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【調布市】1日1組限定ディナーも! 魚食を通じて生産者と消費者をつなげる「サカナノミライ」

比嘉麻友トラベルエディター(調布市)

深大にぎわいの里(旧武蔵野市場)の一角に現れたブルーの壁が目を引くお店。何だろう?と気になっていた人も多いのではないでしょうか?

ここは、今年3月26日にオープンした「サカナノミライ」です。魚のお惣菜テイクアウトとイートインのお店ということで、早速お惣菜を買いに訪れてみました。

魚のイラストの描かれたドアを開けると、オーナーの魚谷浩さんが笑顔で迎えてくれました。

ショーケースにはカキフライなどのおなじみのお惣菜のほか、ミンクくじらのロースト、サメフライ、スケソウダラの麻婆豆腐といった珍しいお惣菜もありました。

これらのお惣菜は日替わりで、全国各地の信頼できる漁師さんから直接仕入れた季節の魚介を使って調理しているそうです。よく見ると、ショーケースには「相馬産ヒラメ」、「荻浜産カキフライ」のように産地も書かれています。

テイクアウトとイートインのメニューは、白米と汁物にお惣菜がついて、お惣菜が1品の場合は500円、2品で750円、3品で1000円となっています(税抜き価格)。また、お惣菜は単品で購入も可能です。

店内にはイートインスペースもあります。夜は1日1組(2〜6名)限定でディナーの予約も受け付けるそう。お子さん連れでも気兼ねなく食事が楽しめそうです!(コース料理で、メニューは予算や好みに合わせて調整可能とのこと。)

相馬産の赤メバルの煮付けがとてもおいしそうだったので、今回はこちらを買ってみました。

オーナーの魚谷さんは、以前は中野で「宮城漁師酒場 魚谷屋」という居酒屋を営んでいましたが、コロナの影響で2021年3月に閉店したそうです。

東日本大震災後に宮城県・石巻でのボランティア経験を通じて地元の漁師産と出会い、魚のおいしさやトレーサビリティを次の世代へ伝えていきたいとの思いを強めたことから、この場所で「サカナノミライ」のオープンを決めたそうです。

生産者と消費者とをつなぐ場所としての思い、そして「魚の未来」への思いが「サカナノミライ」という名前に込められています。

お惣菜の横で気になった「ワカメケーキ」も購入してみました。甘さ控えめの健康的なケーキです。

パッと見はワカメが入っているとはわからないですね。葉緑素がたっぷりで、きれいな緑色をしています。食べてみると、わかめの粒が感じられました。ヘルシーでおいしかったです。

「サカナノミライ」は、お惣菜販売とレストラン営業のほか、今後は漁港の生産者から直接仕入れた加工品を販売したり、子どもたちを対象とした海や環境にまつわるワークショップを実施する計画もあるそうです。お店のSNSをチェックしてみてくださいね。

【詳細情報】
名称:サカナノミライ
住所:東京都調布市深大寺元町1-11
営業時間:金〜火曜日11:00〜18:00(イートインは15:00まで)
定休日:水・木曜日
サカナノミライ 公式 Twitter(外部リンク)
サカナノミライ 公式 Instagram(外部リンク)
サカナノミライ 公式 Facebook(外部リンク)

トラベルエディター(調布市)

「地球の歩き方」元編集者。現在はウェブ媒体を中心に、おすすめの旅行・おでかけスポットを紹介するエディターとして活動しています。地元調布の魅力を伝えるため、調布周辺のグルメ情報や散歩写真をインスタアカウント(@chofulunch, @chofusanpo)でも発信中。

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