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【調布市】京王多摩川に豆腐の自動販売機が登場! 稲城の老舗「利兵衛庵」のアイラブトーフステーション

比嘉麻友トラベルエディター(調布市)

だしの自動販売機や餃子の自動販売機、ホルモンの自動販売機、ラーメンの自動販売機など、調布市内にはさまざまな自動販売機が登場していますが、2021年12月20日に登場して注目を集めているのが、「利兵衛庵」のお豆腐の自動販売機、アイラブトーフステーションです。

この自動販売機があるのは、京王多摩川駅からすぐの住宅街です。駅の北側にある香港屋台市場とオリジン弁当の間の道を少し入ったところにあります。

この自動販売機を運営するのは、東京都稲城市にある有限会社須黒食品です。「とうふ処 利兵衛庵」は、須黒食品の直売店で、JR南武線矢野口駅の近く川崎街道沿いにあります。

利兵衛庵の自動販売機アイラブトーフステーションは現在3つ設置されているそうで、そのうち2つは稲城市にあります。京王多摩川駅前にあるのは2号店だそうです。

豆腐は9割近くを水分が占めるため、水のおいしさが豆腐のおいしさを左右するそう。そこで、須黒食品の初代社長の須黒利兵衛さんが良質な水を探した結果、稲城で多摩川水系の豊かな天然水に出会い、昭和7年に豆腐工房を開いたそうです。

それから約90年にわたって、須黒食品は地下から組み上げた天然水と天然にがりを使って、消泡剤は使わずに、国産大豆のおいしさを活かしたお豆腐を作り続けているそうです。

自動販売機には、絹豆腐、木綿豆腐のほか、ゆばや豆乳、おから、油揚げ、絹生揚げ、がんもなど全部で10種類が販売されています。一番人気という「まめたまとうふ」(3個セットで200円)を買ってみました。

卵の形をしたころんとしたサイズ感です。大豆の味が感じられるおいしいお豆腐でした。ふんわりやわらかくて、とろける食感でおいしかったです。黒蜜ときなこをかけてデザート風に食べてもおいしいそうです。

須黒食品は年末は30日からお正月休みで、自動販売機の商品は年内は29日の投入が最後で、売り切れ次第終了とのことです。新年は4日お昼頃から投入予定とのことです。お正月休みの品切れにはご注意ください。

トラベルエディター(調布市)

「地球の歩き方」元編集者。現在はウェブ媒体を中心に、おすすめの旅行・おでかけスポットを紹介するエディターとして活動しています。地元調布の魅力を伝えるため、調布周辺のグルメ情報や散歩写真をインスタアカウント(@chofulunch, @chofusanpo)でも発信中。

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