ずさんじゃいました♪

パレードのスタート地点、明治通りの福岡東京海上日動ビル付近へ行くと、沿道に人が集まっていました。

13時過ぎから始まったパレード。

パレードの先頭は、傘鉾に先導されて御神馬に乗った三福神(福神、恵比須、大黒)

2020年3月、国の重要無形民俗文化財に指定された、博多松囃子(はかたまつばやし)は福神流、恵比須流、大黒流の3福神と稚児流の4流で構成されているそうで、3福神は、それぞれ馬に乗り、子どもたちが太鼓を叩いて言立て(いいたて)を唄い、大人たちが笠鉾を立ててこれに続きます。稚児は、天冠をかぶり舞衣に緋のはかまをはいた少女たちと鼓や太鼓を叩く男の子に大人たちが付き添って言立てを唄いながら町中を回るそうです。

三福神と一緒に歩いていた方から鯉のぼりがついた笹を頂きました♪ 嬉しい♪

スタート地点から天神方面へ歩いてみました。博多座や一蘭 本店の前など天神方面へ歩いていくと見物客がどんどん増え、西大橋付近は移動するのが難しいくらい大勢の見物客でいっぱいでした。

パレードには子供から大人まで大勢の方々が参加されていて、沿道からは沢山の拍手が沸き起こっていました!

メディアの情報によると5月3、4両日ともに好天に恵まれたこともあって、人出は延べ約210万人(主催者発表)に達したそうです! フィナーレの「総おどり」では沿道の見物客も参加し、「博多祝い唄(祝いめでた)」の歌と「博多手一本」で締めくくったそうです!
初夏の風物詩「博多どんたく港まつり」。新型コロナ以前の状況に戻って本当に良かったです! 来年の開催が楽しみです!!

●博多どんたく港まつり 2023●
※博多どんたく港まつりのウェブサイトはこちら

地域ニュースサイト号外NETライター(福岡市)

趣味の食べ歩きとドライブが高じて、地域ニュースサイト「号外NET」で福岡市博多区のライターをしています。アジアとの玄関口として、日々目まぐるしく発展・変化している福岡市。福岡市に住んでいる方はもちろん、観光に来た方などがあっ!と驚く!!気になる!!情報を主婦目線でどんどん伝えていきます♪よろしくお願いします。

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