まだまだ寒い日が続いていますが、ふと景色を見渡すと春の訪れをあちこちで感じるようになってきました。春が待ち遠しいあゆ姫です。今回は、近所のお宅の庭にある梅の木の梅の花が、とても綺麗に咲いていたので、熊本市内の梅の名所の様子が気になり、開花状況を見に行ってきました。

今回訪問したスポットは、熊本市西区谷尾崎町にある梅の名所です。

『谷尾崎梅林公園』

この谷尾崎梅林公園は、加藤清正が熊本藩主の時代に、戦のために蓄えておく軍用の梅が栽培されていたと言われていて、現在は約300本もの梅の木があります。

現在『北岡自然公園』とされている細川家菩提寺、妙解寺(みょうげじ)の別院、臨済宗の谷隠軒(こくいんけん)があった、寺城跡でもあります。

数日前に訪問した際の、梅の花の状況は一部の木では、可愛い花を見ることができましたが、まだ蕾の木が多い状態でした。

私の中でも、少し早いかな？と思いつつの訪問でしたが、やはり春が待ち遠しい気持ちが焦り、ちょっと見に行くのが早すぎてしまった様子です。

例年2月中旬から下旬頃、春の訪れを感じる綺麗な景色に変化するので、今年も来週以降は、もっと綺麗な景色になっていく頃ではないでしょうか。

谷尾崎梅林公園には、色々な種類の梅の木があり、毎年濃い紅色の花、ピンクの花、白い花とさまざまな梅の花を観賞することができます。

園内には、複数のベンチが設置されています。天気が良い日に、お弁当などを持参してゆっくりとお花見を楽しむ時間も良いですね。(まだまだ寒い時期ではあります。防寒対策はお忘れなく。)

また少し山手の方には、大きな石があります。

この石は、宮本武蔵が五輪の書を書く前に、座禅を組んだと言われている座禅石です。

園内には『宮本武蔵ゆかりの座禅石』という案内板が、数カ所に設置されているので、わかりやすいです。

現在は登りやすく整備されていて、綺麗な梅林を一望することができるスポットになっていますが、以前はこの座禅石、竹林の中にあり周辺は薄暗く、大変静かだったため私の中では、少し怖さすら感じていました。

宮本武蔵は、この大きな石の上で何を考え、何を想っていたのでしょうか。私は、歴史を感じる場所へ行くと、そんなことを考える時間も楽しみの１つです。

今回の訪問は、梅の花の時期としては少し早かったですが、静かな場所をゆっくりと散策でき、のんびりとした良い時間を過ごすことができました。

例年2月下旬から3月上旬頃に開催されている、梅まつりは去年に続きコロナ感染拡大防止のため、開催されないとのことですが、梅の木は情勢に関係なく、綺麗な花を咲かせてくれます。

たくさんの蕾が、大きく膨らみ出番を待っていました。

綺麗な花を見るゆっくりとした時間は、とても穏やかな気持ちになります。

梅の花が咲く頃に、歴史ある場所へ足を運んでみてはいかがですか。

私も、また再訪問してみたいと思います。