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「仕事に行きたくない」会社に行くのが憂鬱なときのがんばりすぎない対処法

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

「休み明け、仕事がスタートしたけど、どうもやる気が出ない。」
「仕事に行きたくない。家にいたい。」

この時期、仕事に行くのが面倒に感じている人が多いかもしれません。
誰しも、朝、起きたときに「仕事に行くの嫌だなぁ」と思うことがありますね。
こんなとき、無理に気合を入れるのは逆効果。無理に上げたモチベーションは、下がるのも早いのです。
そこでこの記事では、仕事に行くのが憂鬱なときの、がんばりすぎなず無理のない対処法をご紹介します。

ベッドから起き上がりたくないときは

「目覚めたけど、ベッドから起き上がりたくない」

そんなときは「〇時〇分まではこのままでOK」と、自分に許可を出してしまいましょう。
ただし、二度寝はしないこと。二度寝をすると、余計に起きるのが辛くなるからです。

お勧めは、お気に入りのサイトを決めておいて、朝イチでそれをチェックすることです。
明るい話題を提供しているサイトや、憧れの人のブログなど、前向きな気持ちになるものにしてください。
時間とともに「この記事を読んだら起きる」と区切りを決めてもいいかもしれません。

起きたらすぐに、太陽光を浴びる

起きたらまず、ベランダに出るなどして、太陽光を浴びましょう。
朝日を浴びると、睡眠をつかさどるホルモン「メラトニン」が分泌され、体内の24時間リズムが整うことがわかっています。
気持ちもリセットされるので、憂鬱なときは、まずは朝日を浴びる、と決めてみてください。

ベランダや窓辺に鉢植えを置くのもお勧め。水やりをすることがルーティンになるので、自然と朝日を浴びることが習慣になります。お花やグリーンの成長ぶりを日々見ることで、気持ちも和みます。

新しい洋服や、お気に入りの洋服を着ていく

仕事に行くのが憂鬱なときは、新しい洋服や、お気に入りの洋服を着てゆきましょう。
「あの服を着たい。着るために仕事に行こう」と、思えるような、本当に好きな洋服がいいですね。

女性であれば、新しいメイク用品、例えば新色のアイシャドーをつけたり、ファンデを変えるのもいいかもしれません。
外見に自信がつくと、行動力も上がります。

今日は「淡々と仕事をする」と決める

仕事に行きたくないときは「今日はがんばらず、淡々と仕事をする」と決めてしまいましょう。気合を入れたり、がんばろうとすると、余計に疲れるものです。
「やる気のない自分もOK」と受け入れて、必要な業務だけを淡々とこなすのも、大いにありです。

残業はしない、トイレタイㇺをいつもよりも少しのんびり過ごすなど、周囲に迷惑をかけない程度に、省エネで仕事をしましょう。

自分をご機嫌にする、楽しみを作っておく

仕事に行くのが憂鬱なときは、自分をご機嫌にする楽しみを作っておきましょう。
例えば、ランチをいつもよりもちょっと豪勢にする、好きなおやつを持っていく、タンブラーにハーブティを持っていく、帰りにお買い物すると決める、等々。
心地よくなること、自分へのご褒美になることなど、楽しみを作っておけば、気分転換になります。

私自身は、ハードな仕事のときには、手作りのお弁当を持参しています。
お気に入りのマグカップとインスタントのスープも合わせて持っていき、好きなものを心地よくいただける時間が楽しみで、そのためにがんばろうとも思えます。

以上、仕事に行きたくないときの、がんばらない対処法をご紹介しました。
やる気が出ないときは、無理しないことがいちばんです。
自分に優しく、自然にできる対処法を取り入れてみてくださいね。

マナー・コミュニケーション研修講師
樋口智香子

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせた独自のプログラムにより、セミナー・研修を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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